お気に入りの木のイスは5月と12月にメンテナンスしよう!
家具のプロにとっては当たり前だけど、素人にとっては「へぇ〜」な技を公開。今回は、いつも部屋で使っている木のイスに最適なメンテナンス方法をご紹介します。
じつは…木のイスは5月と12月にWAX掛けがオススメ
家具の中でも酷使されるイスは、ガタつきなどの異常がないか? チェックがてら定期的にワックス掛けを、と語るのはアクメファニチャーの樋口裕也さん。「木に含まれている水分量が変わる、梅雨前の5月と真冬前の12月を目安にワックス掛けをすると効果的です。米の家具メンテで定番のハワード社製なら、柑橘系の香りでニオイもきつくありません」。
メンテグッズ
アメリカではみんなコレで磨いてます
米ヴィンテージ家具店のド定番。奥/ハワードのフィーデンワックスはジェル状でのびがいい。236ml。1600円。手前/同プレミアムペーストワックスは艶が出る固形タイプ。312g。3500円。(問)アクメファニチャー 渋谷店 ☎03-5728-5355
How to WAX
イス全体を雑巾掛けして下準備。ワックスをウエスに取って塗布したのち、から拭きでフィニッシュ。ワックスはジェルだとのばしやすく、固形だと艶が強く出る。また色付きワックスを使えば、小さなキズも消せる。
【1】汚れを落として
【2】ワックス
小さなキズも目立たなくなる!
メンテナンス達人
アクメファニチャー
樋口裕也さん
家具職人を経て、アクメに入社。ヴィンテージの買い付け、修復を経験した後に、同店のオリジナル家具のデザインを手掛けるように。
※表示価格は税抜き
[ビギン2018年1月号の記事を再構成]
写真/植野 淳 文/山田純貴 間中美希子 礒村真介 黒澤正人 スタイリング/佐々木 誠