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TIMEX タイメックス アイアンマン

グラフィックデザイナー 永井ミキジさんの俺的名作時計
【タイメックス】アイアンマン

ロレックスやオメガも持っていますが、古物の買い付けはなかなかハードなので、一番着用しているのはこのアイアンマン。復刻ではなく、当時モノです。

バンドを量販店で売っているメタルブレスに交換し、ついでに保険会社の外交員さんが昔営業用に配っていた腕時計用カレンダーをつけたので、“昭和サラリーマンのコスプレ”なんて言って楽しんでいます。

ちなみにアイアンマンを最初に買ったのは17、18歳の頃。地元のホームセンターで買いました。そこではカシオのデータバンクとかも売ってたけれど、メイドインUSAへの憧れと、デザインのカッコ良さでこっちに。以来アイアンマンはずっと好きで、古いモノを集める中で見かけると買い集めていたんです。

でもたいていベルトが劣化して壊れているんですよ。で、電池切れしているからジャンク品として売られている。電池とベルトさえ交換すればいいんだから、ジャンク扱いはないだろうとも思うんですが、純正ベルトって意外と高いんですよね。ならばカスタムだということで、このスタイルに。

ちなみに子供の頃に好きだった漫画『プラモ狂四郎』には、腕時計のブレスで“パーフェクトガンダム”の盾を固定する有名なシーンがある。今つけてるブレスは作中に登場するブレスに似ていて、そこも密かなお気に入りのポイント。

この時計を見るとほとんどの人は一回笑いますが、いろいろと私的ノスタルジーが詰まったお気に入りの1本なんです。

TIMEX タイメックス アイアンマン

タイメックス
アイアンマン

80年代の初期アイアンマン。何本も買い集めてきたので、永井さんが最初に買ったモデルかどうかは定かではないそうだが、相当年季が入っているのはたしか。ケースはエッジが微妙に丸みを帯び、艶も増している。「古物でいう“とろみ”が出てますね」と永井さん。

永井ミキジさん

グラフィックデザイナー
永井ミキジさん

企業ロゴ、印刷物、本の装丁などのデザイナーとして活躍する一方、独自視点で収集した古物コレクションの執筆やイベントも行う。
 
[おいしい時計選びの極意]予算がなければカスタムの道もアリ!

 


[ビギン2023年8月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。

Begin 2023年8月号

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