特集・連載
アシックスとユナイテッドアローズが“ドレスニ”の進化形を共同開発!
仕事・休日どっちも使える靴&カバン ノースーツOK、ノータイOK、スニーカー&デイパ通勤ぜ~んぜんOK。2020年、一億総カジュアル化はますます加速するばかりですが……ならばいっそ!これからの靴&カバンは、仕事⇔休日“どっちも使える”視点で選ぶのが絶対に賢い! 何よりお得!!というわけでオンオフ兼用にフォーカスして週7ハッピーになれる♪靴&カバンを厳選してお届けします。 この記事は特集・連載「仕事・休日どっちも使える靴&カバン」#18です。
スニーカー通勤隆盛の昨今でも、ドレスな革靴を必要とする人は多いはず。スニーカーソールを装着したドレス靴も増えていますが……、アシックスとユナイテッドアローズが共同開発した“ドレスニ”は、ルックスも履き心地もモノが違うんです。
クラシックデザインにGELを搭載した“ドレスニ”の進化形。
―ユナイテッドアローズ 内山省治さん・談
スニーカーで通勤する人もだいぶ増えてきましたが、多くのビジネスマンは革靴で通勤していますし、スニーカー通勤に抵抗のある人も多いはず。
ならば、現代のビジネスマンに一番必要なのは“普通に使える”見た目は保ちつつ、ハイテクスニーカーばりに歩きやすいシューズに違いない。そう考えたのが開発のきっかけです。
1986年、シリコーン製の衝撃緩衝材「αGEL」を搭載したランニングシューズが登場
タッグを組んだのは、トップアスリート用からデイリーユースまで日本人のの足を研究し、熟知するアシックス。最初はドレスなアッパーに、アシックスのソールを装着すればすぐ作れるだろうと考えていましたが、甘かった(笑)。
アシックスのソールは、長年蓄積されたテスト結果やデータから導き出された技術の集大成であり、どんなアッパーでも合うわけではなかった。そこでアッパー、ソールともにゼロから作ることになりました。
両者で目指したのは、①本格英国靴のようなクラシックな色気のあるアッパーに、②スポーツシューズの開発で培われた機能を搭載した革靴。いわゆる“ドレスニ”は他にもありますが、見た目も機能もかつてない一足にしたかったのです。
履き心地には特にこだわり、ソールのデザインは今回の別注のために開発していただきました。かかと部分には本格ランニングシューズにも搭載される衝撃緩衝性に優れたGELを内蔵しました。程よい反発性があり、何しろ歩きやすさが素晴らしい。
かかと部に入ったこの物体が足への負担軽減の秘密「αGEL」の正体だ!
さらにゴアテックスファブリクスを搭載するなど、さまざまな機能を加えていますが、いかにもな“ハイテク感”は排除しました。
この靴のスタイリングイメージとしては、仕事はもちろん休日も都会的なセットアップとのコーデがメインですし、何より毎日履く靴は絶対シンプルがいい。飽くまでビジネスシーンに必要なのは、清潔感やTPOに応じたデザイン、そして歩きやすさだと思います。
そこはブレずに根気よくモノ作りをしてきた結果、私の追い求めたドレスニが完成したと自負しています。
ASICS RUNWALK for UNITED ARROWS
[アシックス ランウォーク フォーユナイテッドアローズ]
ドレススニーカー
アシックスとユナイテッドアローズによる初のコラボ。アッパーにはしなやかさのある上質レザーを使用。ソール前方のカッティングでさりげなくスポーティなアクセントを利かせている。2万2000円。(ユナイテッドアローズ 丸の内店)
ASICS RUNWALK for UNITED ARROWS(アシックス ランウォーク フォーユナイテッドアローズ)
ユナイテッドアローズ メンズ チーフバイヤー
内山省治さん
1997年に入社後、10年間にわたって原宿本店のセールスパーソンとして活躍。その後バイイング部門に異動。トレンドを的確に捉える見識と新たなヒットアイテムを見つけ出す感性を武器にチーフバイヤーとして活躍。
※表示価格は税抜き
[ビギン2020年4月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。