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JAPAN BLUE JEANS ジャパンブルージーンズ リメイク デニム

豊かな風合いを生むコートジボワール綿を日本で初めてジーンズに採用し、現地のコットン栽培を支援したり。タイで収穫後に大量焼却され大気汚染や廃棄物処理問題となっているバナナの木をアップサイクルし、世界初のバナナデニムを開発したり。ジーンズの製造過程で排出される汚染水を80%カットし環境への負荷を軽減したり。エシカルなアプローチでデニムをアップデートし続けるジャパンブルージーンズが、リメイクサービスを始めたと聞き、その真意を紐解くべく、大阪のアトリエに伺いました。

リペアからリメイクへ

着回しが効く。耐久性に優れ、流行に左右されない。ジーンズがデイリーウェアとして支持される理由は沢山ありますが、一番の魅力は「育てられる」ことかもしれません。濃紺も美しいけど、穿き込む中で少しずつ自分色になり、いつしか深い愛着が生まれる。デニム好きにとってアタリやヒゲはもちろん、破れだって勲章。せっかく育てたデニムなら、メンテナンスして長く穿きたいというのは当然のことです。

JAPAN BLUE JEANS ジャパンブルージーンズ リメイク デニム

2021年でブランド設立10年を迎えるジャパンブルージーンズではデニム(同社製のみ)の修理を受け付けています。数年前から徐々に要望が増え、リクエストに答える形でリペアサービスを開始。これまでは単純にダメージ箇所が目立たないよう直すだけでしたが、今回、補修メニューにリメイクが加わりました。育てたデニムがより長く穿けるだけでなく、「2回目のジーンズ」としてフレッシュな気持ちで楽しんでほしいと考え、この取り組みをスタートしたんだそう。

穿き込んだデニムに手仕事の味

リメイクを担当するのは、大阪市内で洋服修理を手掛けるatelier YAO’s(アトリエ ヤオズ)を営む服部 溫さん。ジーンズが持ち込まれると、まず穴を塞ぐことから始まります。当て布を仮接着しミシンを走らせ横糸を止めたらいよいよ刺繍へ。デニム生地は厚みがあり、数ミリ歪むとガタガタになるので、縫い目が等間隔になるようチャコペンで生地に格子を引き、それを目印に縫い進めます。一般的に縫製の仕事は機械的な精密さが求められますが、デニムのリメイクは手の癖を出せるのが楽しいところなんだとか。

リメイクというより、リボーン⁉

JAPAN BLUE JEANS ジャパンブルージーンズ リメイク デニム

オリジナルとリメイク後を見比べると、その差は歴然。破れやほつれといったダメージがアクセントに変わり、リボーンな(生まれ変わった)雰囲気が漂います。赤白青の三色の糸を駆使し、ポケットの縁をかがったり、十字や×印を刺繍したり。繕う部分にステッチでデザインをあしらい目立たせる手法は、イギリスのダーニングや、日本の刺し子に通じるものがあります。

一本づつデニムに向き合います

atelierYAO's 服部 溫

リメイクで工房に届けられるデニムは色落ちやダメージの程度が全て違うので、一本一本、どう直すのが最適か検討し、お客様の希望聞いた上で、より良い直し方があればお店から提案することもあるそうです。そんな熱量で生まれ変わったデニムはさらに輝きを増します。

エシカルとリメイクの関係

エシカルって聞くと少し難しいですが「質の良い服を大切に長く着る」と考えたら身近に感じませんか? お気に入りのジーンズをリメイクし、新しい気持ちでもう一度足を通してもらう。それは、世界一エシカルなジーンズを目指すジャパンブルージーンズらしい提案でした。

ステッチのデザインや色が選べる!

ジャパンブルージーンズ リメイクサービス
リメイクサービスは、ジャパンブルージーンズ直営店(児島店、京都店、渋谷店、上野店)のほか、デニム研究所 by JAPAN BLUE(倉敷店、さんすて岡山店)で受付中。店頭にあるリメイクサンプルを参考に、ステッチのデザインや糸の色(赤、白、青)を選べる。料金はリメイク部分のサイズや仕様によって異なるが、目安としては5cm×5cmで6000円~とのこと。申し込みから完成まで約3週間~。詳しくはお問い合わせを。

問い合わせ先/ジャパンブルー ☎ 086-486-0002
https://www.denimlabo.com/magazine/custom-remake-20210108/

※表示価格は税抜き


写真/依藤寛人 文/森田哲徳

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