特集・連載
ファストファッションで編集部員が見極めバトル!後編「無印良品」vs「ユニクロ」
安くてイイ冬服 そろそろ冬風の準備をしないとな、な時季。冬も想定した服を買い足すとなるとどうしたって値が張るじゃない? ってことで、今回はお財布にもやさしい春まで使える超コスパ服を中心に、情熱実況しちゃいま~す♪ この記事は特集・連載「安くてイイ冬服」#60です。
永年主役のアウター&靴を引き立てる! 脇役の天才コレナンデス!!
後編【無印良品】vs【ユニクロ】
王道アイテムに投資するなら、他はファストファッションで節約したい。そんな煩悩をオシャレに解決すべく編集部員が身を以て実践。これぞ脇役の天才!な見極めバトルを行いました!
MISSION
に合わせるアイテムを「1万円以内」で探せ!
パタゴニアのレトロXはボアの保温性と防風性を兼ね備えた、言わずと知れた名品フリース。編集部員私物。996はグレーニューバランス人気を確固たるものとした定番。最近ではゴアテックスモデルも登場。1万9800円(ニューバランスジャパンお客様相談室)
ファッション目線でチェック
[特別審査員]
ライター いくら直幸さん
ビギンのほか、「ヒルナンデス!」のコーデ対決でもお馴染みのいくらさん。自身もレトロX×グレーニューバランス×ファストブランドを実践している。
編集部カギモトは
こだわりの素材がウリ【無印良品】で捜索
カギモト「強面だけど意外と肌触り重視」
今日はどれを食べてもおいしいレトルトカレーと並ぶ大好物、無印良品の素材に凝ったベーシックウェアを買いに来ました。清潔感あるコーディネートに仕上げて、優勝だ~ッ!
“リーズナブルなベーシック”ならこちら。物価上昇の最中でも、手頃な価格の定番商品があるのも無印の良心。
無印良品 銀座
住所.東京都中央区銀座3-3-5
☎ 03-3538-1311
営業時間.11:00~21:00 不定休
「上がフリースでボリュームあるから、レギュラーフィットはありがたい」
「レイヤードするならフードあり?なし?(汗)」
「この気持ちい~メリノウールが良心価格なんて♡」
つい目移り……(笑)「コレとアレは食べたな……。あ、コレまだだ!」
【無印良品】オールコットンで品よく素材感も重視
Tシャツ+パーカ+パンツ=TOTAL ¥8,470
選びのポイント
ビギン流としてどれもベーシック、シンプルなアイテムで、さりげなくオシャレに見える着こなしを狙いました。リーズナブルだけど肌触りがよく、着回しもしやすい落ち着いたカラーリングで大人っぽくスマート。サステナブルな素材使いも無印良品ならではのメリットです。
ニューバランスとチノといったら蜜月だからね!
カンガルーポケットなしのすっきり顔も重宝
¥3,990
MUJI[無印良品]
スウェットプルオーバーパーカ
滑らかで肌触りのいい裏毛生地は、適度な厚みで幅広いシーズン快適。カンガルーポケットなしですっきりとしているゆえ、レイヤードにも合わせやすい。(無印良品 銀座)
「ライトな生地のパーカーは素材感が気になるからやわらかさは要チェック」
寒空のレイヤードにも最適
¥1,490
MUJI[無印良品]
起毛タートルネック長袖Tシャツ
程よい肉厚感の生地両面に起毛を加え、肌触りよく暖かな着心地が味わえる。冬場のミドルレイヤーにもうってつけの一枚になりそう。太すぎず細すぎずの袖リブもスマートに見える。
クセのないザ・ベーシックチノ
¥2,990
MUJI[無印良品]
チノレギュラーパンツ
しっかりとコシ、ハリのあるチノクロス。両玉縁のバックポケットなどディテールも抜かりなく、全くクセのないストレートシルエットの、まさにザ・ベーシックなチノ。2000円台も必見だ。
編集部ナカジマは
デザイナーとも続々コラボ!【ユニクロ】で捜索
ナカジマ「黒とカーキ以外は着ません」
以前アルバイトしていたこともあり、ユニクロといえど攻めたコーディネートができるはず。骨太なアイテムが好きなので、そこを活かして個性ある着こなしで勝負します!
日本が誇るカジュアルブランドの代名詞。時代感あるシルエットも支持が厚い。
ユニクロ 東京ミッドタウン店
住所.東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウンB1F
☎ 03-5772-5241
営業時間.11:00~20:00 無休
「肉厚Tシャツが1000円ぽっきり!?」
「無骨なカバーオール! いいかも♡」
「種類が多すぎてのけぞっちゃう~~~」
「シンプルすぎないところがいいなぁ」
【ユニクロ】ワークセットアップで骨太な鮮度を
Tシャツ+ジャケット+パンツ=TOTAL ¥9,980
選びのポイント
デニムが豊富なことは知っていたけど、こんな骨太ワークなカバーオールまであるとは思ってなかった! しかもセットアップで着られるペインターまであるなんて。上下で買っても8000円台だし、単品でもインパクトのある脇役になれる。レトロXはカバーオールのミドラーに使うのもアリかも。
本格派でいて着心地も文句なし
¥4,990
UNIQLO[ユニクロ]
ユーティリティジャケット
ヴィンテージライクなデニムのスラブ感、加工感はとても4000円台には見えないクオリティ。ポケットワークもリアルで、服好きにも納得の一着。軽やかなデニムを使い、着心地快適なバランス感もお見事だ。(ユニクロ)
「ストレッチが利いてるからレイヤードも着こなしやすい」
都会的に穿ける仕掛けにも感銘!
¥3,990
UNIQLO[ユニクロ]
ワイドフィットワークパンツ
ワイドシルエットながら、股上の深さが現代的。左脚にはハンマーループが付属するが、右脚のスケールポケットは省略。野暮ったさのないすっきりした印象、シルエットで穿けるのも◎。デニムはストレッチ性がありしなやか。
大人買いマストなバインダーネックT
¥1,000
UNIQLO[ユニクロ]
クルーネックTシャツ
クリストフ・ルメールがアーティスティックディレクターを務め、究極のデイリーウェアが揃うユニクロユーのTシャツ。ヘビーウエイト天竺素材のバインダーネックで、一枚でもレイヤードにも活躍。ナカシマは普段から愛用。
お手頃価格な服だからこそトライする意識は大事!
【無印良品】と【ユニクロ】で見極めバトル
いくらさん(以下敬称略) 次の2人は無印良品とユニクロで探してきたのね。しかもめちゃくちゃ対照的なコーデでいいじゃない!?
ナカシマ 先輩、無難すぎません?
カギモト お前こそ、アメリカのレイルローダーみたいになってんじゃん!?
いくら まあまあ落ち着いて。でもカギモトくんはベーシックアイテムの宝庫、無印のよさを活かしてるよね。
カギモト 奇をてらわず好印象を意識しました。オーソドックスなチノ、品よくのぞくタートルがポイントです。
いくら いいよね。オレも今日ユニクロのモックなんだけど、カジュアルブランドでモック系はオススメ。格安にコーディネートに品が備わるからね。
カギモト ですよね~!
いくら 対するナカシマくん、いいね。このコーディネートを見て、1万円以下でまとめたと思う人、いないと思う。よく攻めたよ。
ナカシマ いくらさんはわかってくれると信じてました! レトロXの柔らかい印象と対照的に、無骨なワークセットアップでメリハリを意識しました。
いくら しかもこのデニム、ストレッチ素材混なんだね。だからインナーにレイヤードしても着こなしやすい。こういう無理してない点も高評価だよ。
カギモト ぐぬぬぬ……。
いくら でも、気になるのが996との相性だね。コーデのなかでちょっと浮いてる感じがあるんだよな。
ナカシマ たしかに気になる部分ではありました……。
いくら でもオレはキミの意気込みを評価したい。2人のコーデとアイテムなら、ナカシマくんに軍配だね。
ちなみにいくらさん愛用の脇役の天才は
ファミリーマートのコンビニエンスウェア!
私物のラインソックス
とくにファミマカラーのラインソックスを愛用しています。長年、デイリーに穿く納得の靴下と出会えませんでしたが、ついに見つけた安住の一足。リーズナブルなだけでなく穿き心地も上々で、無地や丈違いと穿き分けていますよ。(いくらさん)
今買えるのはコレ
各¥429
Convenience Wear[コンビニエンス ウェア]
左/紳士リブソックス 右/ラインソックス
コンビニエンスウェアは、ファセッタズムの落合宏理氏と共同開発したファミマのプライベートブランド。ソックスは抗菌防臭機能も備えた人気商品。(ファミリーマートお客様相談室)
※表示価格は税込み
[ビギン2022年12月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。