心にグッとくるロマン志向の「個性派メガネ」
己の「好き!」には惜しみなく投資するのがモノ好きの性。マニアを自負する一芸編集部員たちが、その道の偏愛炸裂の愛用品候補を熱くプレゼン!
メガネ“私”上主義アンドウは【個性派メガネ】をご紹介!
編集部アンドウ
専ら眼鏡に目がねぇ私は、常に新たな一本を模索中。作りや機能性、フィッティングで選ぶのはもちろんですが、やっぱり購入の決め手は、心にグッとくるロマン志向の眼鏡です。そこで、展示会で見つけたのが「アイヴァン 7285」の丸眼鏡。
チャップリンやバスター・キートンと並んで「三大喜劇王」と称される無声映画の喜劇役者、ハロルド・ロイドが1910年代に着用していた眼鏡に着想を得たコチラ。フレームとテンプルをつなぐ部分「ヨロイ」が、ブリッジより低い位置に設計されています。
また、70年代のラグジュアリーブランドの眼鏡を参考に、テンプルは先端に向かうほど上がっていく珍しいデザインに。異なる年代の意匠を組み合わせた遊び心は、まさにハロルド・ロイドのユーモアセンスのよう。
ジョン・レノンと称される!?私がコチラを掛ければ、さしずめビギンの喜劇王としてキャラ付けできること間違いなし!
三大喜劇役者の次は、世界三大恐竜博物館の一つ、福井県立恐竜博物館とコラボした一本(福井は眼鏡の名産地ですし)。研究員の監修のもと、恐竜の特徴を表現しているのです。「ティラノサウルスレックス」の頭骨をイメージしたモデルでは、軽量化によって無数のすき間と空洞が作られたティラノの頭骨を再現。
チタンフレームには、計8か所もの頭蓋らしい穴が表現されています。恐竜に惚れていた童心を想起させる、コチラもロマンにあふれた一本でしょう。
変わり種の眼鏡が好きな私にとっては、どちらもキャラも存在感も申し分のない2つ。コメディアンか弱肉強食の王者か、その日の気分で選ぶのも乙なものですね。
知的な遊び心を見せる令和に生まれたコメディな一本
EYEVAN 7285[アイヴァン 7285]
347メガネ/サングラス
喜劇役者ハロルド・ロイドの眼鏡にインスパイアされた一本。高いブリッジと低いヨロイを誇張させた。耳にかけて上がるテンプルは、’70sのラグジュアリーブランドの眼鏡を再現。各5万3900円(アイヴァン 7285 トウキョウ)
耳に向かって上がっていく独特なテンプルデザイン
あれ?ハロルド・ロイドが現代に転生しちゃった?
恐竜好きが高じた2億年前へのラブコール
青山眼鏡 ディーノ[DiiiNO]
DF-1001 Col.2/DF-1002 Col.2/DF-1003 Col.2
青山眼鏡と福井県立恐竜博物館がコラボした、特別なコレクション! 研究員の全面監修により、「ティラノサウルスレックス」の頭骨をはじめ、「トリケラトプス」の角とフリルや「スピノサウルス」の歯など、恐竜の身体的特徴をフレームデザインに落とし込んでいる。各3カラー展開。各3万9600円(青山眼鏡株式会社)
恐竜の頭骨をイメージしフレームには無数の穴が
※表示価格は税込み
[ビギン2023年6月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。