念引き ねんびき 革の技法用語集用語集 09 / 15 鞄や革小物、革ベルトなどにしばしば見られる「念」は、貼り合わせて縫合された革同士の密着性を高めるため、縫製とコバの間に熱ゴテを当て、そのコバに平行して施す細い溝のこと。念引きとは、その念を入れる作業を指す。これにより、見た目の高級感を高めることもできるが、正確で慎重な作業が求められるため、職人には熟練の技術が必要になる。もっとも、すべての念が革の密着性UPに貢献しているとは限らず、じつは単なる装飾として浅い念が引かれた製品も少なくない。 五十音で調べる あ か さ た な は ま や ら わ