エコなコンバースはオレたちの好きな“第3の白”オールスターだ
作り手の熱い思いが詰まることで生まれた、価格以上の価値があるいいもの、つまり「お値打ちモノ」。ここでは編集部が足と口コミで見つけてきた「お値打ちモノ」の数々をシェアします!
コンバース イーシーラボ
オールスター ムセンショクキャンバス HI
環境に配慮したエコ素材を実験的に使用する新しいシリーズ〈コンバース イーシーラボ〉の第2弾モデル。全面的に環境負荷を低減した素材使いであるほか、化繊でなくコットン製の靴紐を採用。また、トウスプリングが低めのクラシックなラストを、このモデルのために新採用するなど、古きよき素朴な雰囲気も満載だ。9000円。
低めのトウスプリングがクラシック
ECOへの配慮をファッション性へ昇華させた“真の生成り”が見逃せない
(編集部 イチカワ)
キャンバス オールスターにチープシック極まる“第三の白”が登場!
サスティナビリティとファッション性の融合。言うは易し実現は難しの最たる例ですが、このエコなコンバースに限っては定番モデルよりも「オレたちの好きなオールスター」に近い! つまり積極的にこっちも欲しい!
そもそもキャンバス オールスターには2種類の白が展開されていることはご存じでしょうか。ややクリームがかったホワイトと、クリーンでブライトなオプティカルホワイトの2色がそれ。
定番好き、アメカジ好きが好む傾向にあるのは前者のオフ白~キナリ系の白でしょう。履き込んで生じるシワやスレがまた味となり、チープシックなオールスターの魅力を引き立てますからね。
で、今回の無染色キャンバスは原料の綿の色や風合いが生きのまま残る、文字通りの“生成り”。ピカピカの白よりも服好きの琴線に触れる第三の白=生成り、生地1mあたり約7リットル以上も水の使用を削減し、環境にも優しい! エコ界期待の、生成りの新生登場です。
♯綿花の葉+茎の残りがむしろお洒落
アッパーは染色をしていない、文字通り“生成り”のオーガニック綿キャンバス。表に残る綿カスがナチュラルな風合いで、染色に使われる水の量も大幅に削減。
♯インソールまでぬかりなくECO
インソールはオーソライト社のオーソライト エコを採用。持ち前の軽さとクッション性をキープしたまま、一部石油原料の代わりに植物由来のバイオ油を用いたもの。
♯普段は見えないアウトソールも風合い◎
アウトソールもリサイクルラバー混に。再利用されたゴムは元の色を保ったまま、靴底をカラフルに彩り、気取らない格好よさを演出する。まさに微差こそ大差の逸品!
♯チープしっくり ♯キナリにほっこり ♯第三の白
(問)コンバースインフォメーションセンター
☎ 0120-819-217
https://converse.co.jp/
※表示価格は税抜き
[ビギン2019年12月号の記事を再構成]写真/上野 敦(プルミエジュアン) 文/礒村真介