デューク・カハナモクで学ぶ“伝説アロハ”

ギラギラ感控えめのクラシックアロハ

今季、有名メゾンブランドがプッシュするなどブレーク中のアロハシャツ。とはいえ、クセの強い柄だけに「着こなしにくいな~」が本音じゃない? 一歩間違えるとチャラ男になりそうで……(汗)。

そんなアロハ初心者に知ってほしいのが「デューク・カハナモク」。ブランド名にもなったこの男こそ、アロハシャツをファッションに押し上げたミスター・アロハ。

1930年代後半のブランド設立以来、自身の知名度を生かして全米にアロハを広めた立役者なんです。当時のアロハが現在、ヴィンテージ市場で10万超えすることからもそのレジェンドっぷりがわかるでしょ?

で、このブランドのアロハの何がいいって、レジェンドが愛したオーセンティックなハワイの絵柄もさることながら、それがクラシックな毛羽感のある「レーヨンフジエット」生地で“上品に”表現されている点。ギラギラ感控えめのアロハこそ“正統”というワケです

アロハの基本となる3大デザインパターンそれぞれで傑作柄を生み出しているのもこのブランドの凄いところで、アロハのイロハを学ぶには打ってつけ! 無論、チャラさとは無縁で着こなせます。

 

1930s
オールオーバーパターン

アロハ黎明期である’30年代から現代まで主流の王道パターン。シャツ全体に一定の柄が繰り返し連続する総柄のことで、アロハシャツの基本柄だ。

パイナップル

パイナップル

ヴィンテージ市場でも特に人気が高い「デュークス・パイナップル」。本人もよく着た傑作柄だ。ここで紹介する3着はいずれも当時の柄、風合いそのまま日本製で復刻したもの。1万9800円(東洋エンタープライズ)

 

2色アロハは同色系レイヤードで楽勝♪

2色アロハは同色系レイヤードで楽勝♪

主張の強い絵柄だけに、同色系でまとめるのが定石。オークランド サーフクラブのカットソー1万5000円(ハンドイントゥリーショウルーム) サージュデクレのパンツ1万8000円(サージュデクレ) モスコットの眼鏡2万8000円(モスコット トウキョウ) マッキントッシュの靴2万7000円(マッキントッシュ青山店)

 

1940s
ボーダーパターン

垂直方向に柄が連なった、縫製難易度の高いデザインで、’40年代後半に登場し、’50年代に浸透。植物や花柄が多く、レイを首から掛けているようにも。

ボーダーパターン

モンテスラ

葉の陰影が抜染のグラデーションで表現された、ボーダーパターンのモンステラ。葉に穴が開くことからハワイでは「希望の光が差し込む」の象徴とされる。1万9800円(東洋エンタープライズ)

 

1950s
ホリゾンタルパターン

’50年代に登場したアートな一枚絵デザイン。横方向(ホリゾンタル)に身頃を切り出すこと、柄のなかに水平線(ホライズン)があることからこう呼ばれる。

ダイヤモンドヘッド

ダイヤモンドヘッド

ヤシの木の合間からのぞくダイヤモンドヘッドを幻想的に表現した、ブランドの最高傑作。映画『地上より永遠に』のラストシーンでも採用。1万9800円(東洋エンタープライズ)

 

「デューク・カハナモク」とは?

デューク・カハナモク氏

アロハシャツ&サーフィンを全米に広めた伝導師

ワイキキで育ち、競泳選手としてオリンピックで金メダルを獲得。さらに伝説的サーファーとしても知られ、アロハシャツとともにサーフィンをアメリカ全土に普及。パンツからアウトして着られるよう、アロハの裾をスクエアカットにしたのも彼のアイデアとか。


伝統的なサーフィンを好み、超ロングボードを愛用


アロハを愛したレジェンドたち。

アロハを愛したレジェンドたち。デューク(左)とチャップリン(右)

 

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