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10の機能を持つ服/【COVEROSS】と語るミライ服vol.1

左/100%コットンのTシャツでありながら、吸水拡散に抗花粉、透け軽減、抗菌・防臭に汗じみ軽減といった10の機能を備える「カバロスウィザード」。8800円。 右/消臭や遮熱、吸水拡散といったさまざまな機能に加えて、-15℃を実現する接触冷感を付与。夏に最高のひんやり感をもたらす「カバロスウルトラ・フリーザーTシャツ」。1万1000円。

OpenAIがChatGPTを公開して以降、急に身近な存在となったAI。ナノテクノロジー、コールドフュージョン、タイムトラベル……。先端技術が今、実際のところどこまで進んでいるのか、研究者でもない私たちが知る機会はなかなかない。
一方、私たちが毎日着ている「服」も、最近ずいぶん進化しているような気もするが、相変わらず夏は暑く、冬も外へ出たくない。洗濯も面倒だ。しかし、もう少しすると35℃の真夏でも快適にゴルフができて、氷点下でも外出がしたくなる、しかも洗濯不要! そんな服が当たり前になるかもしれない。
そんな“新しい当たり前”を作らんとするブランドが、機能服のテクノロジーを日々前に進め、ファッションだけでなく産業界や行政からも話題を集めている「COVEROSS®(カバロス)」。我々の「衣」がこの先どこに向かって、今はどこまで来ているのか? Beginは密着取材を通してカバロスに聞いてみることにした。

密着取材するのは……

hap 代表取締役社長 鈴木 素さん

繊維商社に7年間勤めた後、2006年に「hap(ハップ)」を設立。アパレル製品のOEM等を手掛けながら、世界初の快適多機能素材「COVEROSS®(カバロス)」シリーズを開発する。2023年1月には、さまざまな機能性をカスタマイズしながら付与・除去できる後加工技術を駆使した「カバロスのサーキュラーファッション」が第11回技術経営・イノベーション対象【内閣総理大臣賞】を受賞。座右の銘に「一日一生」。

化学の力がかつてない快適をもたらす!
猛暑を席捲した機能服、カバロス

年間の猛暑日(日最高気温35℃以上)日数が、群馬県桐生市で46日と日本の歴代最多記録を観測。ほか、さまざまな地点で過去最高を記録した2023年──。モノが売れないとされるこの時代に、某クラウドファウンディングサイトで応援購入総額4000万円を超えて完売するという快挙をなした製品があった。「COVEROSS®(カバロス)」の「カバロスウルトラ・フリーザーブランケット」。二の矢として放った「カバロスウルトラ・フリーザーTシャツ」も、用意した570セットが初日で完売、すぐさま追加販売が決まったというから特大のヒットである。

反響の由縁は、さまざまな技術を複合的に駆使して実現したかつてない冷感にある。従来の冷感素材は、触れた瞬間はひんやり感じてもそれが持続しないという弱点があったのだが、「カバロスウルトラ・フリーザー」シリーズでは、糸、編み立て、後加工の各製造工程に工夫を凝らすことでこの欠点を払拭し、持続冷感性を持たせることに成功したのだ。具体的には、セラミックを封入した異形断面の中空セラミックナイロン糸、通気性を高めるための編み立て、そして遮熱や吸水拡散などの快適多機能性を同時に付与する「カバロス後加工」。これらの三位一体が、かつてない冷感、心地よさをもたらす所以である。

連載第1回では、この「カバロス後加工」にフォーカスしたい。カバロスを展開する「hap(ハップ)」は「COVEROSS®(カバロス)のサーキュラーファッション」の事業で第11回技術経営・イノベーション大賞 内閣総理大臣賞を受賞している。そのコアをなすテクノロジーが、布地や洋服へさまざまな快適機能を複合的に付与、除去することのできるこの薬品加工技術なのである。ちなみに前出の「カバロスウルトラ・フリーザーTシャツ」には、接触冷感、遮熱、吸水拡散といった冷感にまつわる機能に加えて、抗菌・防臭、UVカット、毛玉防止、消臭の機能が付与されている。冷感を主役に据えつつ、あらゆる角度から快適を追求しているというわけだ。

「カバロスウルトラ・フリーザーTシャツ」の備える機能。冷感のほかにもさまざまな快適機能を備えている。

カバロスの技術を象徴する「カバロスウィザード」。優れた吸水拡散性に加え、光触媒によるセルフクリーニング機能や抗菌防臭機能など10もの快適機能を備える。

そして、そんなカバロスの先進性を語るうえで外せないのが、インドネシアの提携工場が加工を担う「カバロスウィザード」である。カバロスウィザードを一言で説明すれば“あったらいいなの快適機能全部盛り”加工ということになるのだが、この加工を施したTシャツには、接触冷感や吸水拡散、汗じみ軽減といった機能に加えて、水と光で汚れを分解する光触媒や、抗花粉といった10の機能が付与されている。まさしく“ミライの快適”を享受できる、魔法のTシャツというわけだ。
しかし書くは易しで、多機能を同居させるカバロス後加工には、さまざまな困難が伴う。たとえば薬品の相性次第でうまく混ざり合わなかったりするため、その選定や加工の順序を、化学の知見をもって見極める必要があるのだ。新たな機能を追加せんとすれば、なおさらである。

そこで必要となるのが、プロフェッショナルな技能をもつ“ミライ服づくりの共犯者”の存在だ。以下、カバロスの技術開発に欠かせないパートナーである薬剤メーカー「ユケンケミカル」への取材を通じて、カバロスがつくらんとする“ミライ服”の姿に迫ろう。

繊維用薬剤のプロフェッショナル
今治「ユケンケミカル」との二人三脚

松山空港の駅前でレンタカーを借り、今治へ向かう。目的地の「ユケンケミカル」は、1978年に創業した薬剤メーカー。タオル生産に用いる薬剤の製造にはじまり、現在はさまざまなテキスタイル、建設資材、メッキ、廃水処理などに用いる産業用薬剤の開発、製造を行っている。
取材当日はあいにくの雨だったが、今治へと続く海沿いの道を走っているとふいに陽の光が差した。ハンドルを握るのは、「カバロス」の開発を手掛ける「hap(ハップ)」株式会社の代表取締役社長・鈴木 素さんだ。「素材の素と書いて“もと”です」というのは社長お決まりの挨拶。素材にまつわる仕事をしているのは偶然だという。

「わぁ、すごい虹だ!」 運転席の鈴木社長が叫んだ。海を見やれば、生え際から生え際まですべて繋がる完璧な虹が出ている。「あぁー! いま写真撮れない! 撮ったのを後でLINEしてください!」。内閣総理大臣賞を受賞するような企業の代表、かの「ガイアの夜明け」に密着取材されること2回の男が、虹ではしゃいでいた。

目的地までもう10分といった街中に、川が流れている。綺麗でも汚くもない何とはない小川だが、聞いた話では、その昔は水が緑や赤などさまざまな色に染まっていたという。生地に染色加工を行う染工場が近くにあって、産業廃水を垂れ流していたというのだ。昨今では考えられないような話だが、「今でも世界の繊維産地で似たような話はあって、改善されていないところが多々あります。化学薬品を吸い込んでしまうような劣悪な環境で、子どもたちが働かされている場面もたくさん見てきました」と鈴木社長。ハップを設立し、自ら環境や人権に配慮した服づくりに乗り出した背景には、そんな“負の当たり前を変えたい”という強い思いがあった。

世界に誇る今治タオルの高品質。
じつは薬剤あってこそ!

ミライ服共犯者 No.1

ユケンケミカル 代表取締役社長 鴨川裕司さん

愛媛県今治市生まれ。繊維用薬剤や建設資材用薬剤などの企画開発・製造販売を手掛けるユケンケミカルの代表。1989年に母体である木村商事へ入社。2011年より現職を務めながら自ら営業もこなす。フォークリフトの腕も一級だ。

タオル生産の聖地、今治の工業地帯の一角に「ユケンケミカル」はある。到着した一行を人のよい笑顔で迎えてくださったのは、代表取締役社長の鴨川裕司さん。取材場所として案内された応接室には、企画・開発の武田晴樹さん、営業の坂井巳予さんの姿もあった。

ユケンケミカルの母体は1963年に創業した「木村商事」。タオル用薬剤の卸にはじまり、やがてオリジナルの薬剤開発に乗り出し、1978年に繊維用薬剤の製造メーカーとしてユケンケミカルが誕生した。我々一般ユーザーからするとなぜタオルに薬剤が必要なのか不思議に思うが、じつはタオルの出来のよさにおいて「かなりのウェイトを薬剤加工が占める」と鴨川社長はいう。

「綿花から作ったいわゆる生(なま)糸は、糸にした段階ではまだ茶色っぽかったり黒っぽかったりする。これを白くするのも薬剤の役割です。また、綿の持っている油分やカルシウム分を除去するのも薬剤。それに、吸水性を高めるための薬剤や、柔らかくするための薬剤もタオル作りには大切なんです」

今治タオルといえば、タオル片を水に浮かべたとき5秒以内に沈み始めることを品質基準に設けていることが有名だが(最近は1秒で沈み始めるものまであるとか)、その優れた吸水性の一端を専用に開発した薬剤が担っているというわけだ。

リンクする思い。
化学の力で社会課題を解決する

ユケンケミカルの本社2Fには、研究・開発用の薬剤が所狭しと並んでいる。さまざまな薬剤を組み合わせることで、それぞれのクライアントの要望に沿った製品開発を行っているのだ。写真4枚目は移染について測定する機器。

そんなユケンケミカルとハップが歩みを一にしたのは、2018年。「デニム」が縁になったという。ユケンケミカル鴨川社長が説明する。

「取引先のとあるデニム工場さんが、ハップさんがOEMで請け負っているデニムの生産をしていて、ハップの鈴木社長を紹介してくださったんです。お話を聞いて、カバロスウィザードのような先進的な服づくりをされていることにも驚いたのですが、同時に『捨てられてしまう服はゴミですが、そのゴミをお金に変えたいんです!』なんてことを熱く語られるじゃないですか。もうね、洗脳されちゃったというか(笑)、面白い人だなぁと思いましたね」

少々話が脱線するが、昨今のデニム生産もアパレルの例に漏れず、環境面への配慮が欠かせなくなっているという。そこで注目されているのが、薬剤を用いたデニム加工だ。

「デニムを削ったりアタリを出したりする加工にはよく軽石が使われるんですが、軽石は使うと砂になってしまう。採石に山を崩しますし、産廃の問題もある。だからユケンケミカルでは、薬剤を用いて環境負荷を抑えながら、同じような加工ができないかと開発を進めてきました。こちらは軽石で加工したデニムとウチの薬剤で加工したデニムです。見分けがつかないでしょう?」

ミライ服共犯者 No.2

ユケンケミカル 企画・開発 武田晴樹さん

愛媛県今治市生まれ。ファッションへの興味から繊維に興味を持ち、1999年入社。理系の得意を活かし、薬剤を用いた繊維製品の企画・開発を担当する。「思い立ったが吉日」をモットーに、トライ精神で日々、開発に挑む。

たしかに見分けがつかないし、何だったら薬剤で加工したデニムのほうがいい表情をしている気もする。開発担当者の武田さんが補足する。

「ストーンウォッシュするとヘドロのような産廃が大量に出てしまうのですが、我々の開発した加工では、薬剤とともに軽石代わりになる“溶ける個体”を用います。溶けるので砂にならないし、節水もできる。まさに一石二鳥です」

化学の力で社会課題を解決する──。その理念において、ハップとユケンケミカルは同じ方向を向いている。

左は「カバロスウルトラ・フリーザーTシャツ(白)」を50回程度着用した(右のような)後にリサイクルインディゴ染料で染めたもの。

ちなみに現在、カバロスでは、マイクロバイオファクトリー社とデニム素材メーカー、染料化学品メーカーなどと連携して、デニム残糸からインディゴ染料をリサイクルする研究を進めている。着古して汚れてしまった白Tシャツをインディゴ色に染め変えるサービスを開発中だという。古着を染めたサンプルを見せてもらったが、じつに美しいブルー色で、いい意味での古着っぽいアジも感じられる素晴らしい表情だった。先の鴨川さんの証言に通ずるのだが、「製品寿命を増やせば、廃棄を減らせる」というのがハップの信念。リサイクルインディゴによる後染めサービスは手持ちの服にさまざまな機能を付与できる「カバロスランドリー」で展開予定というから、期待して続報を待ちたい。

ビフォーアフターではないが、染める前と後のイメージ。ボディとステッチで色にムラが出るなど、古着っぽさが残るのもまたアジである。

布が主役じゃない
“人が主役”の新しい服づくり

こうして始まったユケンケミカルとハップの協業は、デニム作りのみに留まらなかった。ハップ鈴木社長が経緯を語る。

「ユケンさんと出会ったのはちょうどコロナ禍で、抗ウイルスや抗菌といった機能がマーケットで意識され出した頃。それまでカバロスはインドネシアの工場で大ロットの服づくりを行っていたのですが、求められる機能に対して開発スピードが追いつかないというもどかしさを感じていました。機能をもっと増やしていこうというタイミングで、薬剤のプロフェッショナルであるユケンケミカルと出会った。サステナビリティに対する共通の思いもあって、共同開発を提案した次第です」。

接触冷感に付与するというキシリトール。虫歯を防ぐ、で有名なあの成分だ。なお、薬剤を扱うときは危険度にかかわらず必ず手袋をするという。「間違えて目をこすったいりして入ったら大変ですからね」と武田さん。

前出の「カバロスウルトラ・フリーザーTシャツ」にも、ユケンケミカルの薬剤が用いられている。ハップ鈴木社長が、面白い話をしてくれた。

「たとえば接触冷感の機能を付与するために、薬剤としてキシリトールを使っているのですが、JIS規格での接触冷感性能はもちろんクリアしつつ、その数値を最高度にもっていこうとはしていなくて。ある意味でJIS規格を無視しているというか、それよりも実際に着たときに、汗をかいて、吸水して拡散して気化熱で冷やす──吸水性や拡散性なども含め複合的に機能を追求した結果、冷たく“快適に感じる”というのを最重要視しているんです。信州大学の先生にご協力いただいている“感性工学”に基づく服づくりですね」

「JIS規格は布が主人公ですが、カバロスの服づくりは人を主人公にしている、と言い換えてもいいかもしれません。でもマーケティング上は使っていい表記とそうでない表記があるので使いづらいというか、消費者庁と厚生労働省とJIS規格を睨みながら(笑)、感性工学に基づくデータをエビデンスに開発を進めているところです」

感性工学についてはまた別の機会に詳しく述べるが、簡単にいうと感性工学とは、人間の感性という主観的な要素を科学的に分析し、数値化ないし可視化する学問をいう。これに基づき“人が主人公”の服づくりをすると、思いも寄らない発見にいたることがあるとハップ鈴木社長は言う。

「たとえば、完全に撥水して水を吸わない服と、ものすごく吸水する服があったとします。汗をかいたときにどっちが快適だと思いますか? 普通に考えたら後者ですが、信州大学のある学生の論文によると、最初は後者が快適に感じても、10分後に逆転するという結果なんです。要は汗を吸う量に乾くスピードが追いつかないとベチャベチャになってしまいますが、吸収しないほうはそもそも濡れないから、最初さえやりすごせばそのうち乾いて快適になるというわけです。こういう発想、JIS規格に基づいた服づくりでは絶対に生まれないでしょう?」

そんな知見に基づき、ハップはユケンケミカルへ“撥水をこの程度”、“吸水拡散をこの程度”というように強度の組み合わせを変えた服のサンプルづくりを依頼。どの配分が快適に感じるのか、感性工学に基づく実験を進めているのだという。奇想天外にも思えるが、じつは本質、あるべき姿とも言える。長らくアパレル業界の動向を追ってきた取材陣だが、こんな服づくりにはなかなか出会うことがない。

「せっかくですから」と間もなくリリース予定の「瞬間消臭(カバロスウルトラ・クリーン)」のアンモニア消臭機能についての実験をしていただいた。通常の布と、薬剤加工を施した布、それぞれに水で薄めたアンモニア液を垂らしてビニール袋に詰め、放置する。
約1分の後、袋を開けてみると……
通常の布のほうは、ゲホッ!とむせかえるような匂い。
対してアンモニア消臭の薬剤加工を施したほうはかすかに匂いを感じるレベルだった。薬剤がアンモニアを分解しているとのことだが、この消臭力の高さには驚くばかりだ。関係ないけど、アンモニアって無色透明なのね(笑)。

後加工がスピーディな開発を可能に。
“かつてない快適”の追求は続く

加工用のドラム。特殊なノズルによって薬剤を噴霧し、薬剤や水を最小限に抑えながら、服や布へさまざまな機能を付与することができる。

カバロス最大のアドバンテージ。それは、後加工によって製品へ直接、さまざまな機能を付与できるところにある。ユケンケミカルの本社1Fには、特殊なノズルを搭載したドラムが置かれていて、任意の薬剤を噴霧し、すみやかに服へその機能を付与ことができる。そして出来上がったサンプル服は、すぐさま大学などで実験・評価され、そのフィードバックをもって再びサンプル服を作る──。素材ではなく、後加工によって服へ機能を付与するからこそ、こうしたスピーディな開発ができるというわけだ。

ちなみに後加工によってさまざまな機能を同時に付与できるのもカバロスの特徴だが、薬剤によっては相性の悪いものもあるという。薬剤の企画・開発を担当する武田さんが語る。

「たとえばプラスイオンを帯びた薬剤とマイナスイオンを帯びた薬剤を混ぜてしまうと、凝集してしまい加工に使えません。pHも大事で、さまざまな要素が相性に影響する。相性の悪いときは、同時に加工せず手順を変える、同じ機能を持つ別の薬剤との組み合わせに変えるなどの必要があります。知識と経験がものをいう世界ですね」

じつは抗菌剤1つをとっても、10種類も20種類も存在するという。その中でベストな薬剤を選び、調合できるのは、膨大なノウハウと技術があってこそというわけだ。

右は営業の坂井巳予さん。ハップなどのクライアントと企画・開発の間を取り持ち、ミライ服の開発を支える。

取材の終盤、ユケンケミカルで営業を担当する坂井さんが、ハップ鈴木社長について述べていた評が印象的だった。

「3年くらい前に『綿に合繊の機能を持たせたい』と言われて、どうしてまた?と思ったんです。でも、最近になって別の取引先の方からも同じようなニーズを聞くようになってきた。鈴木社長の先見の明には、いつも驚かされます」

当人の言葉を借りれば「ヨーロッパでは、環境負荷の高い合繊を減らそうという流れ。するとポリエステルやナイロンの代替品として、綿が必要となってくる。だから“合繊の機能を持った綿”の服が必要になるのは自然なことだと思うんです」とのことだ。

そして10もの機能を同時に、しかも環境負荷を最小限に抑えながら綿に付与することのできるカバロスは、紛れもなくその先端を切り拓く存在である。明日はどんな機能が服に備わるのか。ミライ服をつくる共犯者たちとの挑戦は続く──。

vol.2「危機感の服」を読む

問い合わせ先/カバロス
https://coveross.jp/
info@hap-h.jp

※表示価格は税込みです


写真/中島真美 文/秦 大輔

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