特集・連載
ミルコとラドーのアクセ感覚で着けられる小径のメタルブレス時計が新鮮
センスがエグい腕時計ガイド ビギンは考えました。センスがいい人は、腕時計選びの背景にも光るものがあるはずだ。時計との巡りあわせは、時にその人の生き様までも垣間見えるのです。だからこそ、えげつないセンスを感じさせる愛機の選び方を知りたい! 時計は、持ち主の味(センス)が現れるものだから。 この記事は特集・連載「センスがエグい腕時計ガイド」#13です。
掘り出し物感漂わせる
アクセサリー感覚!?な近未来レトロ時計
クォーツショック前後に一時代を築いた、小径のメタルブレス時計。往年のデザインが昭和レトロ的な視点で新鮮だ。小ぶりなだけにアクセ感覚で着けられそう!
逆に……新しい。そんな感覚で注目され、新鮮な魅力を放っています!
川口哲郎さん
「70年代的デザインの近未来レトロ顔ウォッチが急増中。玉石混交の時代ゆえ、異彩を放つ名作がすくい上げられる土壌があるんです。」
70年代への憧憬を真っすぐに表現!
mirco[ミルコ]
TYPE-03
栗梅と名付けられたエンジ系のレッドが懐かしくも新鮮! もしやかつて存在していた日本メーカーの復刻?と思いきや、さにあらず。ミルコはクォーツショックが起こらなかったら、日本の機械式腕時計はこんな風に進化していたかも!?を体現するジャパンブランド。
だから70年代のトレンドが今の視点でリデザインされ、回転式ベゼルの近未来レトロ顔に昇華されてるってワケ。未来と過去を繋ぐ立ち位置がある意味で非常に時計らしい腕時計だ。径42mm。SSケース/ブレス。20気圧防水。自動巻き。22万円(ミルコ/フクシマウォッチカンパニー)
伝説の近未来モデルをナウなセンスで新作に
RADO[ラドー]
ダイヤスター オリジナル
レトロフューチャーなオーバルケースが特徴的なラドーきっての名品、ダイヤスター。60年代に世界初のスクラッチレジスタント(耐傷性)モデルとして、超合金ケースサファイアクリスタルの風防を一つの時計に盛り込んだ画期的な1本だ。
その初代のフォルムを継ぐ新作はご覧の近未来顔! 38mmと小ぶりなサイズで、炭化チタンをベースとした自社開発の合金素材セラモスをベゼルに使用しており、ケースデザインの美しさを際立てている。径38mm。SSケース/ブレス。10気圧防水。自動巻き。21万5600円(ラドー/スウォッチ グループ ジャパン)
※表示価格は税込み
[ビギン2023年8月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。