特集・連載
入れるだけ~♪のダッチオーブンレシピFILE(Vol.35)「ブイヤベース」
入れるだけ~♪のダッチオーブンレシピ 今さら料理なんて無理無理。な~んて人ほど一度使えば絶対ハマるダッチオーブン。なんせ面倒な手間は一切ナシ。材料を鍋にブチ込んじゃえば、あとは鍋が勝手に美味し~く仕上げてくれるんですから! この記事は特集・連載「入れるだけ~♪のダッチオーブンレシピ」#46です。
ダッチオーブンの圧力鍋効果は、フランスのごった煮=ブイヤベースでこそ実感できるはず。短時間でもOK。魚や貝の濃ゆいダシが染み出してきて、スープが旨いのなんのって♪
圧力鍋効果で濃厚ダシが複雑怪奇に混ざり合う!
ブイヤベースとは、南フランスの漁師鍋のこと。いわば“ごった煮”。海老や貝、白身魚など魚介類なら何でもかんでもブッ込んで、濃厚に混ざり合った複雑なダシを味わうのがブイヤベースの真骨頂ってワケ! 風味付けには、少々お高くても濃厚なダシに負けない、香り豊かなサフランを惜しみなく使いましょう。
- 有頭海老 3尾
- 白身魚の切り身 1枚
- ムール貝 6個
- ハマグリ 6個
- 生タイム 数本
- オリーブオイル 50ml
- サフラン ひとつまみ
- 塩 適量
「ブイヤベース」の作り方
①海老は殻をむいて、背わたを取り除き、塩水で洗って塩をふり、白身魚は一口大にカットして塩をふる。
②ムール貝とハマグリの表面を洗い、ムール貝の足糸を引き抜き、上の材料とともに鍋に入れる。
沸騰するまで強火で3分ほど加熱
③タイム、オリーブオイル、サフラン、具材が隠れるほどの水を加えて強火で沸騰させ、弱火で10分ほど煮込み、貝が開いたら完成。
沸騰したら弱火で10分ほど煮込む
海水を含んだムール貝の旨みがスープに染み渡る
海老の頭からも濃厚な旨みがジュワ~っと
1UP テクニック
『サフランからの滋味深い黄金色を鼻と目で味わうべし』
香り豊かで臭み消しにもなるサフランは、ブイヤベースに必須。スープの黄金色はサフランからのもので、見た目にも美味しくなるのだ。
教えてくれたのは…
[鉄鍋料理の鉄人]小雀陣二さん
ダッチオーブン料理に関する著書も多い、アウトドア料理人兼アウトドアコーディネーター。三崎港のほとりでカフェ「雀家」を営む。
使ったダッチオーブンは…
キッチンサイズのロッジ“サービングポット”
米国No.1のダッチオーブンメーカー。家庭用ならこのサイズ! 内径20×高さ7cm。9680円(エイアンドエフ)
[ビギン2021年2月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。