特集・連載
顔周りは盛りすぎ注意! お洒落プロに聞いた眼鏡・サングラス×帽子の正しい合わせ方
カジュアルファッション教本 スーツならいつもビジッと着こなしてるよっていうアナタでも、カジュアルなファッションとなるとどう? 急に雲行きが怪しくなる人も多いんじゃないかと……(汗)。何もかも生活様式がリセットされた今、男のお洒落にトレンド追従や高級志向は一切不要! これからの時代に必要なのは、ベーシックな服を正しく着こなすためのデリカシー=気配りの細やかさだとBeginは考えます。というわけで、お金をかけずとも(あるいは少しの投資で)、“デリカシー”のある男になるための企画を用意しました。 この記事は特集・連載「カジュアルファッション教本」#14です。
いつもの眼鏡と帽子、どうこなしてる?
普段から眼鏡やサングラスを愛用しているお洒落プロが、大人でもデイリーに使いやすいBBキャップ&ニットキャップに加えて、トレンド筆頭のバケットハットとの正しい合わせ方を教えてくれました!
明るい色のフレームは
グレーキャップで馴染ませる
MOSCOTのレムトッシュ
ビームス プレス
百々 南さん
髭を蓄えているので、普段から顔周りの印象が重くならないように、眼鏡は明るい色のフレームを選んでいます。帽子も同じで黒だと重すぎますし、あまり明るい色だとうるさい感じになってしまうので、どんな色にも馴染むグレーの帽子がちょうどいいですね。
ビームスプラスの帽子8500円、モスコット×ビームスプラスのサングラス2万8000円。(ビームス プラス 原宿)
文科系なクリア眼鏡は
体育会系なキャップで際立たせる
AYAMEのクリアフレーム
ニート ディレクター
西野大士さん
知的な印象のある眼鏡には、スポーティなBBキャップを合わせて、ギャップをつくるのが自分の定番スタイルです。クリアフレームの眼鏡はどんな肌色とも馴染みが良い反面、存在感は薄め。帽子には主張のあるデザインのものを選ぶほうが、眼鏡も引き立ちます。
ニートハウス×47のキャップ4800円。(にしのや) その他のアイテムは本人私物。
肉厚なウェリントンは
素材感のある帽子でバランスを
GUEPARDの肉厚ウェリントン
シップス プレス
目黒龍太さん
太くて肉厚なウェリントンに生地感の薄い帽子を合わせると、目元の印象だけ強くなりすぎてしまいます。なので、秋冬ならコーデュロイなど厚手で存在感のある素材が好バランス。特に、ツバが広くて存在感のあるバケットハットはバランスがとりやすいですね。
ギュパールの眼鏡2万7000円、ニューハッタンの帽子2000円。(シップス 渋谷店)
ギラつくミラーサングラスは
同色系ニットで落ち着かせる
THE NORTH FACEのミラーサングラス
ザ・ノース・フェイス プレス
鰐渕 航さん
休日は登山やスノーボードを楽しむことが多いので、サングラスは街とアウトドアで兼用できるミラーレンズのものが多いですね。光を反射するので、帽子を合わせるなら落ち着いた色みのニット帽が◎。ほっこりした素材感も相まって、ギラつき感を中和してくれます。
ザ・ノース・フェイスの帽子4400円。(THE NORTH FACE Alter)、サンスキーのサングラス7800円。(ゴールドウイン カスタマーセンター)
マットな質感のサングラスなら
キャップのロゴも控えめに
EYEVAN 7285の跳ね上げ式サングラス
ムロフィス プレスマネージャー
嶋田哲也さん
眼鏡×帽子歴は20年近いので、サングラスは帽子に合わせやすいマットな質感のものを選ぶことが多いですね。BBキャップは帽子のなかでもカジュアルな印象があるので、サングラスと合わせるときに上の留め具がなく、ロゴのサイズも切手大以下のものがオススメです。
ポストオーバーオールズの帽子8500円。(ポストオーバーオールズ)アイヴァン7285のサングラス7万円。(アイヴァン 7285 トウキョウ)
サングラスと
バケットハットの色を合わせてシックに
金子眼鏡のカラーサングラス
アーバンリサーチ プレス
西村滋紀さん
普段掛けるサングラスは色も薄めのレンズのものが多いですね。目元の印象に左右されないので、合わせやすく、こなれた印象も醸せます。さらに、この薄色レンズなら同色のバケットハットと合わせても顔周りが重たくなりすぎず、シックな印象にまとめられますよ。
ニューエラ×アーバンリサーチの帽子5000円。(アーバンリサーチ 表参道ヒルズ店)、金子眼鏡×アーバンリサーチのサングラス1万6000円。(アーバンリサーチ プレスルーム)
※表示価格は税抜き
[ビギン2020年12月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。