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時計と春のクリーンスタイルとの関係とは? 「男と女の通称“ミニミニツナ缶”談議」

セイコーの外胴プロテクター付きの本格ダイバーズ(通称ツナ缶)を街中仕様にしたのが“ミニツナ缶”ですが、昨冬それを一層コンパクトかつスリムにアレンジしたモデルが登場したこと、皆さんご存じですよね? 今回取り上げるのはこの“ミニミニツナ缶”の新色。全身モノトーンで仕上げた、じつにセンスフルな3モデルが追加されたんです。今回ご登場の2人の服飾業界人も「春スタイルとの相性抜群!」と声を揃えて太鼓判。具体的にどこがどう春スタイルに効くのか? それぞれの推奨コーデを交えつつ、語り合っていただきました。

ユナイト ナイン
プレス大桃祥弘さん
某アパレルの販売スタッフを経て、2013年にレミ レリーフ、ニューズレス、キャル オー ライン、ロイヤルネイビーなど国内外の人気ファッションブランドのPRを行うユナイト ナインに入社。非常にオシャレな方で、たびたびメンズ雑誌でその着こなしが紹介される。趣味はサーフィンとサバゲー。
スタイリスト梶谷早織さん
女性には珍しく、ずっとメンズ畑で活躍してきた売れっ子。ドレスからカジュアルまで守備範囲は広く、そのスタイリングセンスには業界でも信奉者多数。サーフィン好きなご主人&息子さん(3歳)と海に行くことが多く、セイコーの古いボーイズサイズのダイバーズを愛用。
大桃:
じつは僕、話題の“ミニミニツナ缶”の実機を見るのは今日が初めてなんですが……、やっぱりいいですね、このサイズ感。ゴツくて大きい従来のダイバーズのイメージを完璧に覆していますよ。男は誰しもダイバーズに憧れを抱いていると思うんですが、僕のように手首が細いと時計だけが妙に目立ってしまうことも。その点このモデルならサラリと着けられます。
梶谷:
ミニミニツナ缶のシリーズって、200m防水というだけでなく、ソーラー駆動なんですよね。最近お洒落な人の間で小ぶりの時計が注目されているけど、こういう高機能ダイバーズで小ぶりなものってなかなかないかも。着け心地が軽いのも嬉しいし、早くも高い人気というのも頷けるわ。
大桃:
しかも今回登場した3タイプの新色がこれまたいい感じ。
梶谷:
それぞれブラック、ホワイト、グレーのモノトーンでまとめたことで、とってもシックな雰囲気なのよね。ちなみにブラックやホワイト基調の時計はありがちだけど、グレーってあまりないんじゃないかしら?
大桃:
セイコーも攻めますよね(笑)。今日は僕と梶谷さんでミニミニツナ缶に合う春スタイルを提案するというお題ですが、僕のスタイリングではこのグレーモデルを使ってみますね。




ニューズレスのサファリジャケット 3万8000円、同パンツ 2万1000円、レミ レリーフのリネンフラップシャツ 2万2800円。以上(問)ユナイト ナイン ☎︎03-5464-9976
梶谷:
大桃さんのスタイリング、なるほど、こう来たかという感じ(笑)。淡いベージュのトーン・オン・トーンが、これからの季節に相応しい軽やかさや爽やかさを演出してますね。
大桃:
全部ウチで扱ってるアイテムでまとめてしまいました(笑)。グレーの時計だから黒×白のモノトーンルックとしてもいいかなと思いましたが、今季はこういうナチュラルなカラーが注目されているので……。この時計のグレーは若干明るめの色調ですし、こういうコーデに馴染みながら優しくアクセントをつけてくれるんじゃないかと。
梶谷:
確かに。光沢を抑えたマットなグレーというところも、合わせた服の素材感とマッチしてますね。あとジャケットがトレンドのゆったりシルエットというところもいいな。個人的に、小ぶりの時計とオーバーサイズの服は相性がいいと思うから。
大桃:
あ、そこはボクも同感。よりリラックス感が高まると言いますか、なんかキメすぎない感じがいいんですよね。
梶谷:
上の全身コーデだと足元が写っていないけれど、合わせるとしたらどんな靴にします?
大桃:
白いスニーカーもいいけれど、黒の革靴なんかもいいのでは? ちょっとポッテリした木型のもので。
梶谷:
私もたぶんそうする。袖口のグレーの時計とリンクして全身がシックに締まり、より大人っぽい雰囲気になると思うから。気が合いますね(笑)。
大桃:
光栄です(笑)。じゃあ次は梶谷さんのスタイリング提案に行きましょうか。



ニューズレスのコート 3万円、レミ レリーフのリネンニット 1万6800円。以上(問)ユナイト ナイン ☎03-5464-9976 ニートのパンツ 2万8000円。 (問)にしのや ☎03-6452-6934 ブルーオーバーのスニーカー 2万1000円。 (問)ストラクト ☎06-6447-6030
大桃:
梶谷さんは、白のミニミニツナ缶を選んだんですね。
梶谷:
じつは私、今回の3色の中でこのモデルがとくに好きかも。一番アクセサリー的に使える気がするから。
大桃:
淡いオリーブ色のフーデッドコートにグレーのインナー、そしてパンツは白と、梶谷さんのコーデも優しいカラートーンでまとめていますね。
梶谷:
トレンドのナチュラルカラーをコートで取り入れつつ、春らしく軽やかに仕上げてみました。こういう色目のコートは男っぽくも着られますが、白パンや白いミニミニツナ缶のおかげでクリーンにまとまったかなと。
大桃:
ダイバーズと足元のスニーカーの相乗効果で、ちょっとスポーティな雰囲気を醸しているのもいいな。
梶谷:
スポーツMIXな着こなしは、今季も引き続きトレンドですからね。
大桃:
スポーツMIXって、ともすると子供っぽく見えてしまうのに、しっかり大人っぽさをキープしています。
梶谷:
それはパンツにちゃんとクリースが入っているからかも。シックに見せたいときは、こういうちょっとしたポイントが大切なんですよね。もちろんこのコーデの場合、袖口のダイバーズがエレガントな白というのも利いているんじゃないかしら。

ぐっとコンパクトでスリムなサイズとなっても、伝統の外胴プロテクターはそのまま。本格ダイバーズ並みの200m防水性能もしっかり実現している。

一部を蛇腹のようなデザインとし、ストレッチ性をもたせたストラップもセイコーダイバーズの伝統ディテール。じつはこれ、水圧でウェットスーツが収縮した場合に時計の脱落を防ぐための工夫なのだ。

ブラックモデルとグレーモデルは、尾錠まで文字盤のカラーと合わせた色にコーティング。こういう芸の細かさが時計の高級感を高めるポイントに。
大桃:
こうしてお互いのスタイリングをチェックしてみると、ミニミニツナ缶と今どきのファッションとの親和性の高さが改めてわかりますね。
梶谷:
とくに今回紹介した3本はどれもシックな色合いだから、春スタイルをクリーンに仕上げたいときに重宝。ちょっとポップなニュアンスがあるところも、どんどん装いが軽快になっていくこれからの季節にぴったり。
大桃:
それでいて細部をよく見ると、外胴プロテクター構造をはじめ、セイコーダイバーズの伝統である骨太なディテールをきちんと引き継いでいるのがすごい。単なるファッションウォッチと違って、男ゴコロをくすぐるんですよね。ボクはサーフィンが趣味なので、本気で欲しいなぁ。
梶谷:
ウチの旦那もサーファーなのよ。プレゼントしてあげようかな。
大桃:
それで自分もちゃっかり使うと?
梶谷:
あれ、バレちゃいました?(笑)




“ミニツナ缶”より約3㎜もサイズダウンを敢行し、フィット感とファッション性能がさらに向上した“ミニミニツナ缶”。こちらは文字盤&シリコンストラップをホワイトで統一し、よりピュアなイメージを高めた新作。グレーカラーの外胴プロテクターとのコントラストもじつにエレガントな感じ。「STBR021」。200m空気潜水用防水。ソーラー。径42.7㎜。厚さ11.5㎜。ステンレスケース(プロテクター部は強化プラスチック)。シリコンストラップ。4万円。
こちらは文字盤&シリコンストラップをグレーとしたタイプ。ダイバーズではなかなか見ないシックなカラーリングだ。ケース、ベゼル、外胴プロテクターはマットなブラックで引き締め、ほんのりミリタリーテイストを感じさせるのもいい。「STBR023」。200m空気潜水用防水。ソーラー。径42.7㎜。厚さ11.5㎜。ステンレスケース(プロテクター部は強化プラスチック)。シリコンストラップ。4万5000円。


先に黒文字盤×黒ベゼルは登場しているが、こちらはケースまで黒で統一したモデル。ミニミニツナ缶のラインナップの中で、一番硬派かつクールな佇まいだ。「STBR025」。200m空気潜水用防水。ソーラー。径42.7㎜。厚さ11.5㎜。ステンレスケース(プロテクター部は強化プラスチック)。シリコンストラップ。4万5000円。
※表示価格は税抜きです。
(問)セイコーウオッチお客様相談室
TEL:0120-061-012
TEL:0120-061-012
写真/植野 淳 文/吉田 巌(十万馬力) スタイリング/梶谷早織 ヘアメイク/北村達彦