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HISTORY

その歴史を紐解けば、氷運搬用の生活道具として普及し、のちに買い物&育児用の主婦バッグへと変容。次第にファッションアイテムへ進化したことがわかる。今回は、そんな歴史から新た“発見”した意外な エピソードや、エポックメイキングな傑作を紹介しつつ、いまや男のファッションに欠かすことのできないトートバッグの全容を探っていこう。

トートのルーツとされるエル・エル・ビーンの「ビーンズ・アイス・キャリア」の雰囲気を色濃く残す「ソリッド・カラー・ボート・アンド・トート オープントップ」。5620円。 問エル・エル・ビーン カスタマーサービスセンター TEL0120-81-2200 右下の写真は米・メーン州で の氷の切り出しの様子。

冷蔵庫の普及でトートバッグはファッション鞄になった

定番アイテムの基礎知識

【トートバッグ】

●2ハンドルで、天マチの開口部が投げ込み式のシンプルな手提げ鞄。 ●近年は天カバー装備や、肩掛け可能なタイプが主流になりつつある。

 英語で「TOTE」とは「運ぶ」の意味だが、トートバッグの事始めは不明。2ハンドルの手提げ鞄がトートなら、太古からあったはずだからだ。しかし、今日イメージされるトートの原型はエル・エル・ビーンが1944年に発売した「ビーンズ・アイス・キャリア」だろう。当時、米国の一般家庭では湖などから切り出された氷を買い、自宅のアイスチェストに入れて使用。水が染み出しにくい厚手キャンバスの“アイス・キャリア”は、その運搬用として爆発的にヒットした。やがて冷蔵庫の普及でその役目は終わるが、2色使いのファッショナブルで多目的な「ボート・アンド・トート(通称“ビーン・トート”)」に転生。これが世界中で人気となり、今日のトートの普及を導いた。 現在、多種多様に進化したトートだが、とりわけ男子がこれらを好んで使っているのは、疑いなく日本である。

写真/大嶽恵一 文/山田純貴 スタイリング/佐々木 誠 イラスト/植竹マッカーサー 写真・取材協力/エル・エル・ビーンインターナショナル サニーサイドアップ 本記事に掲載されている商品の価格や問い合わせ先、仕様などの情報は、原則として雑誌Beginの連載に掲載された当時の情報となり、現在の仕様や価格、情報とは異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

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