特集・連載
シャープなG9に太パンを合わせて、オーセンティックなブルゾンを今っぽく見せる!
カジュアルファッション教本 スーツならいつもビジッと着こなしてるよっていうアナタでも、カジュアルなファッションとなるとどう? 急に雲行きが怪しくなる人も多いんじゃないかと……(汗)。何もかも生活様式がリセットされた今、男のお洒落にトレンド追従や高級志向は一切不要! これからの時代に必要なのは、ベーシックな服を正しく着こなすためのデリカシー=気配りの細やかさだとBeginは考えます。というわけで、お金をかけずとも(あるいは少しの投資で)、“デリカシー”のある男になるための企画を用意しました。 この記事は特集・連載「カジュアルファッション教本」#15です。
ワイドシルエットをバランスよく取り入れる[テレコの法則]
シャープなG9は太パンで垢抜けを狙う
マックイーンも高倉 健も愛した、名作ハリントン。名作といえど着方によってはもっさり見えがちな代物ですから、レギュラーやスリムなボトムスを合わせてしまうと、一昔前に多くいた教科書通りのトラッド模範生になりかねません。
「自分、不器用ですから……」とつぶやくのもアリですが、今ならちょいモードなワイドパンツを合わせましょう。不器用でも即こなれて見えるうえ、さりげなくスタイルもよく見せてくれるこのコーデ、ぜひお試しを。
オーセンティックなブルゾンが今っぽく見える
[TIGHT:シャープなG9]×[WIDE:太パン]
ジョン スメドレーのニット3万1000円。(リーミルズエージェンシー)パラブーツの靴6万5000円。
BARACUTA[バラクータ]
G9
ドッグイヤーカラーにフレイザータータンの裏地など、往時の仕様を今に残す説明不要のクラシックデザイン。シルエットのみ、過剰なダボつきを抑えたモダンな形になっている。4万6000円。(バラクータ カスタマーサービス)
TRADITIONAL WEATHERWEAR[トラディショナル ウェザーウェア]
ユニオンスラック401
グレンチェック柄のツイード調の生地でモダンに仕上げたイージーパンツ。パターンは潔く太めながら、自然なテーパードとアンクル丈で重たく見えない。2万2000円。(トラディショナルウェザーウェア青山メンズ店)
コレはNG―[昭和のトラッドおじさん]
教えてくれたテレコの達人
スタイリスト 鈴木 肇さん
老舗にも新鋭ブランドにも精通し、小誌をはじめ、多数の雑誌や広告を手がける人気者。仕事はカタいが頭は柔らかいミックス巧者。
※表示価格は税抜き
[ビギン2020年12月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。