特集・連載
重ねとくだけでサマに! 使い道が多彩なスタッキングスツール3選
スタッキング生活を始めよう♪ 長〜く愛せる日用品には、快適も丈夫もお洒落もマスト!……ですが、ひとつ忘れてません? そう。狭い日本の住宅事情を考慮したら、“スタッキング”こそ、実はもっとも便利な機能でしょ! ってことで、世界各国から選りすぐりました。椅子に食器に調理器具に……スタッキング術に長けてるジャンル別の名作たちを! どれも便利を極めながら、重ねた姿まで美しいものばかり。日々を無駄なくお洒落に過ごしたい令和人は必読ですよ。 この記事は特集・連載「スタッキング生活を始めよう♪」#02です。
名品ゆえの造形美は重ねとくだけでサマに!
Stool
ある時はサブチェアとして、またある時はサイドテーブル代わりに……なんて使い道が多彩なスツールは、使用⇔収納の頻度が高い分、スタッキングの精度がより重要な要素に。
1.積み置きするだけでサマになるスツールの元祖
ARTEK[アルテック]
STOOL 60
20世紀を代表する世界的建築家兼デザイナーが、母国フィンランド産のバーチ材を直角に曲げる技術“L-レッグ”を駆使して開発。柔和で美しい木目を活かしたミニマルデザインは、どんなテイストの部屋ともすんなり馴染んでくれるはず。脚をズラしながらスタッキングされた姿も、名のあるオブジェばりに威光を放ってくれます。
Φ38×H44cm。各2万4000円。(アルテック)
DESIGNER_Alvar Aalto(アルヴァ アアルト)
COUNTRY_フィンランド
アルヴァ アアルト
2.屋内でも屋外でも活躍する偉大な象
VITRA[ヴィトラ]
ELEPHANT STOOL
日本が世界に誇るインダストリアルデザイナー、柳 宗理氏が手掛けた傑作スツール。名前通りの、象さんのような愛らしいデザインは、実は緻密な計算の賜物。パッと見は一脚に見えるほどピッタリ積み重ねられるから、省スペースへの貢献度は特大なんです。軽くて強いポリプロピレン製だから、ベランダの置きイスとしてもうってつけ♪
W51.5×H37×D46.5cm。各1万3000円。(ヴィトラ)
DESIGNER_Sori Yanagi(柳 宗理)
COUNTRY_スイス
柳 宗理
3.120万脚以上製作された大ベストセラー
AKITAMOKKOU[アキタモッコウ]
STOOL No.202
日本デザイン界の巨星が考案し、創業100年超の老舗家具メーカーが製作を担った、和スツールの金字塔。職人の匠が必須となる曲げ木加工を駆使することで、シンプルなのにヒネリも利いてて、スタッキングまで可能という秀才ぶりを発揮。トレンドが変遷した今なお人気が絶えないってのが、完成度の高さを示す何よりの証拠ですよね。
W46×H44×D36cm。1万8000円~。(大塚家具 有明本社ショールーム)
DESIGNER_Isamu Kenmochi(剣持 勇)
COUNTRY_日本
剣持 勇
※表示価格は税抜き
[ビギン2020年10月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。