特集・連載
ニッポン人の足に合わせた米顔靴!
お値打ちモノgram 作り手の思いが詰まることで生まれた、価格以上の価値があるもの、つまり「お値打ちモノ」。ここでは編集部が足と口コミで見つけてきた「お値打ちモノ」の数々をシェアします! この記事は特集・連載「お値打ちモノgram」#19です。
ニッポン人の足に合わせた米顔靴!
ウィールローブの
モックトウ
昨季デビューの日本ブランド。アメリカ靴に端を発する普遍的なデザインと木型=履き心地にこだわりつつ、熟練職人が妥協のない生産を行っている。レザーソール+ラバー。グッドイヤーウェルト製法。4万円。
アメリカ×浅草、これある意味で最強!
靴好きはメイド・イン・○○の“○○”を、国だけにとどまらず都市・地域にまでこだわります。たとえば英国のノーサンプトン。
さて、日本で革靴といえば実は浅草界隈によい製靴工房が多いというのは通の間ではよく知られた事実。当然職人のレベルもピカイチで、この界隈で生産される靴はひとつのブランドといえましょう。ステッチが丁寧で、仕事が細かい。
ですがこの「ウィールローブ」が真にエラいのは、みんな大好きなアメリカ靴的“ぽってりフォルム”に仕上げているところ。熟練職人の技のため、フォルムの再現性も実にしっかりと“アメリカ”しています。いうなればアメ草靴。そのうえでヒールキャップにはキャッツポー、アッパーはホーウィン社クロムエクセルレザーとこだわりの米国資材を惜しみなく装備。してプライスは4万円ときた~っ!
10万円クラスの高級米国靴代わり、あるいはデイリーな2足目として世の靴好きが狙い始めているというのも、大いに納得なのです。
♯どんなパンツにもバッチリ合う
アメリカ靴を意識した全体的に丸みのあるフォルム。オールデンやレッド・ウィングを思い描いていただくといいかと。ということはデニムはもちろん、ミリタリーチノやグレーパンツなど男のベーシックボトムスとはよく合う。何しろアメカジ好きなもので!
♯色バリ4色!
信頼のメイド・イン・東京
靴・鞄・革小物の工場が多数集まる浅草にて立ち上がったブランド。裁断、縫製、吊り込み、底付けetc.の製靴工程はすべて東京の職人が行い、それゆえ仕上がりは極めて美しい。
木型は2型
コレクションはこの2型。右の♯314は1940年代の米ネイビーのサービスシューズをベースに、日本人向けに改良した木型のプレーントウ。♯1228はDウィズでノーズが短め。さらにヒール部小さめのUチップだ。各4万円。
レザーソールにラバーを貼っており使い勝手は高い。キャッツポーのラバーヒールキャップといえば米国ワークブーツに使われていた垂涎品。
浅草の職人さんはボクらの足のことをホンとよくわかってくれてて。たとえば靴の履き口。日本人のくるぶし位置に合わせて深くえぐれているから、履き口が当たらないんです。デイリーに使うならこういうとこ大事でしょ!
♯安くてイイ靴 ♯アメリカ顔 ♯メイド・イン・ジャパン
(問)トライ・アップ
TEL.03-5824-3190
URL.http://www.wheelrobe.com/
※表示価格は税抜き