特集・連載
名門サウスウィックの傑作ダブルが3年ぶりに復活!!
BORN IN U.S.A CATALOG 2018 アイビーファッションにアウトドアギア、ミッドセンチュリー家具、etc.アメリカを代表するアイテムに今季異変が!? 本特集で扱うのは、今一番ワクワクする“老舗の新鮮”。今まで見てきたのとなんか違う、そんなフレッシュなアメリカものをお届けします! この記事は特集・連載「BORN IN U.S.A CATALOG 2018」#02です。
1929年創業の名門ファクトリー、サウスウィックが手掛けるブレザーといえば、’60年代アイビーのアイコン。今季3年ぶりに傑作のダブルブレストが復活したと聞き、マサチューセッツ州の工場へ。
3年ぶりに復活した傑作ダブルがこちら。
ブルックス ブラザーズ
ダブルブレザー リージェント
サウスウィックで生産されるダブルブレストのブレザーが3年ぶりに復活。ナチュラルショルダーなど米国的ブレザーの美点はそのままにナローぎみの衿を持つ程よく細身のリージェントフィットによってスマートな雰囲気に。生地は平織りのウール。8万4000円(ブルックス ブラザーズ ジャパン)
ブルックス ブラザーズのシャツ1万9000円、同タイ1万2000円、同パンツ1万3000円(以上、ブルックス ブラザーズ ジャパン)
ゴールデン フリースがあしらわれた金ボタン
同ブランド特注の伊・カノニコ製生地を採用
“ブレザーの聖地”サウスウィックを取材!
編集部 サトミ
入魂の紺ブレ作りに米国の良心を見た
昔ながらの手仕事とハイテクマシンを使い分け、1着を仕立てる職人技はまさに圧巻。キモとなる肩回りは特にアイロンワークとマシンプレスで入念に造形されている。
「今どき手間を惜しまず1着にこれだけ入魂していたとは! これぞアメリカの良心です」(編集部 サトミ)
体に沿う肩のフィットこそ我々のアイデンティティだ
プロダクトマネージャー
ジム・マーフィさん
サウスウィックが作るブレザーの真髄は、肩のラインをすっきり見せるナチュラルショルダー。肩に程よくフィットするこのフォルムは、完成度の高いパターンと確かな縫製技術によって生まれるもの。つまり、古くからブレザーを手掛けてきた経験値こそがモノを言うのです。
冬場のブレザーは“カレッジフラノ”が正統だ!
J.プレス×ブルーブルー
ネイビーブレザー
秋冬のアイビーといえば、紡毛のフランネル地を使用したブレザーが王道。
なかでもアイビー8校のひとつ、イェール大学のキャンパス内で創業したJ.プレスの“カレッジフラノ”は、ウール本来のソフトな風合い&強い打ち込みによるハリ感を楽しめ、1950年代から伝統校の学生たちに愛されてきた。
ブルーブルーとのコラボにより往年のブレザーを再現したこの1着こそ、迎える季節の正統といえるのだ。6万3000円(ブルーブルー カンダ)
J.プレス×ブルーブルーのシャツ1万2000円、同タイ1万1000円、同パンツ2万3000円(以上、ブルーブルー カンダ)
名門ウォーターバリー謹製のイーグルボタン
1902年イェール大学のキャンパス内で創業
J.プレス×ブルーブルーのタグ
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