特集・連載
微差こそ大差! スーツスタイルは、“美差の所作”にこだわって違いのわかる大人に見せる
スーツスタイルの超基本 ビジネスとカジュアルの境目があいまいになっている昨今。だからといって、スーツの着こなしに関わる常識をおざなりにするってのは、服好きとしてナンセンスです。本特集で、ビジネスシーンから冠婚葬祭までの超基本10大事項をこっそりおさらいしましょ♪ この記事は特集・連載「スーツスタイルの超基本」#05です。
違いのわかる大人になれる“美 差の所作”にこだわろう
微差こそ大差といいますが、スーツにおいては美差の所作も大切。マナーを守ることが佇まいを洗練させ、“違いのわかる大人”に見せてくれるのです。
ベルトは“真ん中の穴”だけを通して使うのが正解
ベルトには調整が利くよう多数の穴が開いているが、正式かつ最もエレガントに見えるのは真ん中の穴に通したとき。他の穴は飾りと考えるべきで、合わないなら潔く新調すべし。
ドレス性が求められる場ではポケットのフラップをしまう
ポケットのフラップはそもそも、雨を避けるために生まれたアウトドアディテール。そのため、パーティなどのドレス性が求められるシーンにはそぐわない。中に隠してしまおう。
ジレの一番下のボタンは留めずに着る
ジャケットの一番下のボタンが飾りであるのと同様で、ジレの一番下のボタンも留めずに着たほうが美しい。ダブルジレでもしかり。なお、ベルトのバックルは覗いても構わない。
タイは大剣先がベルトに少しかかる長さに結ぶ
タイは大剣先がベルトのバックルの半分あたりにかかるよう結ぶと、最もバランスよく見える。小剣が長くなるような場合は、パンツにしまっても問題ナシ。
着席したらフロントボタンを外す
人前で前を開けるのは失礼と勘違いしている人も多いが、座ったらジャケットの前ボタンは外すのが常識。窮屈そうなシワを相手に見せるほうが失礼に当たると心得ておこう。
※表示価格は税抜き
[ビギン2020年5月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。