ほぼダナーライトなのに半額以下の超お値打ちって一体どういうこと?
2万5000円で買えるダナー
名作のツラ構えだけどリーズナブル!
パッと見は定番のダナーライト。でもよ~く見ると何かが違うぞ!? というコチラは、今春登場した新モデルのダナーフィールド。仕様の違いについては下記で検証しますが、なんつっても一番の違いは価格。
兄貴分のダナーライトが5万円台後半なのに対し、本作は驚愕の2万5000円! と半額以下の価格なんですね。USA製かアジア製かという違いはあれど、ダナーのゴアテックスブーツが2万円台で買えるだなんて、純粋に嬉しいじゃあありませんか(泣)!
もちろん、使用素材や生産工程の見直しによってコストダウンを図ったダナーフィールドですから、兄貴分のダナーライトと比べて、わずかながら高級感に差異があるのは当然のこと。
一方で防水透湿性に優れるゴアテックス の使用や、優れた耐摩耗性&グリップ性を誇るビブラム社のクレッターリフトソールの搭載といった、核となる部分は変えず。
インソールにいたっては、クッション性に優れるとともに抗菌機能を持つ“オルソライト”カップインソールを採用するなど、アップデートしている点があるところにも好感が持てます。
ゴアテックスブーツの雄としてのアイデンティティを堅持しつつ、これだけのフレンドリーな価格を実現したダナーの心意気には拍手喝采!
DANNER/ダナーのダナーフィールド
名作ダナーライトをベースに、生産国や素材、工程等を見直し、お値打ち価格を実現した新モデル。兄貴分とクリソツの顔つきだが、ソールもお馴染みのビブラムクレッターリフトを採用。トレッキング性能も兄貴譲りってわけ。ベトナム製。2万5000円(ダナー)
ダナーライトと同様、防水透湿メンブレンのゴアテックス®を内部に使用。水を防ぎながらもムレにくく、快適性も当然バッチリ♪ だ。
検証:ダナーライトとの違いってナニ?
米国製かアジア製か、という生産国の違いだけでなく、よくよく見るとディテールにも細かな差異が。ヘタすりゃ気付かない(!?)兄貴分と弟分、双方の違いを検証しよう。
DANNER LIGHT/ダナーライト
生地部はザラリとしたナイロンで、そこへ合衆国国旗のタグが主張。
紐は2色のトラ紐で、メタルプレートが付く。ライニングは総生地張り。ダナーロゴはヒール背面に刻印される。5万5000円(ダナー)
DANNER FIELD/ダナーフィールド
生地部は艶感のあるナイロン。紐は単色でプレートがなく、アイレットがトップまでハト目というのも異なる点だ。履き口やタン裏はピッグスキンで補強。ロゴはヒール背面でなくサイドに刻印される。2万5000円(ダナー)
※表示価格は税抜き
[ビギン2018年8月号の記事を再構成]
写真/上野 敦(プルミエジュアン) 植野 淳 藤沢徳彦 武蔵俊介 中島里小梨 文/礒村真介 秦 大輔 桐田政隆 黒澤正人 星野勘太郎 宮嶋将良(POW-DER) 名知正登 スタイリング/武内雅英、飯塚 俊(CODE) 佐々木 誠 ヘアメイク/HACHI(Bello)イラスト/ウシオダヒロアキ 田中 斉