チャールズ皇太子のロイヤルワラント

ロイヤルワラントを授けたチャールズ皇太子をトリッカーズにつないだのは、じつは、あの故ダイアナ妃だった!?

名門トリッカーズは、英国王室からロイヤルワラント(王室御用達の紋章)を授かるブランドとしても有名。この称号を授与できるのはエリザベス女王、夫エジンバラ公、息子チャールズ皇太子の3人のみで、トリッカーズが戴くのはチャールズ皇太子のワラントです。

ところで同社がこれを授かったのは1989年のことでしたが、トリッカーズ青山店オープンに際し、今年4月に来日したマーティン・メイソン社長に取材を行った際、この授与に至るきっかけを作ったのが同皇太子の前妻だった、あの故ダイアナ妃であることが判明したのです!

「あるとき、当社の顧客だったダイアナ妃が皇太子にトリッカーズのスリッパをお薦めになったところ、皇太子が大変お気に召したのです。じつは、ダイアナ妃の出自であるスペンサー伯爵家の本宅はノーサンプトン近郊のオルソープという街にあり、代々が当社の顧客なんですよ」。

これを機に、皇太子は同社のドレス靴やカントリーブーツなども愛用するようになり、ロイヤルワラントを授与するに至ったのだそうです。

その後、お二人は離婚しちゃったけれど、皇太子のトリッカーズご愛顧は不変で、ロイヤルワラントも健在です。

ちなみに同社の顧客は王室や貴族たちにとどまらず、8代目スーパーマンを演じた俳優ヘンリー・カヴィル、ロックバンド「ブラー」のベーシスト、アレックス・ジェームスなど、英国の著名人も多数。僕たちニッポン人のみならず、本国でも多くの人々から深~く愛されているブランドなのですね。

キーワード解説

■The Princess of Wales Diana Frances[ダイアナ妃]
1961年、第8代スペンサー伯爵エドワード・スペンサーの三女として誕生。’81年、チャールズ皇太子と結婚し、2児を授かるも、15年後に離婚。’97年、パリで交通事故により死去。

■Moth Spencer[スペンサー家]
スペンサー家はノーサンプトンシャー地方の羊商で、1603年に男爵に叙されたロバート・スペンサーが始祖。現在、3系統があり、故ダイアナ妃はスペンサー伯爵家の出身になる。

■The Prince of Wales Charles[チャールズ皇太子]
1948年生まれ。母エリザベスⅡ世が女王に即位した’52年以来、王位継承順位第1位にいる。下写真は今年2月、創業190年を祝い、トリッカーズ社を表敬訪問した際のスナップ。

The Prince of Wales Charles チャールズ皇太子

Tricker's CEO マーティン・メイソン氏

Tricker’s CEO
マーティン・メイソン氏

英・チチェスター生まれ。タナー・クロール、マルベリー、ジョン スメドレーなどでマネージャーや社長を歴任し、2015年、創業家に招聘されてトリッカーズ社の最高責任者に就任。

 
※表示価格は税抜き


[ビギン2019年10月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。

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