特集
“なんかイイ”を作り手本人が独白する
デビューは2015年。わずか6年前のことです。しかしイイものを長く!と願う誠実な服好きにとって、オーラリーはすでに“ファッション”ではなく、長い歴史を持つ名門と同様に“定番”ブランドとしてカテゴライズされているのではないでしょうか。ロゴをデカデカと配してネームバリューをゴリ押すわけでも、奇抜なデザインで目を引くわけでもない。むしろシャツもニットもパンツもアウターも、一貫して装飾性は控えめで、パッと見はごくベーシック。なのに不思議と見た瞬間に“なんかイイ”と直感してしまう……。その秘密は、素材や生地の段階からスペシャリストたちと二人三脚で創り出す、という物作りのアプローチに隠されていました。ここではそのプロセスが色濃く反映されているニットを教科書代わりに、作り手自らに“なんかイイの向こう側”を紐解いていただきました。
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