特集・連載
こんなのあったの~!? 全国ブツ賛展
極寒の地で開発された史上最強のナンガ 【地方の別注名品】vol.59
こんなのあったの〜!?全国ブツ賛展 別注やコラボがあふれ、アイテム個々の特別感もすっかり薄くなってしまっている昨今。しかしあなたの住む街から視野を広げれば、世の中にはまだ特別な逸品がたくさん眠っている。これまで多くの“ローカル名品”を紹介してきたビギンが、ご当地ショップ別注&ご当地コラボを発掘! この記事は特集・連載「こんなのあったの〜!?全国ブツ賛展」#56です。
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北海道 北海道・当麻町で発掘!
ムーンロイド×ナンガの最強ダウンジャケット タイプⅠは
その年に使える最高品質の素材を集結させてアップデート
今や日本を代表するダウンブランドの一つとして知られるナンガ。このブランドと北海道旭川市の隣町である当麻町にあるセレクトショップ、『ムーンロイド』がコラボレートしてスタートさせたブランドがナンガ ホワイトレーベルです。中でも看板アイテムとして、最も力を入れて毎年アップデートしているのが“最強ダウンジャケット”と名付けられたシリーズ。ディテールの違いによって、タイプⅠからタイプⅢまであり、タイプⅠが最もベーシックなモデルです。過去に最低気温マイナス41℃を記録したことのある土地で開発されただけあって、本当に暖かい街着用のダウンジャケットを作りたいというのが出発点。そのために毎年できる限り最強のものを作るというコンセプトのもと、価格とのバランスを考慮しながらその年に使える最高の素材を厳選しているのだとか。
今季は600以上が良質なダウンとされているフィルパワー(羽毛の膨らみの度合いを示す単位)について、ナンガ史上最高値の940フィルパワーのハンガリー産シルバーグースダウンを使用。さらにUDDと呼ばれる撥水加工を施し、水を弾いて湿気を逃すという弱点のないダウンが完成しました。そして、表地には防水透湿性に優れたオーロラテックスライトを採用しているわけですが、これまでと違うのはストレッチ性が加わったこと。さらに細かい点を見ていくと、汚れやすい衿まわりはジッパーで脱着できたり、前立ての裏にはダウンがたっぷり詰まったドラフトチューブが使われたりするなど、ディテールについても抜かりなし。文字通りの“最強ダウンジャケット”なんです。8万5000円

(問)ムーンロイド
TEL. 0166-58-8008
https://moonloid.jp/
※表示価格はすべて税抜きです。
写真/武蔵俊介 文/トライアウト スタイリング/宮崎 司(CODE)