特集・連載
安くてイイパンツの筆頭は、米国名門ワーク御三家の「グレスラ!?名作」だ!
安くてイイ冬服 そろそろ冬風の準備をしないとな、な時季。冬も想定した服を買い足すとなるとどうしたって値が張るじゃない? ってことで、今回はお財布にもやさしい春まで使える超コスパ服を中心に、情熱実況しちゃいま~す♪ この記事は特集・連載「安くてイイ冬服」#07です。
トップスばっかり買ってたら、パンツの予算がピ~ンチ!
そんなあるあるに解答!安くてイイパンツ研究
やっぱりお洒落は足だけじゃなく、脚元からでしょ!……な~んて重々承知しつつも、これからの季節はどうしてもアウターを優先しがち。パンツに割ける予算は限られちゃうんですよね。ってことで、少ない原資でも妥協せず穿ける&惚れ込めるパンツをレッツ・スタディ!
- 耐久力が高い
- ルーツが語れる
- 当然の良価格
予算が限られてるからこそ重要視すべきは総合力!
パンツ部門の安くてイイを見つめたとき、浮上したのが上の三箇条。長~く穿けてモトが取れる耐久力に、自己満足度を高める背景。あわよくばコスパよく収めたいけど、安かろう悪かろうは論外。
それなら頼るべきは、米国の名門ワークブランドたちです。お得意の大量生産ゆえのコスパの高さといい、屈強な労働者たちを満足させてきたタフネスといい、定番好きを問答無用で心酔させるブランド力といい、まさに穴なし。
さらに汎用性も欲張るなら、グレートーンの生地にクリースが入れられ、さながらスラックス“風”にも穿ける名門の名作がドンズバ! ジャケパンにも映えるし、もとがワークパンツだからカジュアルとの相性も言わずもがな。
平日も休日も一本で乗り切れる、目下安くてイイパンツ界の最強候補というわけ。とりあえず御三家の虎の子たちに頼るとしますか!
1【DICKIES】874
史上最もグレスラ見えする874、誕生!
¥12,980
DICKIES×Firsthand[ディッキーズ×ファーストハンド]
SP 1TUCK PANTS
不動の定番874をベースにアウトタックを入れ、よりクラシカルなシルエットにテコ入れ。さらにT/Cツイルからポリエステルサージ素材に衣替えすることで、よりイージーかつ、よりスラックス然とした見映えに。というか正直もう、パッと見はグレスラそのものでしょ!(ファーストハンドレイヤード ミヤシタ パーク)
ジャケット合わせもこの通り!
エンジニアド ガーメンツ× ビームス プラスのジャケット6万9300円(ビームス プラス 原宿)サイのニット4万8400円(マスターピースショールーム)パラブーツの靴7万9200円(パラブーツ 青山店)
当時画期的なT/Cツイルツイルでワークの定番に上り詰めた
1967年に誕生したキング・オブ・ワークパンツ。薬剤を使って形状記憶した“消えないクリース”と、その薬剤に耐えうる“T/Cツイル”(ポリエステル×コットンを混紡した綾織り生地)がアイコン。半世紀以上前に品よくタフ!を実現した、大人に穿けるワークの名作である。
2【WRANGLER】WRANCHER
ポリ100%で楽チン、ムレない!
¥8,800
WRANGLER[ラングラー]
ランチャードレスジーンズ
軽くて柔らかくてシワにも強いポリエステル生地に、クリースを入れるという黄金レシピは、今なお健在。ほんの~りフレアなシルエットは、合わせる服も靴もマジで不問! “半世紀以上前に登場した元祖美脚パンツ”なんて語れる要素もあるのに、余裕のU-1万円ってのは、コスパ高すぎ。(エドウイン カスタマーサービス)
カウボーイのドレスアップ用パンツとして爆発的ヒット!
時は1960年代。カウボーイが強さやお洒落の象徴だった頃、名門ラングラーが彼らのドレスアップ用ジーンズとして開発。ブーツとベストマッチなフレアシルエットや、イージーなポリエステル生地、品を担保するセンタークリースと三拍子揃い踏みで、超絶ヒットを記録した。
3【LEVI’S】STA-PREST
大人に穿ける渋めのスミクロ
¥11,000
LEVI’S[リーバイス®]
ステイ・プレスト フレア
丈夫な綿ポリ生地×防シワ加工のおかげで、いちいちアイロン掛けしなくてもビシッと筋の通ったクリースをキープしてくれる。さらには美脚効果も期待できる微フレアシルエットと、褪せ感が絶妙なスミクロカラーのW効果で、グレスラ感覚で穿ける品も獲得。定番力も圧倒的だし、こら重宝するわ。(リーバイ・ストラウス ジャパン)
アイロン不要の永久クリースパンツとして、デニムに次ぐ地位を確立
“30回洗っても完璧にプレスされた状態が保たれる”というコンセプトのもと、1964年にリリースされたステイ・プレスト(通称スタプレ)。アイビールックの定番として米国の大学生たちの間でブレイク。クリーンかつ快適♪という秀才ぶりは、海を越えて英国のモッズたちをも魅了した。
※表示価格は税込み
[ビギン2022年12月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。