特集・連載
ダッチオーブンレシピFILE(Vol.59)タレの魔術師編⑪
食福亭の「神戸ホルモン塩だれ」で作る無水塩焼きうどん
入れるだけ~♪のダッチオーブンレシピ 今さら料理なんて無理無理。な~んて人ほど一度使えば絶対ハマるダッチオーブン。なんせ面倒な手間は一切ナシ。材料を鍋にブチ込んじゃえば、あとは鍋が勝手に美味し~く仕上げてくれるんですから! この記事は特集・連載「入れるだけ~♪のダッチオーブンレシピ」#69です。
ホルモン焼用の塩ダレが染み込む絶品焼きうどん!
うどんの無水調理って焦げ付かない? と思いきや、心配はご無用。ダッチオーブンで加熱すると、食材から出る水蒸気がシール代わりになって、鉄蓋がピタッと密閉。このウォーターシーリング効果によって、食材の水分をさらに引き出し、逃がさないから、加水せずとも余裕で調理することができるんです。
このレシピの場合、みずみずしいキャベツからたっぷり出る水分に加えて、厚切りの豚バラ肉から出る脂も無水調理に貢献。だから、肉のプロがホルモン焼のために考えた食福亭「神戸ホルモン塩だれ」も薄まることなく効きまくり、余すところなく旨みを吸い込んだ濃厚な焼きうどんが完成します。
作るときのポイントは、野菜の嵩が減るまで1分ほど加熱してから、蓋をしてじっくり蒸し焼きにすること。無水調理だって、わざわざ専用の圧力鍋や家電を買う必要はなし。ダッチオーブンと特別なタレさえあれば楽勝で作れます!
教えてくれるのは…
[鉄鍋の鉄人]小雀陣二さん
- 「神戸ホルモン塩だれ」100ml
- 豚バラ厚切り肉 200g
- キャベツ 大1/6個
- 小松菜 1わ
- 生きくらげ 50g
- うどん 3玉
- 七味唐辛子 お好みで
食福亭の「神戸ホルモン塩だれ」
精肉店直営のホルモン・もつ鍋専門店が改良を重ねた自信作。肉を焼く前に揉み込むと、タマネギやニンニクの旨みが生きる。炒めものや焼きそばにもどうぞ。190g。540円(食福亭味革)
作り方(約5分)
①鍋に豚肉を敷き、タレを回しかける。
②野菜をざっくり6cmほどに切り分け、キャベツの芯→小松菜の茎→キャベツの葉→きくらげの順にのせる。
③うどん、小松菜の葉をのせ、蓋はせずに中火で1分ほど加熱する。
④嵩が減ったら蓋を閉じ、弱火にして2分ほど加熱。一度混ぜ、もう1分加熱。
⑤よくかき混ぜてタレを馴染ませたら出来上がり! お好みで七味をふって。「水を一切加えないから具材とタレの旨みが薄まらず、濃厚な味になる」(小雀さん)
使ったダッチオーブンは…
「ロッジ」のサービングポット。内径20×高さ7cm。9680円(エイアンドエフ)
※表示価格は税込み
[ビギン2023年4月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。