ビールのびっくりロングセラー、“妻”強グラスで飲んでみない?
テイストが変化して、新たに昔の味を再現!
“麦 ”・トゥ・ザ・フューチャー
130年にわたりオトナの喉を潤してきたキリンラガービールですが、その味は時代とともに進化してきました。昔のラガーは言わば「苦いっ」というビールらしいビールの代名詞。
しかしキレや喉ごし重視の流行を受け、個性は守りつつバランスが調整されてきたんです。とはいえ、昔のも好き! ってな人のために、昭和40年頃の味を復刻させたのがクラシックラガー。
「酔うといい文章が降りてくる」と豪語する呑兵衛ライター臺代さんも、「ガッツリ飲んだ感があるのはやっぱコレ。男のビールっすよ」と、コイツ片手に原稿書いてる……なう(ほんとスミマセン)
キリンのラガービール(左)とクラシックラガー(右)
ラガービールは、喉にグッとくるコク、飲みごたえのある味わいを追求した低温熟成製法。クラシックラガーは、コク、苦み、味わいにこだわった低温熟成+熱処理製法。オープン価格(左/実勢224円前後、右/実勢224円前後。以上、キリンビールお客様相談室)
買い説者:ライター 臺代裕夢さん
同じコンペで妻が採用された!
妻強 グラス
水面に広がる波紋からインスピレーションを得た
イッタラのグラスのなかでも、1932年に誕生して以来、ド定番のロングセラー商品として愛されている「アイノ・アアルト」シリーズ。
水面の波紋から着想を得たリング状のデザインは、飲み物を入れるとより際立ちます。作ったのは伝説のデザイナー、アイノ・アアルト。
「じつは有名建築家のアルヴァ・アアルトの事務所スタッフであり、奥さんなんです。しかも、イッタラが募集したデザインコンペで上でもある夫に勝ち、この定番グラスが生まれたんだとか! いつの時代も奥さんのほうが強いのは変わらないんですね……(笑)」。
イッタラのアイノ・アアルト ハイボール
優れたデザインと丈夫さで、時代を超え世界中で愛されるグラス。水面に広がる波紋をイメージしたデザインは、今なお色褪せない普遍の美を湛える。ビールを飲むのにもちょうどいいこのサイズは、なぜか「ハイボール」と呼ばれている。1500円(イッタラ)
買い説者:ビギン編集部 マスイ
知ってる?「ハイボール」の由来
スコットランドのゴルフ場で、流行りのソーダ割りウイスキーを試飲していた。そこで高々と上がったボールに、バーテンが「ハイ・ボール!」と叫んだのが始まりといわれている。
※表示価格は税抜き
[ビギン2018年7月号の記事を再構成] 写真/若林武志 武蔵俊介 文/吉田 巌(十万馬力) 秦 大輔 桐田政隆 臺代裕夢 スタイリング/鈴木 肇 イラスト/TOMOYA 田中 斉