特集・連載
今が狙い時!?な“フレッド・ハービー”を知ってるかい?
BORN IN U.S.A CATALOG 2018 アイビーファッションにアウトドアギア、ミッドセンチュリー家具、etc.アメリカを代表するアイテムに今季異変が!? 本特集で扱うのは、今一番ワクワクする“老舗の新鮮”。今まで見てきたのとなんか違う、そんなフレッシュなアメリカものをお届けします! この記事は特集・連載「BORN IN U.S.A CATALOG 2018」#11です。
量産のお土産ものだけど、そこがかわいい
フレッド・ハービーとは、ネイティブジュエリーのいちスタイル。西部開拓時代から鉄道やホテル、レストランを経営していたフレッド・ハービー社がネイティブの職人に依頼し、1910年代頃から作り始めたものです。
同社はネイティブジュエリーをホテルやレストランのお土産にすべく、大衆向けにわかりやすいデザインで量産。するとコレがヒットし、全米に広まる一因に。今も根強い人気があり、かのラルフ・ローレン氏もコレクターなんだとか。
ピースフルなデザインで、華奢でチャーミングなせいか、最近では女子にも人気。比較的リーズナブルな点も魅力です。とはいえ、相場は上がり続け、10年前の約2倍とも。狙うならお早めに!
Thunderbird/サンダーバード
北米先住民が信仰する伝説上の鳥。「幸福を運ぶ」モチーフとして人気に。1930s製。4万8000円(ハミングバーズヒルショップ)
Swastika/スワスティカ
グッドラック=幸運のシンボル。Love、Life、Luck、Lightの4つのLの組み合わせとも言われる。1930s製。4万7000円
Arrow/アロー
プロテクション=守りの意味を持つ矢。さらにこのように交差したクロスアローは、友情を示すモチーフなのだ。1930s製。3万5000円
ちなみにこれがフレッド・ハービー社のホテルマップ
©Rykoff Collection
※表示価格は税抜き
[ビギン2018年11月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。