e-Beginでお馴染みのプロスペックスやプレザージュも!
セイコーウオッチが創業地・銀座に遊べて、学べて、買えちゃう!
情報体験型ショップをオープン
晴海通り沿いの銀座四丁目交差点近くにオープンした「セイコードリームスクエア」。エントランスのガラス扉に描かれているのは銀座のランドマーク、銀座・和光時計塔の時計文字盤だ。
去る12月20日、東京・銀座のド真ん中に誕生した「セイコードリームスクエア」。ココは最新技術のエンタメを楽しみつつ、セイコーウオッチの歴史が学べて、プロスペックスやプレザージュなどの世界観に浸りながら買い物ができちゃう新スタイルの情報体験型ショップです。え? どんな店かイマイチわからない? では、おせっかいなe-Beginが各フロアをご案内しましょう!
プロスペックスやプレザージュなど
グローバルブランドに特化した展開
じつは東京・銀座は、セイコーウオッチが1881年に創業した街なんです。そういえば銀座四丁目交差点にある銀座・和光も、同社傘下の高級専門店でしたっけ。で、その本館、および和光アネックス店に接する絶好の場所に「セイコードリームスクエア」が誕生! 銀座にはセイコーの直営既存店が3店舗あるのですが、この新店の登場により、4拠点体制となった次第です。
同店は売場面積約185㎡の4フロア構成。e-Beginでもお馴染みのプロスペックスとプレザージュにアストロン、ルキアを加えた、もっか世界展開中の4ブランドに絞り込み、インバウンドツーリスト急増中の銀座から世界に向け、これらのブランドを発信していく役も担っているのです。
銀座にあっても敷居高からず!
テーマパーク気分で気軽に入っちゃえっ
「セイコードリームスクエア」は時計店だけれど、単なる時計店にあらず。ここが同店のミソで、ミニミュージアム、ショールーム、売場を一体化させ、そこにデジタル技術やクラウド、GPSなどを活用したエンタメ的エッセンスを加えた、超ユニークな情報体験型ショップになっています。たとえば、来店者は愛用のスマホや店内各所にあるタッチパネル端末などを駆使し、遊び心たっぷりの仕掛けを楽しみつつ、セイコーの歴史的偉業や4ブランドのコンセプト、各モデルの解説&スペックといった情報を得られるという具合。また、館内ウォークラリーをクリアすれば、自分のスマホにスペシャル画像が転送されるといったお楽しみも用意されているんです。
と、同店の特徴がザッとわかったところで、ここからは各フロアをめぐってみましょう!
1階は時計塔内部をイメージした
ミュージアム&組み立て実演スペース
晴海通りから、時計の文字盤が描かれたガラス扉を開いて店内に足を踏み入れると、目の前に巨大なムーブメントが! ここは銀座のランドマークにして、セイコーの歴史的シンボルでもある銀座・和光の時計塔内部をコンセプトにしたスペース。このムーブメント風シンボルは、その時計塔のムーブメントを忠実に再現したものではないけれど、インパクトある姿をガラス越しに映し、道行く人々を店内へと誘います。また、その向かって左手の壁には、逆像の文字盤越しに銀座四丁目交差点の動画が映し出されていますが、これも件の時計塔から見下ろした風景を定点撮影したものだそうです。
さらに、関東大震災時に焼け溶けた時計や国産初の腕時計「ローレル」(1913年)、国産初のクロノグラフ(1964年)、国産初のダイバーズ(1965年)といったエポックな名時計の展示エリアと、職人に声掛けも可能な時計技術の実演スペースもあり、時計通ならずとも好奇心が喚起されるフロアになっているのです。
モチーフは銀座・和光の時計塔内部。巨大ムーブメント風シンボルの左手の壁面には、その時計塔が文字盤越しに見つめ続けてきた銀座四丁目交差点が動画で映し出されている。
ムーブメントの輪列をモチーフにしたミュージアムスペース。セイコーの歴史的なモデルたちを目の当たりにできる、時計好きにはたまらないエリアだ。
愛用のスマホをカメラモードにしてQRコードをかざすと、展示された歴史的モデルに関する情報を読むことができる。写真は世界初の市販クオーツ腕時計「アストロン」(1969年)。
2階は検索コーナーと、e-Beginも
大好物のプロスペックスのフロア
2階に上がると、そこで大型タッチパネル端末のスクエアインデックスを目にすることに。これを手で操作すれば、セイコーの歴史やこの店で取り扱われている4ブランドの関連情報などが画面に表示されるのです。
で、ここを通り抜けると、プロスペックスの売場スペース。ダイバーズをルーツに持つブランドとあって、そこはまるで深海のような雰囲気です。そして中央に設置されたインタラクティブコンテンツに手をかざすと、その手の高さごとに画面中の水深が変化。そこに歴代モデルが現れて、その解説も表示されるという仕掛けが楽しいのです。また、商品展示では球体の時計スタンドが使われていて、これが各モデルの防水性能ごとに色違いになっているという工夫もユニーク。ちなみに、売れ筋もやっぱりダイバーズウオッチで、e-Beginでも紹介した通称「ツナ缶」も大人気だそうです。
コチラがインデックスコーナーの大型タッチパネル端末。これを操作することで、セイコーの歴史や、取り扱い4ブランドの情報などがお勉強できるのだ。
海洋探索の様子を映し出すモニターと、インタラクティブコンテンツ端末の“ブルー”が黒を基調にした内装と相まって、深い海に佇むかのような気分にさせてくれる。
この画面の上に手をかざすと、その手の高さごとに画面中の水深が変化し、その中をサカナのごとく歴代モデルが次々と出現。狙い目のモデルはどこにいるかな?
セイコードリームスクエア先行発売モデル




3階はルキアとプレザージュで
日本の“美”を表現した上品フロア
前向きに自分らしく生きる女性たちのためのブランド、ルキアの売場では日本女性の“美”を品よく表現。しかも、温かみのあるインテリアで心も癒やされるのです。
そこを通り抜けると、機械式時計の技術と伝統を今に継ぐ正統ブランド、プレザージュのスペースに。ここでの圧巻は、日本の職人たちによって生み出される文字盤の「プレステージライン」でしょう。視認性は高いが、製作に極めて高い難度が求められる琺瑯(ほうろう)文字盤と、そのモデル。ブルーの色上がりが極めて難しい七宝文字盤と、そのモデル。そして製作に多くの時間を要する黒漆文字盤と、そのモデル。いずれもが美しく深い質感で、つい見入ってしまうのです。ちなみにe-Beginでお馴染みの「カクテル」各モデルももちろん、ズラリッ揃い踏みです!
プレザージュの売場で最初に来訪者を迎えるのは、「プレステージライン 漆芸・白檀塗限定モデル」。掛け軸を思わせる縦長モニターが“和”の美しさを強調している。
コレが「漆芸・白檀塗限定モデル SARW045」。黒漆に金属粉をまぶし、透き漆を上塗りしたサブダイヤルは、その深みある色合いが激美。一見の価値アリだ! シースルーバック。自動巻き。SSケース&クロコストラップ。径40.5mm。10気圧防水。限定2000本。27万円。
日本伝統の技術を文字盤に取り入れた「プレステージライン」のショーケース。琺瑯、七宝、漆、それぞれの文字盤サンプル、および現行モデルが並べられている。
セイコードリームスクエア先行発売モデル
プレザージュ「ベーシックライン SARY107」
カクテルにインスパイアされた美しいカラーリングが魅力的なシリーズから、ジンベースのカクテル、ギムレットをイメージした新作。シースルーバック。日付針&パワーリザーブ表示搭載。自動巻き。SSケース&カーフストラップ。径40.5mm。5気圧防水。’19年1月発売に先立ち、同店にて発売中。6万円。
4階は世界初GPSソーラーウオッチの
ブランド、アストロンの占有フロア
「セイコードリームスクエア」の最上階は、アストロンの売場。同ブランドがターゲットとするジェットセッターを思わせる、エグゼクティブなリビングルームがモチーフの落ち着きある雰囲気が魅力的です。中央に設置されたGPSシミュレーター「GPSトラベラー」では、受信体験が可能。たとえば、画面上で「Tokyo」にセットすると、その上にあるアストロンで受信体験ができる、日本時間を正確に表示するという仕掛けです。ほかに2012~’18年までのアーカイブモデル5型が展示されるなど、見所満載です!
エントランスはアストロンが、元来は目に見えないGPS受信の様子を視覚的に表現するエンタメスペース。写真は、その瞬間を撮影したものだ。
通信衛星が飛翔する宇宙空間を思わせる、黒を基調としたフロア。しかも、インテリアはエグゼクティブ宅の居間のごとき趣だ。中央に「GPSトラベラー」が見える。
遊んで、学んで、楽しめるから、
デートスポットとしてもアリでしょう!
「これゾ!」のモデルが見つかったら、各売場のスクエアナビゲーターから愛用スマホにQRコードを読み取らせるべし。これにより、そのモデルの詳細な情報をスマホで見ることができるのだ。
以上、「セイコードリームスクエア」をひととおり見て回りました。ちなみに、ここで時計を購入すると、オリジナルの風呂敷、もしくは手拭いにより特別包装してもらえるというサービスも! が、購入予定がなくとも、気軽に入店でき、ひととおり楽しめちゃうのが、この店のウレシいポイント。銀座にぜひ立ち寄りたいデートスポットが、またひとつ誕生したってワケです!
セイコードリームスクエア
住所/東京都中央区銀座4-4-10
電話/03-3538-1900
営業時間/10:30~19:00
定休日/無休(2018年12月31日~2019年1月2日を除く)
https://dreamsquare.seikowatches.com/jp-ja
セイコーウオッチ お客様相談室TEL.0120-061-012
http://www.seikowatches.com
※表示価格は税抜き
写真/岸田克法 文/山田純貴