特集・連載
思わず誰かに教えたくなる! ざんしんな電動のりもの事典
ハイテク自動車からテスラまで! e-乗りもの大全 これからしばらく“密”はダメです。これからずっと地球温暖化は困ります。どうなっちゃうの~?僕らの未来……。そんな時代をスィ~~~と乗り切るひとつの最適解がe-乗りもの。すなわち、電気の力で走るモビリティです。事実、ここ数年、とくにコロナ禍以降、日本でも電動アシスト自転車や電気自動車の市場が急成長というニュースはよく耳にしますよね? 各メーカーから驚きのテクノロジーを搭載したマシンが続々登場し、一部のモデルは「欲しい!」と思ってもすぐに買えないほどの人気っぷりです。だからこそ今欲しい、e-乗りものを全方位的にご紹介します。 この記事は特集・連載「ハイテク自動車からテスラまで! e-乗りもの大全」#17です。
自動車に自転車、キックボード……いえいえ昨今のEVブームはそれだけじゃありません。公道はもちろん、凸凹道や水中を駆け抜け、さらに子供やペットと一緒に楽しめるものまで登場。思わず誰かに教えたくなる“ざんしんなのりもの”たちを、ご紹介します!
1.折り畳んで持ち運べて手軽に遊園地気分
ゴーカート
ゴーカートは重いし大きいし給油もいるし、遊園地で楽しむだけのもの……とは限りません。こちらはセグウェイと組み合わせることで、ゴーカートに変身しちゃうキット。電動ながら最大走行距離は15km、最高時速は24km。
ハンドルとアクセル&ブレーキで直感的に操作ができるのはもちろん、機械式サイドブレーキを備え、ドリフトなど本格的カートさながらのトリッキーな走行が可能。折り畳めば車のトランクにも収納でき、思い立ったらすぐに遊園地気分が味わえる!(オオトモ)
[名 前]ゴーカート キット
[大きさ]W138.3×H82.2×D60cm(展開時)
[価 格]31万9000円
2.エンジン音なしで東南アジアを走るような開放感
トゥクトゥク
そのエンジン音から名付けられたといわれる、タイでお馴染みの三輪タクシー、トゥクトゥクがEVに! 乗車人数は最大3人、普通自動車免許で運転できナンバーも取得できるので公道での走行が可能、キュートな見た目で注目を浴びること必至です。
80km前後走れるバッテリーを2つ搭載できるので実質的な航続距離は150km前後、結構ロングライドできちゃいます。通常トゥクトゥクと違ってエンジン音がないので車内外の音が聞き取りやすく、車内の会話も弾むかも!(EV-LAND)
[名 前]EV-TUK TUK
[大きさ]W201×H99.5×D160cm
[価 格]66万円
3.おもちゃとしてもインテリアとしても活躍
子供用バイク
1946年創業、イタリアを代表するスクーターとしてファンの多いベスパ。『ローマの休日』や『探偵物語』でも知られる名作がEVに……と思ったら、あれ少し小さい?
実はコレ、3~7歳を対象にした子供用。正式ライセンス品なので、エンブレムはもちろん、デザインまで同モデルを再現。補助輪付きでペダルを踏むだけ、ハンドル部分にはMP3音源が再生できるサウンド機能も。子供が乗って走り回るもよし、パパはインテリアとして飾るもよし、家族みんなで楽しんで~。(アイジュ)
[名 前]PX150
[大きさ]W82×H51×D107㎝
[価 格]3万2800円
4.パドリングいらずで波乗り上手になれる
電動アシストフィン
サーフィンの約90%はパドリング、特に初心者は波に乗る前に疲れてしまうなんてことも多いはず。そこで、最高時速16kmで航行できる電動アシスト付きフィンをどうぞ。
1.5時間の充電で100ブーストが可能で、沖に出る速さは約2倍、波をキャッチする回数は約3倍にもなる革命的なガジェットなんです。どんなボードにも取り付け可能で、アプリと連動して自分仕様にカスタマイズもOK。サーフ界に現れた、この“ビッグウェーブ”に乗ってみては?(ブーストサーフィン ジャパン)
[名 前]ブーストフィン
[大きさ]W26.5×H22×D9cm
[価 格]4万9500円
5.愛するペットとのんびりツーリング
バイク with ペット
愛犬と一緒に少し離れた公園やドッグランへ。自転車のカゴに乗せるのは危ないし、電車やバスに乗るのは抵抗が……。そんな声に応え、ペットと乗れる電動バイクが誕生しました。
座面下に、小型犬~小さめの中型犬が乗せられるケージ付きで、最高時速は30km、最大走行距離は60km。原付扱いで運転免許やヘルメット着用は必要ですが、公道を走行でき、折り畳めば車のトランクにも収納可能。足腰の弱いシニア犬とのお散歩や、荷物の多い買い物にも活躍してくれそう。(レストロジック)
[名 前]モペット10A
[大きさ]W107×H107×D33cm
[価 格]18万9800円
6.乗りもの史上最薄級で、バッグに入れて持ち運べる
薄型モビリティ
電動モビリティは数あれど、世界最薄級といえばコレでしょう。最高時速10kmモデルは車両にはあたらないためヘルメットも運転免許も不要、60分の充電で7kmの走行を可能に。
フレームにはカーボンや航空機の翼にも使用される超超ジュラルミン、搭乗面にはポリカーボネートを採用し、軽くて強靭。本体重量はわずか2.9kg、バッグに収まるノートPCほどのサイズ感が実現できたのも、電動だからこそ。新しい移動が体験できる“バッグインモビリティ”です!(COCOA MOTORS.)
[名 前]WALKCAR
[大きさ]W21.5×H34.6×D7.4cm
[価 格]21万7800円
7.水泳選手並みの速度で水中を駆け抜ける
水中スクーター
50mを約35秒、トップスイマー並みのスピードで泳げちゃう。水中ロボットを数多く手掛けるサブルー社が開発した世界最小級の水中スクーター。3.0kgと片手で持てるコンパクト設計ながら、最高時速は5.0km。ハンドルのスイッチを押すだけで勝手に引っ張ってくれるので、泳ぎが苦手な人でも楽しめます。
専用ブラケットで2台連結することもでき、重たい機材を背負ったスキューバダイビングにもぴったり。アクションカメラ用のマウント付きで、動画撮影できるのも嬉しい。(セキド)
[名 前]ホワイトシャーク タイニー
[大きさ]W35×H16.5×D35.5cm
[価 格]4万8400円
8.極太ホイールでオフロードもなんのその
ミニセグウェイ
舗装された道だけでなく、キャンプなどアウトドアでもガンガン使える乗りものがあるんです。それが、進んで止まってくるくる回る、まるで“筋斗雲”のように体重移動だけでスイスイ動けるこちら。
従来の1.5倍サイズのオフロードモデルは、パンクしない8.5インチのエアレスタイヤと悪路の走破性に優れたホイールを採用し、最大18~20度の坂が上れるほどパワフル。多様なモビリティを生産してきたトップブランドだけあり、一目で乗り方がわかる美しいデザインも見事。(キントーン)
[名 前]オフロード
[大きさ]W70×H23×D22cm
[価 格]5万3790円
※表示価格は税込み
[ビギン2022年4月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。