現在発売中のBegin最新号8月号は、「腕時計」特集です!

「店頭では、靴ではなく時計を見ます。どんな時計をしているかで、どんな生活なのか、どんな好みなのかを想像し、接客するんです」
これは、靴のインポーター 横瀬さんが話されたエピソード。スマホで時間を確認できるいま、腕時計は「時間を知る」以上に「人を知る」役割がより一層強くなった気がします。なぜその時計なのか、どうやって出会えたのか。時計との巡りあわせは、時にその人の生き様までも垣間見えるのです。
だからこそ、えげつないセンスを感じさせる愛機と出会いたい! そこでビギンは考えました。
センスがいい人は、腕時計選びの背景にも光るものがあるはずだ。話題の新作時計は、識者も認める旬をすぐに醸し出せる。進化するアクティブ時計こそ、最新鋭を知っておくべきじゃないか。映画やマンガは、じつは時計で個性を出せることを教えてくれる。
簡単に買えないものだからこそ、モノ好き、お洒落好き、時計好き(と、個性派キャラ)のうま~い時計の選び方を学ぶべきじゃないでしょうか。

題して「センスがエグい腕時計ガイド」! 今回はグランドセイコーとキングセイコーを愛用するビームスエグゼクティブクリエイティブディレクター中村達也さんの取材をちょい出しします!


「じつは閉業した時計店のストックから見つけ出したモノなんです」

家内の実家が時計店を営んでいたのですが、2014年に義父が亡くなり、閉業することになりました。そこで「もう捨てようと思うんだけど」と、見せてもらったのが古い時計のストック。クォーツショック以降、お客さんがクォーツ時計を購入し、それまで使っていて壊れた機械式時計を「捨ててくれ」と、置いていく方が多かったそうで。ただ義父は「いずれは機械式時計のパーツがなくなってしまうかもしれない」と、置いていかれた時計を修理用のパーツとしてストックしていたそうです。

ファーストモデルから4年後の、1964年に製造が始まったグランドセイコーのセカンドモデル。セイコー独自の日付表示機能、セルフデーターが加わり、裏蓋はスクリューバックを採用して50m防水を実現。ラグを太く設計して耐久性が高く、高級感と実用性を兼ね備えた名作だ。1967年製は優秀級クロノメーターよりも厳しいGS規格。キングセイコー KSKは1975年に生産終了となるものの、アンティーク市場で人気が高く、近年は復刻にてレギュラー化された。中村さん所有の個体はともに茶色の革ベルトに替えられ、茶靴や茶色のジャケットとのコーディネートにベストマッチだそう。

そのなかで見つけたのが、グランドセイコーの67年製セカンドモデルと、キングセイコーの66年製〝KSK”。どちらも外装も文字盤もキレイな状態で、これは思わぬ掘り出し物かも!と、期待したところ、GSの方がリューズ抜けしていて動かなかったんですよ。

そこでダメもとでセイコーに修理に出すと、しっかり直って戻ってきた。しかも「現代のモデルとは精度が異なりますが」、という一筆が添えられて。これには職人さんの心意気を感じましたね。

それ以来、GSのセカンドモデルはとくに気に入って愛用しています。極めてシンプルなデザインに、太めの堂々としたラグがいい。海外でも「その時計いいね。どこのアンティーク?」と、あまり見ない雰囲気らしく、非常に評判がいいんですよ。義父の廃棄寸前のストックから見つけ出した国産時計が、海外で褒められる。日本人として、とても誇らしく思います。

 

他にも、世界から注目される国産時計ブランドの名品や、個性派デザインの超レア⁉な時計まで続々登場します。続きが気になる……!という方は、是非Begin8月号を手に取ってみてください。

 

 

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ビギン編集部 アンドウ

ビギン編集部にいながら時計に疎いZ世代男子。仮面ライダー1号こと本郷猛が着用していた68年製のセイコー 5スポーツをヤ○オクで探している。

 

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