【カップヌードル】レギュラーサイズだけでも何種類あった!? 味の変遷に迫る!
その誕生は半世紀以上も前の話。フォークで食べるカップ入りのインスタントラーメンという斬新な食のスタイルを提案した、日本が世界に誇る「カップヌードル」。その変遷を追っていく!

名門系統図
CUP NOODLE レギュラーサイズの系譜
1966年
欧米の食べ方が、「カップ麺」の発想につながった

「チキンラーメン」販促のため、欧米視察に出かけた日清食品創業者・安藤百福氏。商談の際、相手が紙コップに割り入れた麺をお湯で戻し、フォークで試食する姿を目撃。インスタントラーメンを世界に広める鍵は、食習慣の違いにあると確信した。飛行機で提供された機内食の密封性の高いフタにもヒントを得て、全く新しいカップ麺の開発に着手した。
1971年
新しい食文化を生んだ記念すべき第1弾

カップヌードル
世界初のカップ麺。コンソメをベースにしょう油とペッパーを効かせたスープは唯一無二の味つけが絶妙。ラーメンの具として珍しかった「謎肉」、赤いエビ、黄色いタマゴも今やなくてはならない存在に。パッケージデザインは今もほぼ一緒。容器の素材は、石化由来のプラを植物由来に一部置き換えるなど、頻繁にアップデートされる。248円。
カップの中は一石三鳥の中間保持構造に

1972年
和風カップ麺の先駆け的存在

カップヌードル 天そば
沖縄が返還され、パンダが初来日を果たしたこの年、「カップヌードル」初のバリエーション商品として発売された「カップヌードル 天そば」。香り高いそばつゆで人気を博し、2011年の「歴代カップヌードル復活総選挙」では、堂々第1位に輝き、翌年復刻発売もされている。
1973年
マイルドなカレースープはリピ必至

カップヌードル カレー
カレールーをベースに仕上げたカレースープは辛すぎず、むしろ野菜の甘みを感じるマイルドスパイシーな味。ポーク風味に味付けされた麺は、スープとのバランスを考えてレギュラーより太めになっている。大きめにカットされたポテトがホクホクして食べ応え十分! 248円。
1981年
発売10周年記念のあっさり鶏風味

カップヌードル チキンヌードル
1971年の「カップヌードル」発売からちょうど10年。その記念すべき節目の年に登場したのがこのフレーバー。あっさり&マイルドなチキン味のスープに、鶏肉、スクランブルエッグ、ほうれん草、キャベツ、ニンジンなどの具材が見事に融合! ヤミツキになる人が続出した。
1982年
チリとトマトの絶妙マッチング

カップヌードル チリトマトヌードル
ピリッと辛いチリの刺激と、トマトの酸味がバランスよく溶け合ったトマトスープが特徴的。そのまろやかな味わいは、メキシカンというよりイタリアンを思わせる。彩り鮮やかなニンジン、チキン、キャベツなど、チリトマトを引き立てる具材のチョイスも秀逸だ。248円。
1984年
魚介の旨みをたっぷり凝縮

カップヌードル シーフードヌードル
ポークベースに魚介や野菜の旨みを凝縮したオリジナルスープが贅沢すぎる、シーフード風味の「カップヌードル」。麺は魚介の風味を邪魔しないよう、シンプルなしょう油の味付けに。具材はイカ、カニカマ、キャベツ、タマゴ、ネギで、色鮮やかさが目にもおいしい。248円。
1991年
時折復刻される平成の人気味

カップヌードル ブタホタテドリ ローストしょうゆ味
豚骨しょう油にホタテとチキンの旨みを加えた贅沢スープが後引くうまさ。焼豚、タマゴ、青菜、鶏肉、ニンジン、ホタテ、キクラゲと具材もリッチ。実は、平成に発売された商品の中でも指折りの売れ筋フレーバー。ことあるごとに復刻販売されているのも納得の人気ぶりだ。
1992年
ただのみそとはちと違う洋風みそ味

カップヌードル MISO
ポークやチキンをベースにカニの風味などを加えた、洋風みそスープ仕立てのヌードルとして誕生。ファンクの帝王ジェームズ・ブラウンが「ミソッパ!」と熱唱するテレビCMも当時話題を呼んだ。現在は「味噌」と漢字表記になり、和風の味にリニューアルされている。248円。
2000年
チーズが奏でるコク深いハーモニー

カップヌードル チーズカレー
具材にチェダーチーズが入り、グレービーソースをベースにしたカレースープにもパルメザンチーズを使用した、極上のカレーヌードルとして誕生。スープは濃厚ながらも舌触りはなめらかな、唯一無二のヨーロピアン風味だ。現在は「欧風チーズカレー」にリニューアル。248円。
2003年
単なるしおじゃないキレのいい洋風しお

カップヌードル しお
ポークをベースに、「鶏の香草焼」をイメージしてバジルやオリーブオイル、ローストペッパーでアクセントを加えたスープが特徴的。洋風スープとタッグを組む具材は、大きめポテト、アスパラ、タマゴ、カニ肉風カマボコなど、目にも優しい鮮やかな色合いも魅力のひとつだ。
2007年
ミルクを加えてグレードアップ!

カップヌードル ミルクシーフードヌードル
「シーフードヌードルをホットミルクで作るとおいしい」という巷の噂を耳にした開発陣が本腰入れて商品化。ミルクのまろやかさとコクが加わったスープはリッチな旨さで虜になる人が続出。現在は「冬の濃厚ミルクシーフードヌードル」として季節限定で販売されている。
2014年
本場タイの味をカップヌードルで表現

カップヌードル トムヤムクンヌードル
本場の食材のフレッシュなおいしさにこだわった「エスニック」シリーズ。魚介ベースにココナッツミルクを効かせた、濃厚スープが◎。決め手はレモングラスやライムリーフの香りが効いた別添えのトムヤムペースト。現在は「パクチー香るトムヤムクン」にリニューアル。248円。
2025年
魚介豚骨つけ麺を「カップヌードル」風に

カップヌードル 魚豚
つけ麺の王道フレーバー「魚介豚骨」をアレンジした一杯は、味わいや食感にひとクセある旨さがウリの“クセ旨”シリーズから。鯖節と豚骨を使用した“濃厚Wスープ”は、力強い風味と深い旨みが楽しめる。「ザラザラ追い魚粉」を加えれば、魚粉の旨みが一層際立つ。248円。
※価格は希望小売価格(税別)で、2026年7月1日現在のものです。
※価格表記のないものは2026年7月1日現在販売していない商品です。
[ビギン2026年9月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。
