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7つ道具で即プロ級 焚き火マイスター直伝男前火起こしLESSON

7つ道具で即プロ級!

簡単にやれないこともないけれど、アナログな手順を踏むと俄然楽しいのが火起こし。流れるようにこれができれば、男も上がるというものです。焚き火をよりドラマチックにする7つ道具がこちら!

1.気持ちい~い打撃感の片口タイプ

FIRESIDE ファイヤーサイド ファイヤーサイドストライカー800

FIRESIDE[ファイヤーサイド]
ファイヤーサイドストライカー800

爽快な打撃感が味わえる片口タイプの先切りハンマー。重心が絶妙で、テイクバックからダウンスイングへの一連の動作がスムーズ。W12.9×H35.4×D3.4cm。2530円(ファイヤーサイド)

2.これさえあれば斧も鉈も要らない!

TRIPATH PRODUCTS×myX トリパスプロダクツ×マイクス TW-KUSABI

TRIPATH PRODUCTS×myX[トリパスプロダクツ×マイクス]
TW-KUSABI

北海道のメタル製品ブランドにオーダーしたクサビ。コンパクトながらずっしりした重みで手強い薪にも! 650g。W3.8×H20×D2cm。4290円(グッドオープンエアズマイクス)

3.安くて丈夫で切れ味十分の初心者向け

MORAKNIV モーラナイフ コンパニオンMG ステンレス

MORAKNIV[モーラナイフ]
コンパニオンMG ステンレス

価格を超えるキレ味との誉れ高い、スウェーデンの名門謹製のナイフ。柄はラバー製で、力も込めやすい。刃長10.4cm、全長21.9cm。2090円(アンプラージュインターナショナル)

4.長いロッドで火花がスパーク!

Bush Craft Inc. ブッシュクラフトインク メタルマッチ

Bush Craft Inc.[ブッシュクラフトインク]
メタルマッチ

スチール製のブレードでロッドを引っ掻くと火花が飛び散り、火がつけられる。約1万2000回使えて、濡れても拭けば大丈夫♪ ロッド長約6cm。2750円(ブッシュクラフトインク)

5.メタルマッチから楽勝で着火

Bush Craft Inc. ブッシュクラフトインク 麻の火口(ほくち)

Bush Craft Inc.[ブッシュクラフトインク]
麻の火口(ほくち)

焚き火の起点となる、燃えやすい麻の繊維をまとめた便利グッズ。初心者なら5回ほど、慣れた人なら10回ほど使える分量が入っている。約10g。165円(ブッシュクラフトインク)

6.迅速スマートに火起こしできる

belmont ベルモント 焚き火ブロウパイプ ポンプ付き

belmont[ベルモント]
焚き火ブロウパイプ ポンプ付き

伸縮式の火吹き棒と、強い風をラクに送れるポンプのセット。炎と十分距離がとれるので安心して使える。Φ2.5×85cm〈収納時23.5cm〉。ポンプΦ5.2×21cm。3850円(ベルモント)

7.細い薪でもつかみやすい

belmont ベルモント UL hibasami

belmont[ベルモント]
UL hibasami

軽量なアルミニウムとステンレスのバネ材からなる火ばさみ。先端に引っ掛かりのよい返しがあり、細い薪やケトルのハンドルもつかみやすい。全長33cm。2860円(ベルモント)

火を育てるのが焚き火の醍醐味。男前“火起こし”LESSON

焚き火

火起こしの醍醐味は、火を育てること。小さな火花を大きな炎へと育てていく過程にヨロコビがあります。7つの道具を駆使したプロの技を覚えて、焚き火をフルに楽しみませう!

①クサビをハンマーで叩いて薪を割る

クサビをハンマーで叩いて薪を割る

薪にクサビを水平に当ててハンマーを振り下ろし、まず大きな薪を作る。繰り返して、焚きつけ用の中くらいの薪も作る。割れづらい薪の場合は、逆からも試そう。グローブは必須!

クサビをハンマーで叩いて薪を割る
地面に対して水平になるよう台を設置するのがポイント

②ナイフでバトニングし、細い薪を作る

ナイフでバトニングし、細い薪を作る
万が一のケガを防ぐために体の外にナイフを構える

ナイフの背を薪で叩いて割り、焚きつけに用いる小さく細い薪を作る作業がバトニングだ。勢い余ってナイフでケガをしないよう、上の絵のように体の外にナイフを構えること。

③フェザースティックを作る

フェザースティックを作る

火をその場所に留め、太い薪に燃え移りやすくするために作るのがフェザースティック。細く割った薪を膝で地面に押さえつけ、ナイフで薄く削っていく。3~4本作っておこう。

フェザースティックを作る
細く割った薪を膝で押さえモフモフになるまで削る

④焚き火台に薪を組む

焚き火台に薪を組む
枕木となる薪を一本置くと組み上げやすい

あくまで一例だが、最初に大きな薪を枕木として置き、そこへ寄っかからせるように扇形に薪を積む。火の通り道となるよう隙間を空け、フェザースティックは薪の下方に入れる。

⑤ファイヤースターターから麻の火口に点火

ファイヤースターターから麻の火口に点火

フェザースティック近くにセットした麻の火口へメタルマッチのロッドを当て、ブレードで擦り火の粉を飛ばす。ちなみに、火口は麻紐をナイフでほどいて自作することも可能だ。

ファイヤースターターから麻の火口に点火
まず一番燃えやすいものに着火し、順に燃え移らせる

⑥火吹き棒で火を育てる

火吹き棒で火を育てる
焚き火の大敵は“酸欠”。空気を送って火を強くする

火吹き棒でフレッシュな空気を送ってあげると、火は大きくなる。薪の燃焼が安定するまで目を配り、シュッシュッして火を育てよう。弱くなった火を蘇らせるのにもこの作業を。

⑦火ばさみで太い薪をひっくり返す

火ばさみで太い薪をひっくり返す
薪の燃えていない箇所に火を当てて万遍なく燃やす

どんなに上手に薪を組んでも、燃えムラは必ず出てくる。火ばさみを使って薪の左右や表裏を反転させ、燃えていない面に火を当ててあげよう。薪を足す際は、風下側に置くとよい。

ちなみに、不安な人は着火剤でも全然OK
 
着火剤
 
結果重視なら着火剤が便利。こちらはマッチのように箱へ擦るだけで着火できる優れモノ。燃焼時間は約8分で、誰でも簡単に火を薪へと移せる。20本入り。660円(エイアンドエフ)

 

指南してくれたのは

焚き火マイスター 猪野正哉さん

焚き火マイスター
猪野正哉さん

1975年千葉県生まれ。モデルやライターを経て、現在はアウトドアプランナーとして活動。地元千葉にて「たき火ヴィレッジ〈いの〉」も運営し、焚き火文化の普及に努めている。

 
※表示価格は税込み


[ビギン2021年6月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。

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