特集・連載
今買って“得”なネイティブアクセは「P.プルイットの異素材アクセ」だ
コスパを考えたモトがとれるアクセサリー アクセサリーを選ぶとき「これから10年は身に着けるつもりだから、1年換算なら1万2540円、1日だと約34円か。ふ~む、1回アレを我慢すればあの時計が買えるわけだ」なんて考えちゃうことありません?(笑)必需品じゃないけど着けてないと寂しいし、上を見たらキリがないけど安っぽいのは着けたくないし……。というわけで、アクセサリー選びはコスパが命。物価高の今ですからね、いいモノ選んでしっかりモトをとりましょう。 この記事は特集・連載「コスパを考えたモトがとれるアクセサリー」#09です。
異素材使いの魔術師は今後もっと注目される
[教えてくれた人]ロングブランチ 店主 森田洋司さん
シルバー素材が圧倒的大多数を占めるネイティブアクセサリー。もちろん長い目で見れば十二分にモトは回収できる名品ですが、名の通った巨匠のそれは年々価格高騰ぎみだし、予算もそれなりに必要です。
「それなら、まだ手頃なのにどんどん価値が上がってる新鋭アーティスト・パット プルイットはどうでしょう?」と森田さん。
「ジルコニウムやステンレス、チタンなど、伝統的な素材から見れば異素材と言われる材料を使い、工業機械を駆使して製作を行うカッティングエッジ(=最先端)なアクセサリーは、いわゆるオーセンティックではありませんがそれがかえって新鮮です」。
値上がり著しいワケは、「2018年、“インディアンマーケット”の品評会で彼の作品が最高賞を獲得。いわば全米に認められたお墨付きから、価格もうなぎのぼり!」
「“今買っておくべき”という観点なら、パットの異素材アクセは再有力株でしょう。しかもシルバーとはまた違った質感や発色は、周囲との差別化にも効果絶大! ナニソレ!?と羨まれることウケアイです」
ロングブランチ 店主
森田洋司さん
所狭しと並ぶアクセサリーは、自ら現地に赴きバイイングしたもの。巨匠・若手に限らず、一朝一夕では築けない太いパイプを持つ。
住所.東京都渋谷区広尾5-19-12 渋谷広尾ビル1F
営業時間.11:00~19:00
定休日.日曜・祝日
P.プルイットの異素材アクセ
ジルコニウム フェザー
2万2000円
ジルコニウム合金を特殊な薬品で化学反応させ、美しいレインボーグラデを表現したピアス。パーツを取り替えて、ペンダントトップとして単体使いしたい! (ロングブランチ)
ステンレス+ガルーシャ革バングル
8万2500円
耐腐食性に優れる316Lステンレス製のバングル。通常はターコイズなどで行われるインレイを、スティングレイレザー(エイ革)で再現したユニークな作品だ。(ロングブランチ)
ジルコニウムバングル
6万6000円
軽量で金属アレルギーも少なく、硬度も高いジルコニウム製。表面を焼き付け、重厚かつ無骨な見た目に。裏面にはレーザーによる「PRUITT」の刻印が入る。(ロングブランチ)
5年後は10万円オーバー!?
例えばバングルは、10年前ロングブランチで取り扱いを開始した時点で約4万円。それが2017年の最高賞の受賞から価値が上昇。この伸び率なら、3年後は10万円超えも不思議じゃない!?
パット・プルイットってどんな作家?
[権威ある品評会で最高賞を獲った若手のホープ]
ボディピアッシングで金属加工を学び、地元のシルバースミスに師事。米・サンタフェで行われ、壺やラグなど数々の伝統的作品も並ぶ「インディアンマーケット」の品評会で、2018年に最高賞「ザ・ベスト・オブ・ショー」に。いわば、全米が認めたアーティストなのだ!
ちなみに……狙い目ナバホ作家はジェシー・ロビンス
アメリカ東南部先住のクリーク族出身の若手ながら、伝統技法を忠実になぞらえる作品が評価され、目下人気急上昇中! まだまだ知名度が高すぎない分プライスは抑えめなのがうれしい。
バングル
8万8000円
写真のバングルはコインシルバーを使い、スタンプワークで伝統的な山のモチーフをあしらったオーセンティックな一本。(ロングブランチ)
※表示価格は税込み
[ビギン2022年12月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。