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Dec-16-2024

タイアップ

[深野食道]Vol.2 市販で買えない幻のきのこが食べたくて……

トヨタRAV4で八ヶ岳の麓へ! きのこ好き垂涎のソウルフードを求めて。

TOYOTA RAV4
※特別な許可を取って撮影を行なっております

必殺ワニポーズで発見率UP!

先ほど挙げた3つの条件はヒントにはなるけれど、たくさんの落ち葉で埋もれた地面のなかから、小さなきのこを探すのはカンタンじゃない。上から見下ろすだけじゃ見えてこないし、気づかずに踏み潰してしまうこともある。

そこで茸本さん直伝の必殺技、四つん這い改め“ワニポーズ”になって、目線をきのこと同じ高さまで下げてみる。

ワニポーズ

すると、ひょっこり地面から顔を出すハナイグチとご対面! 褐色の傘がゼリーのようにヌメり、きれいな光沢を放っている。ちなみに傘が開いているものと、傘が開いていない幼菌とがあるが、幼菌の方がヌメリが強く、好まれるそうだ。

キノコ

さらに森を深く入っていくと、ハタケシメジやシモフリシメジ、妖しげな色をしたムラサキシメジ(茸本さんの大好物!)など、10種類以上のきのこと遭遇する結果に。

他にもいろんなきのこが!!

キノコ

【ムラサキシメジ】仏では「ピエ・ブルー(青い足)」と呼ばれる高級きのこ。少し土臭さも感じるが、油を使った料理に合う。
【ノボリリュウ】天に昇る龍に見えることに由来。クセのないあっさりした味だが、生食は中毒(※)になるため、加熱処理は必須。(※のどの痛みや嘔吐などを引き起こすヒドラジン中毒となる可能性があるため、生食は厳禁です。)
【ハタケシメジ】株に集まって群生するため、見つけると大収穫の可能性も。風味がよく、しっかりした肉感を楽しめる。
【シモフリシメジ】カラフルな落ち葉のなかによく生える。クセがなく上品な味わいで、信州では松茸より旨い!? と人気とか。

予想外の大収穫に喜ぶ茸本さんに、きのこ狩りの醍醐味を聞いてみた。「頭を使う大人の宝探しですよね。闇雲に探しても見つけられない。きのこの生態を理解したうえで、季節の移ろいを敏感に感じ取りながらひたすら情報戦……。こうして自分の読みがばちっとあたったときは、最高に嬉しいですね!」

さて、ここからは豊島さんの出番。自身がそうであるように、自ら獲った命を料理して頂くのが食の本来の姿と考える豊島さんは、「食べちゃいけないきのこ以外は、とにかく入れて食べてみたい。どんな味になるかわからないけど、それも冒険でしょ」とからっと話す。

Lets cooking

豊島さん/ジュゲムのシェルパーカー4万1800円、フリースジャケット2万8600円、インナー2万2000円(以上、ヘムトPR) その他はスタイリスト私物。茸本さん/ジュゲムのプルオーバーフリース3万3000円、インナー2万2000円(以上、ヘムトPR) その他はスタイリスト私物。

石づきや裏のひだに詰まった汚れをしっかり水で落としたら、ダッチオーブンを用意。中華の雲南きのこ鍋のような、きのこ盛り盛りスープを作るという。「きのこは種類によって旨味成分が異なるんです。10種類もかけ合わせれば、相乗効果は抜群ですよ」。

その旨味成分を引き出すトリガーとなるのは、脂。「今回は熊肉の脂を入れてワイルドさを出しますが、豚肉や鶏肉でも代用可能。香ばしさが出る長ネギや滋味にあふれるゴボウも、きのことの相性は最高です」。

最後にクロモジを入れ、木の香りをスープに染み込ませれば、山のテロワールが詰まった雲南きのこスープの出来上がりだ。

クロモジの香り

蓋を開けると広がる森の香りに酔いしれながら、いざ実食! すると、一口すすった茸本さんの顔が一気に綻んでいく。「出汁の味がとにかくすごい! ジビエのベースがありながら、上から何層も旨みが重なっている感じ。ハナイグチのコリコリした食感と甘みも最高で、野趣を生かしたプロの技はすぐにでも真似したいです」

雲南きのこスープの作り方

食材(4人前)
 
❶天然きのこ
❷長ネギ1/2本(1cmサイズにカット)
❸ゴボウ20cm(1cmサイズにカット)
❹ニンニク1片(みじん切りに)
❺熊肉50g(1cmの棒状にカット)
❻ブイヨン500cc
❼ごま油適量

作り方1
[1]ごま油でニンニクを黄金色になるまで炒め、長ネギ・ゴボウ・熊肉の順に入れて炒める

作り方2
[2]1にブイヨンを入れ、ひと煮立ちしたら弱火で5分煮込む。ゴボウに火が通ればOK

作り方3
[3]きのこの汚れをしっかり落とし、傘と柄は一緒になるように一口大に裂く

作り方4
[4]2にきのこを入れ蓋をし、極弱火できのこに火が通ったら食べごろ♪

まさに旨味のカーニバル

南雲きのこスープ

豊島 雅也さん_茸本 朗さん

気分が上がる“旅道具”も

こうしてクレイジーにまみれた2人のように、RAV4に乗って好きなものに突き進めばきっと最高にオモシロイ出合いが待っているはず。

そんな旅をさらに盛り上げるのが、深野食道オリジナルグッズ。FACE氏とジェリー鵜飼氏、2人の人気イラストレーターのグラフィックを描いたユニバーサルオーバーオールの難燃エプロン、キャンプシーンに便利なトランクカーゴ、アウトドアライクにデコれるカーステッカーは絶賛販売中!

さぁ、RAV4と気分が上がる旅道具とともに、好きにまみれながら深野を駆け巡ろう。

旅道具

【1】RAV4 車体用スペシャルステッカー(上:FACE、下:ジェリー鵜飼)
それぞれのグラフィックをステッカーに。各1980円
 
【2】[FACEデザイン]RAV4 × ユニバーサル オーバーオール × ビギンの難燃エプロン
収納力抜群のエプロンは難燃素材のため焚き火調理も安心。グラフィックはFACE氏のもの。各9900円
 
【3】[ジェリー鵜飼デザイン]RAV4 × TRUNKCARGO TC-50S
マットで無骨なカラーにジェリー鵜飼氏のロゴが加わり、アウトドアシーンに好適。付属の蓋を閉じれば椅子にもなる。W600 × D390 × H357mm。各4980円

写真/丸益功紀(BOIL) 文/平野美紀子 スタイリング/近澤一雅
撮影協力:FOLKWOOD VILLAGE 八ヶ岳(山梨県北杜市小淵沢町3900-2)

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