wook vol.11

益子焼 商品コラージュ画像

食卓やお部屋を華やかにしたい! と思ってすぐに浮かぶのは、海外のホテルやダイナーでもおなじみのおしゃれな器じゃない? でもちょっと待って。実はいま「これ、日本のなの!?」と思わず二度見してしまう、おしゃれな焼き物が続々と登場してるんです。今回は、一度は耳にしたことがある栃木県の代表的な焼き物、益子焼をご紹介。服好きなアナタこそ焼き物の魅力にハマッてしまうかもね?

難しい土を逆手にとった“ぽってり感”に愛の声

益子焼 商品写真

今どき焼き物の代表格として、もはや押しも押されもせぬ存在となった益子焼。「ぽってりしてて可愛い」なんて声もよく聞きますが、これ実は、正直いって良質とは言いがたい益子の土のせい。造形しにくく割れやすかったため、分厚くする“必要があった”というのがホントのところ。

一方で益子の父、濱田庄司氏は、そんな益子の土と釉薬を使った新たな表現を模索。結果、なんともいえない無骨でモダンな器が生まれたわけ。

最近ではその特徴を活かして、海外ダイナー風など、斬新なアイテムも登場。まさに、民藝運動に端を発する「用の美」ならぬ「要の美」と言えるでしょう。
 

粗くて割れやすい「新福寺粘土」

新福寺粘土 イラスト画

益子焼に使われるのは、栃木県内で採れる新福寺粘土などがベース。鉄分と砂気の多い粗い土で造形が難しく、気泡が多いので割れやすい。そのため厚手に作らざるを得ないのだ。

今どき焼き物のメッカ「濱田窯」は知っておくべき!

濱田窯の写真

濱田庄司が開窯、現在は次男・晋作氏、孫・友緒氏が運営。下の作品にも使われている益子を代表する「柿釉」など、庄司の伝統の技法を受け継ぎ、一大産地を牽引し続けている。

濱田 庄司(1894~1978)
 
近現代日本を代表する陶芸家。人間国宝。京都→英国を経て、益子に移住。1977年には蒐集した民芸品を展示する益子参考館を開館。

 

陶芸界の“ハマショー”の意匠を継ぐ

フェニカ別注 濱田窯ヴィンテージ復刻
なくなっていた柄・形を復刻!

フェニカ別注 濱田窯ヴィンテージ復刻

2色の釉薬を使った、絵付けに頼らないシンプルなデザインがいい。上から時計回りに、8寸皿φ24.6cm。4500円。六角皿φ13.9×H3cm。2000円。ボウル小φ15×H7cm。3000円。ボウル大φ18×H7.5cm。3500円(以上、インターナショナルギャラリー ビームス)

アクメ ファニチャーのクロックスシリーズ 商品写真

アクメ ファニチャーのクロックスシリーズ

’60年代のアメリカンダイナーで使われていた食器をもとにデザイン。ボリューム感◎。スープボウルφ約12×H6cm。2700円。マグカップφ約8.8×H8.4cm。2500円。ソーサーφ15cm。1200円。プレートSφ7.5cm。1500円。同Lφ24.5cm。3500円(以上、アクメ ファニチャー 渋谷店)

アクメ ファニチャーのクロックスシリーズ 商品拡大写真
益子の“ぽってり感”を活かし海外ダイナー風に♪

益子焼[ましこやき](栃木県益子町)

江戸末期に誕生、粗い土を使った厚手で頑丈な器が特徴。1924年、民藝運動の指導者の一人、濱田庄司が窯を開き関東有数の産地に。

 
※表示価格は税抜き


[ビギン2019年3月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。

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