【オールデン】ドレス系モデルの系譜。代表作「990」からコードバン製ペニーローファーまで
“アメリカ紳士靴の最高峰”と称されるオールデン。軍靴や矯正靴、そして名作ラストやコードバンなど、時代のニーズに柔軟に応えながら独自の靴づくりを追求するその系譜を辿れば、世界中の靴好きを魅了し続ける理由が見えてくる!

名門系統図
Alden ドレスラインの系譜
実は多彩なラストが存在するドレスライン。ここではアメリカ的無骨さが魅力のバリーラストの代表作「990」と、モカシン専用のバンラストのど真ん中であるペニーローファーを中核に、ドレス系モデルの系譜を整理する。
伝統と実用、デザインと履き心地を両立させた
1884年、米・マサチューセッツ州ミドルボロウで創業。1931年にオールデン氏が退く際、提携していたターロウ家に引き継がれ、以来一族経営で伝統の製靴を守り続ける。トラディショナルな革靴に加え矯正靴の分野も開拓し、今日ではアメリカ靴の顔ともいえる無二の存在に。


990
ザ・アメトラ靴、そのど真ん中に鎮座する

「きゅーきゅーまる」の品番が定着している、バーガンディコードバンのプレーントウ。ぽってり丸みのあるバリーラストのボリューム感が堪能でき、ダブルソールが重厚感を後押し。その特徴からスラックス、ジーンズ、軍パンとあらゆるパンツに似合う。23万6500円。
馬尻の魅力を一枚革でたっぷりと

馬の臀部の革であり、革のダイヤモンドとも評されるシェルコードバン。この革を生産する米・ホーウィン社とオールデンとの関係は非常に深い。「990」ではその重厚な輝きを、繋ぎ目なしのワンピース構造で堪能できる。
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黒を選択することでよりシックな印象に

「990」の末尾に1を付け足したものは、同じコードバンでも黒のコードバンを採用したモデル。ブルックス ブラザーズの最高級ライン、ブラックフリースを手掛けていたあのトム・ブラウン氏も愛用。オールデンは品番によって、素材やカラーが変わるのだ。23万6500円。
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重厚感にかけてはおよそ右に出るモデルなし

トウチップの両端がバックステイまでのびた、ロングウイングチップモデル。バーガンディのコードバンがエイジングされることによるシワや渋艶が映えそうな、ラギッドなルックス。コチラも、バリーラストにダブルレザーソールというなんとも重厚な一足だ。23万9800円。
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根強いファンのいる定番チャッカ

「990」に負けず劣らず、バーガンディコードバンの美麗さを堪能できる一足。丸みとボリュームのあるバリーラストと組み合わさることで、ともすれば華奢な印象になりがちな巷のチャッカブーツとは一線を画している。もちろん「990」同様、汎用性はすこぶる高い。24万2000円。
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日本人の甲高足にもフィットするローファー

オールデンが広く知られるようになった契機の一つが、ブルックス ブラザーズ社のペニーローファーをOEMとして請け負っていたこと。その系譜にあるのが、このブラックコードバン製ペニーローファー。日本向けに微調整を施したバンラストを採用している。24万900円。


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日本の輸入代理店を務めるラコタの血脇氏が、40年代の士官靴を手に米国側に大人のブーツを作りたいと直談判。工場裏の倉庫から探し当てたラストを基に誕生した。迫力あるモカ縫いが施された無骨な見た目に反し、クレープソールの履き心地は柔らか。25万3000円。
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美しすぎるコードバンタッセルモカシン

1948年誕生の、オールデンの名を広めた伝説的モデル。時のオスカー俳優のポール・ルーカスが、英国で購入した房飾り付きのシューズを基に、同じ房飾りの付いたシューズをとオーダーしたことから生まれたとか。エレガントなアバディーンラストがハマっている。23万4300円。

※価格表記のないものは2026年7月1日現在販売していない商品です。
※表示価格は税込み
[ビギン2026年9月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。
