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パタゴニア patagonia リペア

きっと何年たってもこれまで以上の愛着を♪

今やファッションも、右も左もサステナブル。でも環境に配慮したモノを探すだけって、お洒落のワクワク感に欠けると思うんです。そこでビギンは思いました。やはり、愛用品こそ直して愛でていくべき。これも永続的なファッションだし、少し傷んだその姿もオンリー1のかっこよさも手にできるんじゃないか、ってね。

例えばよきお手本がパタゴニアです。同社はサステナブルのサの字もない時代からリペアを受け付けていて、防水シェルやクライミングパンツの破れなども、機能性まで含めて直してくれるんですよ。

また修理に出さずとも、自分でリペアできるキットが充実し、“チャールズパッチ”のごとく、味があって愛着が増すリペアも可能♡ だから穴が開いた、ファスナーが閉まらないからって捨てるのはナンセンス。

むしろリペアが味になり、オンリー1のデザインのように趣が増していく。言わば、未来のエイジングのカタチ。モノ好きならソソられません?

直営店に壊れたパタを持って行くと、どうリペアすべきか優しく教えてくれる

パタゴニア patagonia 直営店

例えばバギーズショーツを買うついでに、リペアしたいパタゴニア製品を直営店に持って行ってみて♪ するとスタッフの方は大歓迎で、①その場で店舗での修理が可能、②リペアセンターで修理が必要、を判断してくれる。

①簡易リペアでOKな場合

店舗でリペアできる例はこちら。例えばバッグのファスナーの引き手が壊れたり、定番フリース、シンチラ・スナップTのボタンが取れたりした場合は、お店にあるパーツから取り付けが可能。元とは異なる色を使える場合もあり、ちょっとしたカスタム感覚も楽しめる♪ 

また化繊シェルの傷み・擦れをリペアパッチで応急処置することも可能。写真のパッチは全国を回るリペアツアー、「Worn Wear」で使われる特別なデザインだ。

②リペアセンターで修理が必要な場合

修理が必要な場合はどうなるの? ってことでパタゴニアの鎌倉リペアセンターにて、滅多にできない潜入取材に成功! アシスタント・マネージャーの武石さんが対応してくれました。

パタゴニア リペアサービス武石康兵さん
パタゴニア リペアサービス
武石康兵さん

ショップスタッフを7年務め、たっての希望でリペアサービスに異動。近年、大忙しのリペア部門のアシスタント・マネージャーとして奮闘している。3月に開催予定のWorn Wearツアーなど、イベントも大いに楽しみ。

「修理が必要なものは、リペアセンターに運んで修理代の見積もりをお客様に提示、承認を得て修理を行います。例えば防水シェルが破れた場合は、傷んだ箇所を切り取り新しい生地で補修。防水のシーム処理も行い、機能が損なわれないよう修理します。」
 

防水シェルの破れも防水機能が損なわれないよう、修理します

破れた生地を綺麗に修理
破れた生地を綺麗に修理

「パンツの丈直しなども行っていて、難度の高いテクニカルウェアのパンツも熟練の職人が対応していますよ。直接リペアセンターに送付する受付方法もあるので、ホームページのカスタマーサービスをご覧になってみてください」
 

スタンドアップパンツの裂け・破れも直しますよ!

パンツの擦れ&破れ修理
パンツの擦れ&破れ修理。パンツのツギハギが男らしい!

 

技術を要するテクニカルパンツも熟練の職人が糸を解いて丈直し

丈直し
丈直し

 

リペアセンターの2Fには、まさかのクライミングウォール! 休憩中に楽しむそう

クライミングウォール

パタゴニア・未来へのこぼれ話【リペアパーツ】
パタゴニアのリペアセンターはさまざまなテストサンプルや、リサイクルボックスで回収した製品をストックしている。じつはリペアでは、こうした不要になった製品の生地やファスナーなども再利用。リペアパーツも徹底して環境に配慮しているのだ。

今すぐ買えて一生愛せる、名品Patagonia♡

パタゴニア patagonia ダウンドリフト・ジャケット シンチラ・アノラック
左/ダウンドリフト・ジャケット 右/シンチラ・アノラック

パタゴニアのリペアの歴史は長く、日本では1989年にオープンした国内第1号店、目白ストアでも修理の受付を行っていた。ちなみに当時から、シンチラ・スナップTのボタンの修理も、お店で快~く受け付けていたそうな♡

右/今季限りの注目作、シンチラ・アノラックも、フリースの破れ、ファスナーの破損、スナップボタンが取れても修理OK♪ 1万9800円。 左/火の粉が飛んで来て、ダウンのシェルがとけた……、なんて不運もお直しで復活できる! 4万1800円(パタゴニア日本支社 カスタマーサービス)

 
※表示価格は税込み


[ビギン2022年3月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。

Begin 2022年3月号 表紙

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