ことさらデザインが際立っているわけじゃないけれど、手持ちの服に合わせやすいし、機能的で着ているとなんだか心地よく、気がついたら手が伸びてしまう……。10年先を見据えた時、クローゼットに残り続けているのって、きっとそういうもの。ナナミカは、まさに10年服の匠！ トレンドを追う喧騒から離れて、ワードローブの核となる服を探していた方には、この上なく頼もしい存在です。
ナナミカが本格的にスタートしたのは2003年。当時から変わらず“ベーシック×機能”という確固たるキャラクターを確立し続けています。ここでは次世代定番素材＝“進化”と、ナナミカの強みが最も色濃く反映されている“真価”、それぞれを象徴する素材とアイテムをググッと深堀り！ 10年後また読み返したとしても、きっと役に立ちますよ。
【進化編①】
1年中快適に過ごせる
”光電子×アルファドライ”という方程式について
まず現時点におけるナナミカの最先端＝“進化”といえば、やはり“光電子＋アルファドライ”という、２つの機能を融合させた素材でしょう。これはいつどこで着ても心地いいと感じる温度と湿度をキープしてくれる、まさに魔法の服！ 世界でまだナナミカしか形にできていない、このコンフォートウェアの究極系はいかにして生まれたのか。ゼネラルマネージャーの野村剛司さんにお聞きしました。
「まず光電子というのは、高純度の微粒子セラミックスを練りこんだ素材のこと。遠赤外線、つまり着る人自身の体温によって生み出される自然な暖かさをキープしてくれる、言わば“保温”してくれるのが特徴です。一方アルファドライはミクロサイズの多数の孔（あな）を持ち、一般的な合繊よりも大きな表面積を持つ繊維のこと。素早く、効率よく衣服内の水蒸気＝汗を捉えつつ、体から出る熱を利用することで、その汗を素早く蒸発させる、言わば“ムレない”、“ベタつかない”を極めた機能繊維です。そして実はこのアルファドライと光電子は相性抜群。組み合わせると作用しあって互いの効能がより強化されることが判明したんです。そこでナナミカでは肌面に光電子が、表面にアルファドライが配されるように織ることを考案。晴れて心地いい体感温度と湿度を保ちつつ、ドライタッチで伸縮性にも優れる、現状考え得る最も快適な服を開発することに成功しました」。
春も夏も秋も冬も年中フルで使えて、自宅⇔街中⇔オフィスと場所だって選ばない。素材だけではなく、さまざまなギミックを盛り込んでいるのも、特筆すべきポイントです。“アルファドライ シャツ ジャケット”は、スマホやアイウェア入れにも適した縦長の胸ポケのほか、ファスナーポケット内にワイヤレスイヤホンサイズのポケットを完備。“アルファドライ ワイド イージー パンツ”には、ドローコード＆シャーリング仕様でEASYかつ、スマホサイズのファスナー開閉式隠しポケットも採用。全方位で“快”を極めるべく、細部までアイデアが張り巡らされているんです。う〜ん、ナナミカおそるべし。
【進化編②】
中でも外でもコンフォート
だからずっと手放せない
“高電子×アルファドライ”が効能を発揮するシチュエーションは多岐に渡っています。最たる例がドライブ。愛車の中は空調が利いていて、夏でも冬でも快適ですが、ひと度外に出れば、暑かったり寒かったり……（萎）。車中と外気の温度差によって不快感を覚えることがままありますが、今作に頼れば当然冷えとも蒸れとも無縁です。そう、ALWAYS COMFORT♪
ナナミカのトップス／１万1000円。シューズはスタイリスト私物。
【進化編③】
ビジネス前提のラペル型から
クルーネック型までラインナップも豊富！
“光電子×アルファドライ”は、今後のナナミカの軸となる革新作。そのポテンシャルの高さに呼応するように、今季もバリエーション豊かなアイテムがラインナップ！
(上)ALPHADRY Club Jacket／３万6300円。ALPHADRY Club Pants／２万3100円。
(右下ALPHADRY Cardigan／２万9700円。ALPHADRY Wide Easy Pants／２万4200円。
(左下)ALPHADRY Crew Neck Sweat／２万8600円。ALPHADRY Wide Easy Pants／２万4200 円。
