フィクションの世界ではなく、現実世界のファイターがどんな時計をつけているか知りたくないですか? そこで、現役総合格闘家にしてファッションにも造詣の深い宇野 薫さんに、最もお気に入りの3本を紹介していただきました。これぞ真の闘う男の時計です!
普遍のタイムピースへのアツい思いは終始一“漢”
有名アスリートや格闘家はギンギラギンのド派手な高級時計を好むイメージがありますが、宇野 薫さん溺愛の3本はロレックス、Gショック、スントとガチな機能系の名作が並びました。
このうちロレのエクスプローラーⅡは、プロ修斗のチャンピオンに輝いた99年、自分へのご褒美として買ったもの。「当時、仲よくしていた裏原系のお洒落な先輩たちはみんなロレックスを着けていたので。自分の好きな古着やデニムにも合うんじゃないかと思って買いました」と宇野さん。
いわば成功の証だったわけですが、下コラムのロッキーのように金無垢にいかず、あくまでファッション目線で買っているのが、服好きな宇野さんらしいところです。
『ロッキー2』では、一躍人気ボクサーとなったロッキー(S・スタローン)が、愛妻エイドリアンとともに高級時計店で金無垢ケースのロレックスをアレコレ品定めする場面が。成功をわかりやすく伝える名シーンです。
金無垢ロレックスの沼にハマる(笑)
Gショックは初号機の角型デザインをそのままに、ケースをステンレス化した人気モデルを愛用。「ブレスまでオールステンのモデルも持っていますが、このモデルはベルトが黒ラバーのため着用感が快適で見た目にも軽快だから、意外と幅広い装いに合わせやすい。そこが気に入っています」。
宇野さん「シルバー×黒のクールなコンビが意外とどんな服装にも合う」
スントはトレーニングの際に心拍数などを測るために活用しているとか。「正直トレーニング用の時計は他からもいっぱい出ていますが、ボクの感性に一番合うのはスント。歴代モデルをいくつか持っています。どんどん使いやすく進化しているのもいいですね」。
宇野さん「スントはこれで6台目。どんどん使いやすく進化してるのがイイ」
いずれもタフ時計のド定番に長年君臨し続けてきたブランドであり、47歳にして現役ファイターとして活躍する宇野さんの生き様ともリンク。ビギンでもお馴染みの顔ばかりですし、“リアルに闘う男の時計はやっぱこうでなくちゃ!”なんて、嬉しく感じた読者も多いのではないでしょうか?
26年闘い続けるリアルファイター代表
総合格闘家
宇野 薫さん
1996年にプロデビュ ー。修斗、UFC、DREAMなど多くのリングで闘う。現在も修斗、柔術大会、グラップリングマッチにも出場。UFCファイトパス日本版の解説の他、ゴールドジムで初心者向けの『UNODOJO』MMA・JIU-JITSUクラスを開催している。また自身のブランド「ONEHUNDRED ATHLETIC」でディレクションを手掛ける。
①G-SHOCK[Gショック]
GMW-B5000-1JF
累計50本以上のG-SHOCKを買ってきた宇野さんの一番のお気に入り。初代のスクエアデザインをメタル化し、Bluetooth通信機能など最新機能もテンコ盛りだ。現在も購入可能。5万5000円(カシオ計算機お客様相談室)
②ROLEX[ロレックス]
エクスプローラーⅡ
99年に修斗チャンピオンに輝いた記念に新品を購入。ポイントが使えた量販店で、38万円で入手したとか。本当は黒文字盤が欲しかったが、年を重ねるうちに白文字盤のほうが服と合わせやすいと感じてきたそう。本人私物。
③SUUNTO[スント]
スント 5 ピーク
心拍数や歩数などを測ることができるマルチウォッチ。宇野さんはランニングの時に必ず着けていて、これが6台目。軽くて小型、操作性に優れるところがいいとのこと。バッテリー長持ちでワークアウトの味方だ。4万9390円(スント)
※表示価格は税込み
[ビギン2023年2・3月月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。