リザード革を試してみるならフィーコの「レヴェンテ」
ビジカジ時代だからこそ、あえてドレッシーなリザード革小物で大人アピールを!
エキゾチックレザーの代表格といえば、クロコダイルなどのワニ革とリザードレザー(トカゲ革)が双璧です。前者は大変高価であるうえに見た目に色気があり、それが多くの人を引きつけるのですが、いっぽう、後者はやや華やかさに欠ける印象。が、じつはリザードレザーは通好みの革とされ、斑紋が醸し出す端正な表情ゆえ、この革を使えば、紳士&淑女にふさわしい革小物にできるのです。
シンプル&エレガントなデザインで定評のフィーコ(Fico)がリリースした「レヴェンテ(LEVANTE)」は、そんなリングマークリザードを使用した5型で構成される新シリーズです。リングマークリザードは東南アジアの湿地帯に棲息する大トカゲで、斑紋にリング状の模様があって、皮質は丈夫。リザードレザーのなかでも最高品として取り引きされています。
はって移動するトカゲの革は概してキズが多いことから、基本的にダークカラーに染色された製品がおもなのですが、「レヴェンテ」では良質な原皮を厳選し、グレージング加工(ワックスやガゼインを塗布後、メノウ石のローラーで圧力をかけて擦る加工)でツヤ出しを施すなどし、淡いカラーでの提供を可能にしています。
「Lファスナー折り財布」はコンパクトながら札室、コイン室、カード室2室などを搭載。「マネークリップ」は背面に紙幣をはさむための着脱式クリップを備え、カード室4室とフリーポケット3室も併載しています。また「薄型名刺入れ」は2つ折り構造ながら、ジャケットの内ポケに入れても胸元のシルエットに響かない薄作り。「二つ折り財布」は札室、コイン室、カード室3室、フリーポケット2室を備えた容量自慢で、「シューホーンキーホルダー」はキーフック4本付きです。
いずれもキャッシュレス時代に合わせたコンパクトサイズながら、構造に工夫を凝らした使い勝手のよいアイテムばかり。比較的買いやすい価格に加え、ジャパンメイドなのもウレシいポイントです。ということで、リザードレザーの“通”な味わいを知るにふさわしい「レヴェンテ」は、リザード入門のベストアイテムだと思います!
写真は、札室1室、コイン室1室、カード室2室、マチ付きポケット1室を備える「Lファスナー折り財布」。ボックスタイプのコイン室は口開きが良く、小銭をスムーズに取り出せる。
「レヴェンテ」シリーズ
アイテム:全5型
表素材:リングマークリザード(マネークリップの背面、およびシューホーンキーホルダーの片面は牛革製)
内素材:牛革
カラー:ネイビー、ブルー、アイビーグリーン
※以下、本記事メイン写真参照。
●Lファスナー折り財布(上段左)
サイズ:W10.2×H9×D2.6cm
価格:3万3000円
●マネークリップ(上段右)
サイズ:W10.1×H7×D1cm
価格:2万4000円
●薄型名刺入れ(中段左)
サイズ:W10.5×H7.4×D1.4cm
価格:2万4000円
●二つ折り財布(中段右)
サイズ:W10×H8.7×D2cm
価格:3万2000円
●シューホーンキーホルダー(下段)
サイズ:W4.2×H14.5cm
価格:9000円
問い合わせ先/AJIOKA. ☎ 03-6861-3169
https://fico-tokyo.jp/collection/levante
※表示価格は税抜き
文/山田純貴