どうなってるの〜? スローンで学ぶ“切り替え編み地”
粋なセンスと確かな技の賜物です
スローンでさっすが~なニットを発見! 上質なハイゲージニットは一般にフルファッションという、各パーツを型紙通りに編んでつなぎ合わせる製法が主流です。
本作もそうですが、特徴は前身頃が鹿の子、後ろ身頃が天竺という小洒落た切り替え。じつはこれ、わざわざ異なるニットを編んでスムーズにリンキングする(つなぐ)、とっても凝った作り。
面倒な技を仰々しく見せないデザインも粋で、ニット専業の矜持が垣間見える逸品です♪
リンキングそのものが技術を要するうえ、スローンでは異なる編みがスムーズにつながっている。洒脱な切り替えデザインを生む匠の技だ。着心地のよさも見事なリンキングの証。
カラバリも
スローンの7ゲージ コットン鹿の子半袖クルーネック
前身頃の鹿の子は、凹凸があって表情豊か。袖と背中は滑らかな天竺。異なる編みによるフルファッション製法で、2万円ジャストのさりげない良心価格にも拍手! (スローン)
※表示価格は税抜き
[ビギン2018年6月号の記事を再構成]
写真/大嶽恵一 文/いくら直幸 吉田 巌(十万馬力) 秦 大輔 星野勘太郎 伊藤美玲 礒村真介 桐田政隆 黒澤正人 今野 壘 黒澤卓也 栁澤 哲 スタイリング/武内雅英(CODE) ヘアメイク/北村達彦 イラスト/TOMOYA daisketch