ずっと使い続けたい! アメリカの「道具」vol.2
ブランド創業年順 アメリカ道具カタログ
プロユース由来の無骨TOOLS40
半世紀や1世紀以上に誕生したモノなのに、ほとんど形を変えず、今も現役。アメリカには、そんな道具がたくさんあります。プロ向けに作られた機能優先の無骨なツールだから、時代を超えて使えるんですね。ここは、そんな道具の数々を創業年順にご紹介!
ピーターボロとは、同社が創業したアメリカ北東部、ニューハンプシャー州にある小さな町の名前。豊かな自然に囲まれたこの町で、農作業や日常生活に根ざしたバスケットを手作りしてきたピーターボロ社ですが、魅力は何といってもその素材。地元で産出されるホワイトナッシュと呼ばれる木材は、スキー板や野球のバットに使われるほど頑丈なのが特徴なんです。またアッシュウッド織りは湿気に対して耐性があり、長く愛用できると評判!
[ヘビーデューティランドリーバスケット]
インテリアとしてサマになる木製バスケット。洗濯物入れとして以外にも、観葉植物の鉢カバーなんて使い方もあり。アメリカ製。約φ47×H35㎝。
米国初のウーレンミルズ(毛織工場)として創業。当初は生地の販売だけでしたが、やがて自社製品の製造を開始! 1861年に始まる南北戦争では、北軍のためにブランケットを製造したことも。その後、程なくして開発されたのが、バッファローチェックのハンティングジャケットでした。狩猟の際にハンター同士の誤射を防ぐ目的で開発されたという赤×黒のチェックですが、今ではアメリカンカジュアルを代表する柄として親しまれています。
[ハンティングジャケット]
赤×黒チェックのウール生地は1800年代から続くブランドのアイコン。とはいえ、復刻モデルのシルエットは現代的。コットンライニング付きなので重ね着しやすい。
今では当たり前のように使われているフォールディングチェアの草分け的メーカーが、このクラリン社。創業時から作り続けられている荷重を分散させるX字構造の柔軟なフレームを持つチェアが代表作。起伏のある場所でも安定感があり、薄~く畳んで収納可能な利便性が評価され、現在でもマディソンスクエアガーデンをはじめ、スタジアムや学校などでも採用されています。
[フルクッション フォールディング チェア]
1925年から作り続けられる米国発のスチール製フォールディングチェア。脚部分にラバーを備えており、床にキズもつきにくい。W57.2×H82.2×D46㎝。
丈夫なマウンテンブーツで知られるダナーは、1932年に創業者のチャールズ・ダナーが安価な仕事用ブーツを作り、一足4 ドルで売り始めたのが起源。1959年に米国で初めてビブラムソールを採用した靴を開発したのもダナー。そして1979年には靴メーカーとして初めてゴアテックスを搭載した名品ダナーライトを世に送り出しました。軽量、防水、蒸れないという三拍子揃ったブーツは、山でも街でも履けるマウンテンブーツとして今も健在です。
[ダナーライト]
ライニングにゴアテックスを採用した完全防水ブーツ。耐磨耗性とグリップ力に優れたクレッターリフトソールを装着した無骨なルックスは当時のまま。雨の日の街履きとしても有能。
米国老舗ワークウェアメーカー、ブルーベル社が、ウエスタンウェアを製造するために設立したラングラー。ハリウッド映画の衣装も手掛けていたロデオ・ベンをデザイナーに起用するなど、労働着にファッションの概念を持ち込んだ先駆者なんです。特にウエストやアームホールをやや絞った27MWは、ウエスタンシャツの完成型ともいわれます。その洒落っ気でカウボーイたちを魅了し、1975年には全米プロロデオ協会公認ウェアに認定。
[27MW ウエスタンデニムシャツ]
ウエスタンシャツのひとつの正統がこの27MW。スティーブ・マックイーンも着た名作の復刻版だ。シェイプされたシルエットや長い着丈など、往年の意匠を忠実に再現。
ミネソタ州にある町、フェアリボーに設立されたウーレンミルズ(毛織工場)。紡績から縫製までを国内で一貫生産できる、全米でも数少ないファクトリーのひとつです。米軍やかのラ○フにも納入実績を持つくらい品質の高さには定評があり、アメリカ海軍への納入モデルである「U.S.NAVY ブランケット」は、まさにその代表格! U.S.NAVYの文字とアンカーマーク、それにウールならではのややゴワッとした質感が男っぽさ満点です。
[U.S.NAVY ブランケット]
100%バージンウールで作られたヘビーウエイトブランケット。大判なので毛布として使えるのはもちろん、インテリアの演出としても存在感を放つ。167×216㎝。
全米最大の陶器メーカーにして、創業以来Made in USAを貫き続ける硬派っぷり。軍や政府機関への納入実績があるだけでなく、全米のダイナーやレストランでもこぞって採用されてきた業務用テーブルウェアです。料理が映えそうなアイボリーの食器は生地に厚みがあって、見た目にもぽってりとした印象。いかにもアメリカらしい無骨さを感じさせてくれるテーブルウェアです。
[テーブルウェア]
アメリカのダイナー御用達のシンプルな食器。ちなみに、社名に含まれる「チャイナ」は陶器の意味。
当初は卸商として既製品のワークウェアを仕入れていましたが、度重なる納品遅れに堪忍袋の緒が切れ、自社製品の開発を決意。で、間もなく完成したのがカウボーイパンツLee COWBOYでした。これは後に101の愛称で呼ばれる「Lee Riders」となり、同社を代表する名作ジーンズに! サドルを傷つけないように金具のリベットを廃すなど、文字通り、カウボーイのための作業着だったんです。
[アメリカンライダース 101z ストレート]
映画『理由なき反抗』でジェームズ・ディーンが着用したことで有名なモデル。バックポケット同士が離れているため、後ろ姿が男らしく見えるジーンズともいわれる。
現在はスイスに拠点を移していますが、じつはペンシルベニア州ランカスターの創業。鉄道時計の製造から始め、徐々にラインナップを拡大。第二次世界大戦のときは、米軍のために100万個以上もの軍用時計を供給するまでの規模に。このとき、米陸軍のために開発されたのがハック・ウォッチでした。部隊全員の時計を秒単位で合わせるために、秒針を停止できる時計で、その哲学は、後の人気モデル「カーキ」へと受け継がれていきました!
[カーキフィールド オート]
時計を頻繁に着け替える人にも嬉しい、約3.3日のロングパワーリザーブ機能をもつニューモデル。自動巻き。SSケース。径40㎜。10気圧防水。
蒸気機関車の工場が半円形の姿をしていたことにちなみ、社名を「ラウンドハウス」と名付けたことからもわかるように、もとは鉄道建設に従事する労働者のために作業着を生産していたブランドです。同社の人気アイテムといえば、100年以上も基本スタイルを変えていないオーバーオールですが、多くの労働者を魅了したタフネスぶりは、このエプロンにもしっかりと受け継がれているんです!
[ショップエプロン]
12.5オンスのヘビーなダック生地を、ダブルステッチで頑丈に縫製した一枚仕立てのエプロン。大工作業や機械いじりは当たり前。料理のときに着けても気分が盛り上がるはず。
創業以来、良質な靴下を製造してきましたが、1960年代に入るとスポーツやアウトドア向けに新製品を開発。1990年代には足裏の温度を下げて快適さを保つ技術で特許取得。アスリートや冒険家から支持されました。一方で通気性に優れたコットンに、適度なフィット感を備えるストレッチナイロンを組み合わせた「サイプレス」のようなシンプルなソックスも展開。どちらも同社のアイコンなんです!
[サイプレス]
肉厚かつ凹凸感のある編み方で、メランジ調の風合いがこれからの季節にピッタリ。足元のアクセントになってくれる。サンダルに合わせても◎。米国製。
数々の名作靴を生み出してきた同社の歴史のなかでも、1954年に発売されたポストマンシューズは画期的な一足でした。クッション性に富み、優れたアーチサポートを持つクッションクレープソールを採用することで、制服に合うルックスと長時間歩いても疲れない履き心地を両立。その後、さまざまなバリエーションが開発され、ドレス寄りのブーツタイプも登場しました。
[#9197 ポストマンブーツ]
USポスタルサービスに採用され、1960年頃登場。約5年間だけ販売されたといわれる、9 つハトメ、6 インチ丈の珍しいモデルを復刻。
業務用としては、全米のみならず世界でもその名が知られる火災予防製品のトップブランド。米国工業界で最もポピュラーな火災予防に関する認証テスト「FM規格」に合格した製品を主に扱っていて、オイリーウエス缶もそのひとつ。これは油や溶剤の付着したウエス(雑巾)が発火しないよう保管するための耐火ゴミ箱で、工場でよく使われています。自宅では、頑丈なので屋外での使用や気密性が高いのでキッチンなどで使うのが便利。
[オイリーウエス缶]
自宅用にはオーバースペック。だけど工業用の真っ赤なボディが、インテリアとしてインパクト大。足元のペダルで蓋が開閉でき、屋外やキッチン回りで真価を発揮。φ32×H42㎝
林業や製材業が盛んなワシントン州タコマを拠点とするワークグローブのメーカーです。高いクオリティと他社とはひと味違うデザイン性、それに100型以上ものバリエーションを誇る同社の手袋は、すべて熟練の職人がタコマにある工場で生産しています。軍手と呼ぶには、ちょっとカッコよすぎるこのニットのワークグローブにも、現場で働く労働者のニーズを反映。こんなグローブがあれば、ベランダガーデニングにも本気で取り組めそうです。
[スターグリッターグローブ]
ポリエステルコットン製のニット手袋。両面にポリ塩化ビニル製の星形ドット(ブルースター)を圧着。ドットは両側についているので、両面使用することができる。
創業は1912年だけど、会社設立の契機となったのが、その前年に考案されたメイン・ハンティング・シューズ。ビーン・ブーツの愛称で知られるこのブーツ、アッパーには雨や雪を弾くフル・グレインレザーを採用、これにチェーン・パターンの溝が入ったタフなゴム製ボトムをトリプルステッチで縫い付けている。当時としては革新的な防水機能とグリップ力が高く評価され、1921年にはマクミラン氏の北極遠征隊がビーン・ブーツを採用したほど。
[パデットカラー ビーン・ブーツ]
履き口に当たりの優しいパッドを仕込んだ、新しいスタイルのビーン・ブーツ。履き心地がマイルドに。
当時、猟犬競技でその名を知られていたランドン・クレイトン・キング氏が立ち上げたブランド。当初は狩猟競技向けのハンティングウェアを製造していました。ロゴマークに描かれているのも猟犬のポインター。ちなみに、この犬、キング氏の愛犬ビルがモデルとか。現在はハンティングウェアの枠を超え、ワークからレジャーウェアまで幅広く展開。カーペンタージーンズは、本気ワーク仕様ながらゆったりシルエットで楽に穿ける定番中の定番。
[カーペンタージーンズ]
ハンマーループがつく本気ワークパンツだが、今また注目されつつある太めシルエット。生成りカラーならコーデに取り入れやすい。綿100%。米国製。
同社の歴史はウィリアム・スタンレー氏が、スチール製の真空ボトルを発明したことに始まります。スチールの頑丈さと真空断熱の保温性を組み合わせたこのボトルは、やがて軍にも採用され、第二次世界大戦ではB-17爆撃機に搭載。高度1 万2000mから落としても壊れなかったという伝説も。ハンマートーングリーンの「クラシック真空ボトル」は、見た目レトロでも保温力は確か。6 時間後で87℃以上、12時間後でも80℃以上を保ちます。
[クラシック真空ボトル]
構造に継ぎ目が少なく、隙間に水が入り込んだり、茶渋などが溜まったりしない。そのため、衛生的に使える。保冷効果にも優れている。
フェローズといえば、今や幅広い分野の製品を世界中で販売するグローバル企業ですが、創業間もない同社を大きく飛躍させたのが、バンカーズボックスでした。当時は税制の改革で、どの銀行も書類の保管の重要性が増していた時代。これが追い風となって、軌道に乗ったというわけ。その後、さまざまな工夫でバンカーズボックスを改良。2000年代には簡単に組み立てられる独自方式「FastFold」で特許取得。普段使わないモノを収納して部屋にそのまま積んでおくだけでお洒落インテリアに。
[バンカーズボックス]
シックな木目が〝見せる〞収納に最適。取っ手のある側面は三重構造、底面を含めたその他の面も二重構造と段ボール製でも高強度。W32.5×D42×H25㎝。
同社のスウェットシャツが、米軍アカデミーの訓練用ウェアに採用されたのが創業翌年。いかに高品質の製品を作っていたかがわかります。生地の方向を縦横逆にするという発想で、1938年に特許を取得した「リバースウィーブ®」も〝スウェットシャツは洗うと縮む〞という問題に対処すべく開発された製法でした。1950 ~’60年代頃には大学のアスレチックウェアとして注目され、大学生協を通じて一般の学生にも広がり、やがてタウンウェアに。
[リバースウィーブ®クルーネックスウェットシャツ]
生地を縦横逆にして縦方向の縮みを解消。サイドにリブを入れて横方向の縮みも解消する独自の製法リバースウィーブ®。コチラは赤単タグの米国製モデル。
シカゴで誕生したワークシャツブランド。高い品質と独創性に満ちたディテールを持つ最上級ブランドとされた。その代表格が左右非対称のポケットを備えた1940年代のシャンブレーシャツ。山型をした左胸のポケットはもともとタバコ用で、汗をかいてもタバコが濡れず、マチ付きなのですっきりおさまるという凝った構造。その他、4 つものディテールで特許を取得しており、まさにワークシャツの完成型ともいえます。
[1942シャツ インディゴ]
当時使われていたシャンブレー生地を日本で復刻し、ディテールまで再現した決定版的な一着。
1920年、ワシントン州シアトルにオープンした一軒のスポーツ用品店がブランドの始まりでした。1936年には米国初となるダウンウェアを製造、特許も取得しています。真冬の釣りをきっかけに開発されたこのダウンは「スカイライナージャケット」と呼ばれ、今もブランドのアイコン。ちなみに、1963年にジム・ウィッタカー氏が米国人として初めてエベレスト登頂に成功した際も、エディー・バウアーのダウンウェアが彼を支えていたといいます。
[スカイライナーダウンボマージャケット]
西海岸を拠点に活躍するスタイリスト、イラリア・ウルビナーティ氏とのコラボモデル。伝説のジャケットを現代的に解釈、だから旬な着こなしに。
1920年におもちゃのゴム風船メーカーとして創業。1933年にブランド初となるゴム製チリトリを開発すると、これ以降、ゴム製の家庭用品製造に本腰を入れるようになっていきます。その後、米国を代表するブランドに成長。1997年の調査では、全米の一般消費者の98%が「ラバーメイド」を認知していることがわかりました! そんな同社で人気を誇るのが、スプレーモップ。手元のレバーで必要な水をスプレーしながら床掃除できる、まさにスグレものです。
[スプレーモップ]
手元のレバーで水を散布しながら床掃除。床に手や膝をつく必要がない。マイクロファイバーのパッドだから洗剤不要、水だけで床が綺麗になる。
元々はオーバーオールメーカーとして創業したものの、赤い帽子をアイコンとした、丈夫で快適な製品が口コミで人気を集め、アイテムのバリエも徐々に拡充。戦時中は戦闘服を、戦後は多様な業界のユニフォームを製造するビッグカンパニーへと成長を遂げ、現在では世界的な自動車メーカーのワークウェアとして採用されるまでに。コスパに優れたパックTは、同社の代名詞的プロダクトとしてアメリカで根強い人気。
[ 2 パックTシャツ]
ワークブランドらしい、ヘビーウェイトコットンを100%使用した肉厚生地が特徴。型崩れしにくい耐久性もさることながら、脇身頃に縫い目のない丸胴ボディは着心地も快適♪
一目で〝救急箱〞とわかるキャッチーな見た目と機能的な作りで、現在米国最大のメディスンボックスメーカーとしての地位を確立しているダーム社。湿気を防ぐためのゴムパッキンや、防錆加工を施した蝶番など、同社のボックスには救急用品を安全に保管できるための工夫が随所に盛り込まれています。その実用性の高さから軍隊を含むアメリカ政府機関の公式アイテムとして認定されているほど。まさにミルスペックの隠れた名品!
[ファーストエイドキット]
小物入れとしても使える救急箱。壁掛け用フックも備えられているので壁に掛けて使うこともできる。
食物を簡単に、素早く粉砕してくれる高性能ブレンダーでお馴染みのバイタミックス。1949年にアメリカ史上初めて、TV通販番組でデモンストレーションしたことが契機となり、同社のブレンダーは大ヒット。今では米国内だけで毎年約1900万台も出荷され、80か国以上で販売される世界的ブランドに。各国の一流シェフたちも愛用するブレンダーの王様は、現在でもクリーブランドで製造し続けられています。
[ブレンダー TNC5200]
最大毎分3 万7000回転のパワーと特殊ステンレスの4枚刃を備えた先端マシン。わずか数十秒で食物細胞を破壊し、本来の栄養素を丸ごと摂取可能に。
ハンティントンビーチに拠点を置く業務用テーブルウェアや厨房機器の専門メーカー。創業当初から手掛けるタンブラーは、アクリル製なので落としても割れにくく、スタッキングできて省スペースに貢献してくれるため、多くのホテルやダイナーが採用。内側の突起は装飾ではなく、積み重ねた際のくっつきを防止して乾燥しやすくするためのデザインだとか。とにかく実用第一の米国らしさが好感度大!
[ニュー ポート タンブラーアンバー]
軽くて丈夫なアクリル製タンブラー。自宅はもちろん、キャンプなどのアウトドアでも活躍してくれる。
日々アウトドアに明け暮れていたジョージ・マークスとボブ・スワンソンが、〝自分たちが命を託せるモノ作り〞を目的に創業。1968年には綿とナイロンを約6 : 4 の割合で混紡した、かの「60/40(ロクヨン)クロス」を採用したマウンテンパーカを発表し、全米で大ヒット! 機能派シェルジャケットの原点として、その後のアウトドアウェアに大きな影響を与えました。’70年代には「ヘビアイ」ブームの中心アイテムとして日本でも人気に。
[50thショートパーカー]
米国デュポン社が開発したケブラー素材を6%混紡することで、摩擦堅牢度と引き裂き強度をパワーアップさせた〝ロクヨンプラス〞生地を採用した記念モデル。
ホルバー夫妻が、軍用品の機能性をアウトドアギアに転用すべくブランドを設立。羽毛が飛び出しにくいステッチ法で自作した寝袋やダウンジャケットで実力派ブランドとしての地位を確立。コロラド州の山岳レスキュー隊がそのウェアやギアを使用するなど、過酷な環境下での機能性の高さが認められた。1975年公開の映画『アイガー・サンクション』で監督&主演のクリント・イーストウッドが同社のダウンジャケットを着用。
[クリント ダウンJK]
劇中でイーストウッドが着用したモデルを復刻。ナイロン52%、コットン48%混紡で両者の長所を備えている。当時最も厳しい天候に対応できるといわれた。
ひと目で時間が確認できる、視認性に特化した製品作りで世界的に有名な、壁掛け時計専門メーカー。先端技術を駆使したハイテク時計も開発していますが、併行してシンプルで素朴な、昔ながらの壁掛け時計も生産し続けています。創業当時から未だに自社工場でメイド・イン・USAを貫き続けているのも、米国モノ好きを魅了しているポイント。全米の学校や公共機関、多くの企業で使用されている、米国の国民的時計メーカーです。
[フランクリン アキュートレックス ウォールクロック]
フレームから風防までプラスチックで作られた人気モデル。視認性の高さはもちろん、コストパフォーマンスにも優れる秀作だ。シンプルなデザインがどんな空間でも際立つ。φ33×D 7 ㎝。
テキサス州のエルパソで乗馬のための道具としてブランケットを生産し始めたのが起源。厚みがあって丈夫なのに、柔らかな手触りなのが特徴。馬の鞍の敷物が元々の用途でしたが、ソファーカバーなどとして多目的に使うことができるため一般家庭にも浸透しました。自然のモチーフを取り入れたデザインが、部屋をネイティブテイストにアレンジしてくれるのも人気の理由。丸洗いが可能なのでクルマの後部座席に敷いておけば、キャンプやビーチなどアウトドアシーンでも重宝するはずです。
[ダグマット]
アクリルをメインに使用した、ブランドの代名詞的ブランケット。丸洗いできるから、アウトドア使いに最適。リーズナブルな点も◎。W152×H216㎝。
アールズ アパレルというファッションブランドのワーク系レーベルとして誕生。「穿き心地がいい」「お洒落」「丈夫」「高品質」「長持ち」「ケアが簡単」という、6 つのコンセプトを基にした、質実剛健な製品作りで人気に。その実力は米軍への納入実績があることからも明らか。米国製にこだわりながら、良心的な価格を維持しているのも魅力です。
[ファティーグパンツ]
フロントの大ぶりな張り付けポケットをアイコンにした代表作。洗い込むほどにアジが出るバックサテン地や、細すぎず太すぎずのシルエットはファン多し。
創業当時は光学機器を製造していたが、そのノウハウを活かしてサングラス作りにも乗り出すと、たちまちヒット。品質の高さが認められてミルスペックを取得し、米軍御用達のサングラスメーカーとして定着していきました。強化ガラスを使った透明度の高いレンズ、強度の高いメタルフレームなど、本格ミリタリー仕様のスペックと簡素で硬派なデザインは服好きからも人気を集め、最近ではジョニー・デップらハリウッドスターも愛用するブランドに。
[P-3]
艦内と海上の明るさを調整するための道具として潜水艦で使用されたサングラス。狭い空間で使用するため、ズレにくいケーブルテンプルを採用。米国製。ボストンシェイプ。
弱冠14歳でバックパックを作り始めたウェイン・グレゴリーが創業。背負い心地のよさを追求し、人間工学に基づいたフォルムをいち早く取り入れたことでも有名です。各時代の最先端技術を取り入れた本格デイパは、その快適な装着感と収納力で今なお多くの登山隊やバックパッカーたちが愛用。最近ではクラシカルなデザインを復刻させたデイパが、服好きからも人気を集めています。
[クレッターデイ]
創業者ウェイン・グレゴリー氏がデザインしたティアドロップ型のクラシカルデイパ。街使いに最適なサイズ感も魅力だ。W36×H44×D15㎝。
ロバさんマークがアイコンの、全米を代表する木製ツールメーカー。ココの製品の魅力は〝とにかく丈夫〞ということ。それは創業者のエリスさんがガレージで木製品を手作りしていた頃から変わらない特徴です。とくに無垢材を使用してハンドメイドされた作業台は、頑丈で持ち運びにも便利な代表作。電気を使う工具を使用しても感電する心配もなく、モノ作りのプロから日曜大工に勤しむパパさんまで、幅広い層に支持されています。
[パック クラシック バロー]
種類の異なる松の木を組み合わせてハンドメイドされた作業台。2 台並べて木の天板をのせれば棚やテーブルとして使うこともできる。W84.5×H47×D40㎝。
一流のロッククライマーだったマイク・グラハム氏が、自らクライミングウェアを作り始めたのが、ブランドの起こり。180度開脚できるように股下にガゼットクロッチを配したり、片手で簡単に調節できるウェビングベルトを備えたりと、快適な機能を次々に開発。こうしたクライミングの本格機能は、普段穿きに使えばとてつもなく快適。現在は楽チンパンツとして日本でも大人気!
[ニューナローパンツ]
美しいテーパードシルエットで人気を博したナローパンツの股上を、より浅くした新作。快適な穿き心地はそのままに、よりタウンユースで使いやすい洒脱シルエットに。
スイスナイフのように折り畳めて、軍用の防護服より軽くて、タンクのように丈夫で、すこぶる走りやすい……。こんな無茶な難題をクリアした自転車を、アメリカ国防総省機関から依頼されたモンタギュー社。’97年にその全条件をクリアしたミリタリーバイクを開発し、すぐさま海軍のパラシュート部隊に実践配備されることに。頑強かつ軽量、何より工具を使わずに組み立てられる手軽さから、今では兵士だけでなく、ツウな自転車好きからも支持されています。
[パラトルーパー]
過酷な環境下での使用を想定して設計された、悪路走破も可能な折り畳みバイク。H72×W92×D39㎝(折り畳み時サイズ)。総重量約14㎏。
スーパーの買い物カゴにも定番ブランドがあるんです! それがこのビッグバスケット。テネシー州で創業し、20年以上にわたりアメリカ国内で一貫生産し続けている唯一のファクトリーブランドとして有名。環境に優しいうえ、軽くて色鮮やかなリサイクルプラスチックを100%使用した上質バスケットは、米国内の多くのスーパーで使用されています。これだけ見た目がポップなら、自宅のランドリーボックスなどとして使うのもアリでしょ?
[バスケット]
軽くて丈夫なリサイクルプラスチックを使用。いかにもアメリカンなビビッドカラーは自宅で洗濯物入れなんかに使ってもオシャレ。W43×H23×D30㎝。
アメリカの中西部では、その昔、農業の伝統的な習慣として、小さなノートをノベルティとして関連企業が農民へ配布していたんだとか。そうしたノートのコレクターだった創業者が、現代的なメモブックとして甦らせたのが、この「フィールド(=農場)ノート(=メモ帳)」。当時の農民にならって、ジーンズのポケットに入る薄くて、小ぶりなサイズ感に設計しているのが特徴です。
[フィールドノート 3 パックス]
ブランドを代表するクラフト表紙のメモ帳。裏表紙の内側には、製造工程や印刷された年月などを細かく記載するなど、量産品にはないプライドを感じさせる。
著名なメッセンジャーバッグブランドを手掛けてきたデザイナーが、バイクカルチャーが豊かに根付くサンフランシスコで創業。材料調達から仕上げの縫製まで、すべての工程をアメリカ国内で行い、丈夫で使い勝手のいいバッグを生産し続けています。実用性の高さはもちろん、見た目もお洒落なデイパは、現在、本場米国のメッセンジャーたちからも厚~い信頼を勝ち取っているんだそう。
[ランブラー44ℓ]
フラップの折り幅を調節することで、22ℓから44ℓまで容量を調節できる、ロールトップ式デイパ。軽量&頑強なコーデュラナイロンを使用。W34×H50.5×D14㎝。