靴はいつもピカピカなのに革小物はチョットなアナタ、革小物にも愛情注いであげませんか? メンテ達人直伝のスゴ技を駆使すれば、革小物が新品のように生まれ変わるだけでなく、周囲のアナタを見る目も変わりますよ!

 

じつは革表面にできたシワはアイロンで伸ばすことができる!

 

Before

革表面にできたシワはアイロンで伸ばすことができる!

 

【1】当て紙をして中高温でアイロンを掛ける

当て紙をして中高温でアイロンを掛ける

ベルト部分が水平になるように畳んだ白紙の上などに置き、当て紙をしてアイロン掛け。シワを伸ばすように適宜、圧をかけるべし。

 

【2】クリームを塗り込む

クリームを塗り込む

専用のクリームをシワのくぼみ一本一本に塗り込んで栄養を与えたあと、ウエスでから拭き。摩擦熱を利用して艶やかに磨き上げよう。

 

After

After

 

シワには掟破りのアイロン技がテキメン!

人が老いるように、動物由来の革小物だって老化します。とくに革財布や革手帳などの酷使しがちなベルト留め部分は、加齢臭が漂ってきそうなシワシワのオジイチャン肌になりがち。ほかは注意してメンテしていても、意外と忘れがちな部分かも。
「ヒビ割れ部分にはクリームで栄養を与える必要がありますが、シワが寄っただけなら、じつはアイロンで伸ばすことができます。やり方は当て紙をして、中温〜高温で様子を見ながらアイロンをジワッと掛けるだけ。これだけでシワがピーンと伸びて、見違えるように若返りますよ」

 

GANZO小平陽介さん

GANZO
小平陽介さん

メンテナンス達人

表参道のガンゾ本店に常駐し、修理からオーダーまで請け負う革職人歴20年のベテラン。趣味は革小物作りという根っからの職人。

 


[ビギン2018年1月号の記事を再構成]
写真/植野 淳 文/山田純貴 間中美希子 礒村真介 黒澤正人 スタイリング/佐々木 誠

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