古きよき情緒も求めた“山すぎない”アウトドアギア
己の「好き!」には惜しみなく投資するのがモノ好きの性。妥協は許さない女子編集部員たちに、偏愛炸裂の愛用品候補を教えてもらいました!
山⇔街を本格化させたいヒラノが【“山すぎない”アウトドアギア】をご紹介!
編集部ヒラノ
モダンなアウトドアギアも好きだけど、70年代に流行った仏クライマー「ガストン・レビュファ」のニッカボッカスタイルを貫くクラシックな山男にもときめく性分でして。
ギアを買うなら、そういう古きよき情緒も求めたい。それでいて山⇆街とシームレスで使えたら最高! そんな私にブッ刺さったのがエル・エル・ビーンのジャパンエディションです。
日本のデザインチームによる日本人のための企画ゆえ着やすいのはもちろんのこと、ブランドの歴史をリスペクトし、アーカイブテイストが色濃く反映されたデザインはどれも味があり、手に取りたくなるものばかり。
なかでも本作は90年代頃のフィッシングベストをベースに、基本的な意匠からフラップポケットの配置までクラシックなディテールを踏襲。その上でゆったりしたフィットや明るい配色とモダナイズドされていて、山では骨太さが光り、街ではよりスタイリッシュに演じられます。
またジュガード14の偏光サングラスも、仏のヴィンテージフレームのオーセンティックな趣がある一方、日本人の顔バランスを考慮した細やかな設計が秀逸。さらにずれにくさもUPしたと聞けば、街・山関係なく掛けたくなる!
老舗山ブランドの味がしみ込んだジャパニーズベスト
L.L.Bean Japan Edition[エル・エル・ビーン ジャパンエディション]
ビーンズ・フライ・フィッシング・ベスト
日本の気候や時流に合わせて日本のデザインチームが企画するコレクションから。本作は1990年〜2000年代初期のフィッシングベストを、ゆったり&長めの着丈で再構築。ドライな質感のリップストップナイロン、ビビッドカラーで垢抜けた印象に。1万9800円(L.L.Beanカスタマーサービスセンター)
裏地はメッシュでサラッと快適!
鯖江製の偏光調光サングラスが、マットコーティングで山も行けるグリップ力に!?
マットな素材感でよりスタイリッシュに
Jugaad14[ジュガード14]
ホライゾン グリップ
水平線をイメージして作られたモデル、ホライゾン。50〜60年代の仏のヴィンテージフレームがベースだが、クラシックに偏らず日本人の目鼻に合うようブリッジは調整されている。表面にはシリコンコーティングが施され、フィット感も向上。各9900円(TTIME)
パッドは高めに設定し鼻ずれを防ぐ
※表示価格は税込み
[ビギン2023年7月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。