たとえ体型が変わっても変わらず洒落て見える
デニムはいつの時代もワードローブの柱石となるアイテム。だからこそ間違いのない一本を手に入れたいわけで。そこで今回はビギンが10年後も愛し続けられるプレミアムモデルを選抜。2018年におけるスタンダードデニムの決定版をお届けします!
ウエストオーバーオールズ 817F
Westoveralls 817F
脚のラインはすっきり見えるのに、どこか力の抜けた雰囲気が漂う“ジャストルーズ”なシルエットも今の気分。スローンのカーディガン2万4000円、同ニットTシャツ2万1000円(以上、スローン) コンバースの靴7000円(コンバースインフォメーションセンター)
老舗や名門ひしめくデニムの世界は新規参入が難しい。ならば、わずか1年でイッキに人気ブランドとなったウエストオーバーオールズは奇跡といえる存在だ。
その実力を物語るのが「817F」。スラックス風のクリースが生み出す脚長効果もさることながら、注目すべきは巧みなパターンにある。通常のデニムでは膝位置からライン取りを変えるが、同ブランドではその位置を太腿に設定。太腿から裾までストンと落ちる独特のシルエットは、O脚など体型を問わずにすっきりスマートに見せてくれる。
何より体型のクセを覆い隠してくれるから年齢を経て体つきが変わっても洒落たシルエットを末永く楽しめるのだ。


デザイナー大貫達正氏が手掛けるドメブラの定番は、一見フレアのようなスラックス風シルエットが特徴。風合い抜群の福山産デニムやロゴ入りマーベルト、サスペンダーループなどディテールにも注目。2万2000円。
(問)トフ
☎03-3711-7795
http://westoveralls.jp/
※表示価格は税抜き
[ビギン2018年4月号の記事を再構成]
写真/竹内一将(STUH) 文/押条良太(押条事務所) スタイリング/鈴木 肇 ヘアメイク/TOYO(Bello)