特集・連載
人気の今だからこそ知りたい! サーフ&スケートと定番のLOVEな関係 ―前編―
どこよりも真面目なサーフ&スケートファッション学 「どうしてワーク&ミリタリーは定番でサーフ&スケートはそうじゃないの?」「波乗りやオーリーができないと着ちゃいけない感じ、なんなの?」「ヴァンズだけはスケートアイテムで取り入れてもよし!な窮屈な流れ、変えられないの?」「黒ビカリでムッキムキじゃないとダメ!みたいな雰囲気ムンムンだよね。」サーフ&スケートにまつわるエトセトラ。そんなトライしたいけど躊躇しちゃう、“モヤッと気分”を一発で吹き飛ばす。日常に生きるヨコノリ(サーフ&スケートの総称)名品を厳選買い説します! この記事は特集・連載「どこよりも真面目なサーフ&スケートファッション学」#01です。
ワーカーや軍人でなくてもワーク&ミリタリーのアイテムはみ~んな街で着まくってるのに、サーフ&スケートはどうして「チョット……」なの? トライしたいけど躊躇しちゃう、モヤッと気分を一発で吹き飛ばす、日常に生きる“ヨコノリ”(サーフ&スケートの総称)名品を厳選解説。大切なのは、じつは“硬派でベーシック”なヨコノリのイロハを知ること!! どこよりも真面目なサーフ&スケートファッション学を勉強しましょう。
サーフ&スケート界のレジェンドたちが着倒した、アメカジ王道シャツ
アメカジを代表するウールシャツの名門は? の模範解答は、やはりペンドルトンでしょう。150年以上もの歴史を誇る同社のウェアが市民権を得たのは、じつはサーファーやスケーターの功績が大きいんです。
サーフミュージックの巨匠ザ・ビーチ・ボーイズ
©Michael Ochs Archives/Getty Images
’60年代のサーフィンブームの火つけ役的バンドであるザ・ビーチ・ボーイズは、サーファーのユニフォームとして愛用(ちなみに同バンドでサーファーは一人だったとか〈笑〉)。
スケート界の永遠のアイコン。ジェイ・アダムス
’70年代にはスケート界のカリスマ、ジェイ・アダムスが普段着として溺愛したこともあり、とくに西海岸で大人気に。現在では日本でも永世定番の地位を確立したのです。
Pendleton/ペンドルトン
ボードシャツ
海で冷えた体を温めてくれるウール素材のシャツ。左の柄はビーチ・ボーイズがレコードジャケットで着用していた柄を採用した一着。通はジェイ・アダムス好みな右の色を。各1万9500円。(エイアンドエフ)
’80年代後半にヨコノリのプロが掛けまくって人気に!
名作フロッグスキンなど、機能とデザインを両立したサングラスが支持を集めるオークリー。発売された’80年代後半には、サーファー&スケーター、ミュージシャンなどがいち早く愛用して人気となった。軽量&頑丈ってのが実利に適っていたってワケ。
Oakley/オークリー
フロッグスキン XS
一回り小さくなった街使い◎の新作フロッグスキン。超軽量で長時間掛けても疲れ知らず。1万4000円。(ミラリジャパン〈オークリー〉)
ド定番サンダルは、じつは……伝説のサーファーが火つけ役!?
夏のアメカジ必須アイテムとされるカリフォルニア・サンクレメンテの定番レザーサンダル。サーフィン界の神とも崇められているジェリー・ロペスが当初から愛用していたことが、人気となった大きな要因だ。
サーファーの憧れジェリー・ロペス
Rainbow Sandals/レインボーサンダルズ
シングルレイヤー クラシックレザー
最もスタンダードとされているシングルレイヤータイプ。履き込むほどに風合いが増し、玄人感がUP。1万1000円。(ライトアベイル)
お馴染みのボディブランドはサーファーのステイタスでもあった!?
ロゴでアメリカを主張するのが流行した’70年代。ホールフーズ(素材そのままの食べ物)でカラダをつくるのがクールとされるサーファーにとって、フルーツのロゴがお馴染みの同ブランドは、一部では本格派をアピールするマストアイテムだったのだ。
Fruit of The Loom/フルーツ・オブ・ザ・ルーム
ロゴTシャツ
老舗ボディメーカーだけに無地を選びがちだが、自社ロゴをプリントした遊び心を楽しんでほしい! 4000円。(ダイヤモンドヘッド)
キングオブデニムは無論、スケーターにも愛された
リーバイスといえばジーンズ界の王道! アウトロー的なスケーターには縁遠い?なんて思ったら大きな勘違い。過激なスタイルでスケート界を牽引してきたレジェンド、マーク・ゴンザレスだって、当時からウエストの緩さとテーパードシルエットを好み505を着用していた。定番愛は共通ってこと♪
アーティストとしても有名な稀代のファンタジスタ。マーク・ゴンザレス
Levi’s/リーバイス
ビンテージ クロージングの505TM 1967モデル
’60年代の505を再現。ビッグEのタブやタロンジップなど、細部のコダワリも◎。1万9000円。(リーバイ・ストラウス ジャパン)
※表示価格は税抜き
[ビギン2018年10月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。