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GANZO ガンゾのミニマムウォレット

バケッタ製法の高級タンニンレザー使用で“育てる”楽しみも堪能できます

鞄&革小物の老舗AJIOKA.(1917年、東京・日本橋牡蛎殻町で創業)が1999年に立ち上げたガンゾ(GANZO)は、厳選した高級素材のみを使い、日本の職人たちの手仕事で作られる、同社の最高級ブランドです。今回ご紹介する新作「ミニマムウォレット」も、もちろんそれは例外ではありません。

「GANZO本店」(東京・表参道)在籍の職人が考案した本品は、同店限定の受注生産アイテム。その最大の特徴は、組み立ての際、いっさい縫製は施さず、革同士の貼り合わせだけで仕上げられている点です。なにしろ数mmずれただけで横ラインがキレイにまとまらないなど、この技術は極めて難度が高く、卓越した熟練技が求められるのですが、それをあえて採用したのは、ガンゾの技術力に対する自信の表れであるのかもしれません。

紙幣を折りたたまずに15枚まで収納可能な札室、浅め構造ゆえに収めた小銭の内訳が確認しやすいコイン室、出し入れスムーズなカード室が一列に配された使い勝手のよい構造ゆえ、レジ前でもたつくことなくスマートに会計を済ますことが可能。また、サイズは「ミニマムウォレット」の名のとおりのイマドキなミニ財布で、張り合わせ作りの利点を活かした薄作りも注目点といえましょう。

表版、内造りともに、革の一大生産地として知られる伊・トスカーナの名門タンナー、コンチェリア800(オットチェント)社が、同地の古典的な製革法であるバケッタ製法によってなめした高級タンニンレザーを惜しまず採用。重厚さを感じさせる風合いと、使い込むほどに色&ツヤが増して、手に吸いつくかのような肌触りも楽しめるプレシャスレザーで、これもまた、本品の大きな魅力となっています。

なお、先述したとおり、本品は注文を受けてから製作される商品で、納品まで数か月(受注件数に応じて変動の可能性あり)が必要とのこと。とはいえ、これは熟練職人が手技をもって、ひとつずつ丹精込めて作る逸品なのですから、完成を待つことも楽しみたいものです。

GANZO ガンゾのミニマムウォレット

札室は薄くマチが付いているため、紙幣の出し入れがスムーズ。浅底構造のコイン室には鍵なども収納可能。クレジットカードなら5枚が収まるカード室は、口元に波括弧(なみかっこ)状の切り欠きを設けたり、倒し窓のように内造りに取り付けるなどして、カードを取り出しやすいものにしている。

ガンゾの
「ミニマムウォレット」

表版&内造り素材:コンチェリア800(オット チェント)社製タンニンレザー
構造:札室1室、コイン室1室、カード室1室
サイズ:W8.5×H9×D1cm
カラー:ブラック、ブラウン、ワイン、ネイビー、グリーン
受注期間:2020年9月20日~2022年3月31日予定
価格:6万8000円

問い合わせ先/ガンゾ本店 ☎ 03-5774-6830
https://www.ganzo.ne.jp/
 
※表示価格は税抜き


文/山田純貴

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