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これからロードバイクなどスポーツタイプの自転車に乗り始めようという人に、ぜひ知っておいてもらいたいのがPep cycles(ペップサイクルズ)というブランドです。耳慣れない名前かもしれませんが、それもそのはず。ペップサイクルズは生まれたばかりの国産ブランドですが、ユーザーのニーズを的確に捉えたコンセプトと、確かな製品作りで自転車乗りの注目を集めている新興メーカーなのです。

生まれたばかりのブランドなので、ラインナップはまだ1種類。ただ、この「NS-D1」というモデルが、これから自転車に乗り始めようというエントリーユーザーにはもちろん、複数台の自転車を乗り継いでいるようなベテランライダーまでおすすめできる完成度に仕上がっています。

NS-D1

写真のスタンダード仕様で9万2000円。

「NS-D1」のコンセプトは、ずばり“長く乗れること”。そのため非常にシンプルなパーツ構成となっています。ハンドルは一般的なロードバイクと同じドロップハンドルですが、ギアは複雑な変速機構を廃したシングルスピード。チェーン脱落などのトラブルを心配する必要がありません。前後ともに多くの変速ギアを装備したロードバイクと比べると物足りなく感じてしまう人もいるかもしれませんが、急な山道を登るようなツーリングに使用するのでなければ実は十分な仕様。筆者もシングルスピードの自転車を複数台持っていますが、不足を感じたことはありません。それよりも、余計なトラブルの心配がなく、ダイレクトにペダルを踏んだ分だけ進むフィーリングはとても楽しく、その証拠に世界的に見ると多くのシングルスピードファンが存在するくらいなのです。

 

タイヤ
 
タイヤはマウンテンバイク(MTB)などに採用されることが多い27.5インチ(650Bという呼び方もあります)。ロードバイクの700Cと呼ばれるサイズに比べて径が少しだけ小さくハイスピードで巡航する力はやや劣りますが、その代わりに発進時の漕ぎ出しが軽く、街乗りをメインに使うのであればむしろメリットの大きいサイズです。

 

タイヤ前輪
 
ブレーキはワイヤーで引く機械式のディスクを採用。一般的なリムを挟み込むキャリパーブレーキに比べて制動力が高く、コントロール性もよいので下り坂などでの安心感が大きいのがメリットです。また、降雨の中や濡れた路面を通過しても制動力が大きく変化しないのも美点です。

 

ブレーキ

 

フレームはクロモリと呼ばれる鉄素材で形成されています。カーボンやアルミなどの素材に比べるとやや重くはなりますが、細身なルックスで、路面からの振動を絶妙に吸収してくれるため、長距離乗っても疲れにくいフレームです。「NS-D1」の重量は約11kgとロードバイクと比較すれば軽量ではありませんが、風を受けながら気持ちよく走る醍醐味は十分に味わえる軽さです。

 

フレーム

そして、この自転車のいいところは、カスタマイズが非常に容易になっていること。ツルシの状態ではシングルスピードですが、後から変速ギアを装着することも簡単で、ホイールを交換するだけでサイズをロードバイク並みの700Cにすることもできます。下の写真は、変速ギアを装着し、ホイールを700Cにしたロードバイク仕様のカスタム。乗っているうちに“もう少しスピードを出したい”と感じたら、パーツを交換するだけで対応できるのです。

 

自転車フォルムチェンジ
 
反対に、もっとゆっくり走る街乗り仕様にすることも可能。ハンドルとブレーキレバーを交換すれば、クロスバイクのようにアップライトなライディングポジションにすることも難しくありません。荷物を積むためのキャリアや泥除けなども装着することができるので、使いたいシーンに合わせてセットできます。写真は、そんな街乗り仕様にカスタマイズされた一台。こんな自転車で遊びに出かけるのも素敵です。

 

自転車スケボー
 
その気になれば、MTBのようにオフロードを走れる仕様とすることも。太いタイヤを装着できるフレーム構造となっているので、下の写真のようにオフロード仕様のブロックタイヤを履かせることもできます。このマシンは、実際にオフロードを100km走破するレースに参戦し、見事完走を果たしたもの。それだけハードな使い方をしても、音を上げないタフな構造になっているのです。

 

黄色ハンドル

 

そのほかにも、チャイルドシートを装着し、子どもの送迎用自転車として使うことだって可能です。スポーツ自転車に子どもを乗せようとすると、片脚式のスタンドしか装着できずに、肝心の乗せ降ろしのシーンで不安定になってしまうことがあります。その点、この「NS-D1」は専用のフレームエンドを採用することでママチャリ用の両脚スタンドを取り付けられるようになっているので心配いりません。

 
信頼性が高く、長く乗っても壊れにくいだけでなく、ライフステージや使い方の変化に合わせてカスタマイズできる「NS-D1」。価格は9万2000円と、この品質の自転車としては非常にリーズナブルです。“そんなに飛ばしたいわけではないけど、ちょっとした移動を楽しく快適にしたい”と考えている人には、ちょうどいい選択肢ではないでしょうか? 気になった人はペップサイクルズのWebサイトで販売店をチェックしてみてください。試乗できるイベントも積極的に行っているので、実際に走行フィーリングを確かめてから購入することもできます。

 
Pep cycles公式Webサイト
http://pepcycles.com/

公式Facebookページ
https://www.facebook.com/pepcycles/

公式Instagram
https://www.instagram.com/pepcycles/

 


(取材協力)
鳴木屋輪店
http://narukiya.jp/

※表示価格はすべて税抜き

写真・文/増谷茂樹

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