「オールデン」フットバランスシステムの系譜。名作Vチップもインディブーツもここから始まった
“アメリカ紳士靴の最高峰”と称されるオールデン。軍靴や矯正靴、そして名作ラストやコードバンなど、時代のニーズに柔軟に応えながら独自の靴づくりを追求するその系譜を辿れば、世界中の靴好きを魅了し続ける理由が見えてくる!

名門系統図
Alden フットバランスラインの系譜
矯正用シューズに端を発し、オールデンらしさが色濃く表れるのが本ライン。フットバランスシステムと呼ばれるヒールパーツを採用する。Vチップなどの「5XXX」系とインディブーツなどの「4XXX」系に大別される。
伝統と実用、デザインと履き心地を両立させた
1884年、米・マサチューセッツ州ミドルボロウで創業。1931年にオールデン氏が退く際、提携していたターロウ家に引き継がれ、以来一族経営で伝統の製靴を守り続ける。トラディショナルな革靴に加え矯正靴の分野も開拓し、今日ではアメリカ靴の顔ともいえる無二の存在に。


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モディファイドラストの美しさを知らしめた一足

トウ部分の切り替えの形状からVチップとも呼ばれるモデル。とりわけ深い赤茶色の艶やかさが堪能できる、バーガンディカラーのコードバンを纏ったコチラの品番は「ごーよんさんにーいち」。大胆なくびれとV字形状のトウが素材の美しさを際立たせている。23万4300円。
“土踏まず部で支える”を靴底からもサポート

フットバランスラインでは、内足側を長く取ることで土踏まず部で支える設計のヒールを採用している。これにより人間本来の自然な足運びと疲労軽減を促す。すなわち写真は左足用のパーツということ。形状はモデルによって微妙に異なる。
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矯正靴由来の履き心地を堪能できる

「こっちのほうが好き」という愛好家も多い、カーフ製のVチップ。1994年に開店した「アナトミカ」が扱ったことで、モディファイドラストの魅力を服飾業界に広く知らしめた。カジュアルな印象のコットン製平紐を標準装備している。買いやすい価格も魅力。18万1500円。
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華美ではないが確実に足元が華やぐ一足

トウキャップの切り替え部分にパーフォレーションの穴飾りをあしらった、クォーターブローグシューズ。光沢の美しいブラックコードバンと、艶やかなシェイプのモディファイドラストが組み合わさることで、フォーマルな華やぎが強調されている。23万6500円。
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プレーントウながら通好みのエレガントさ

プレーントウ × 黒のコードバンという組み合わせは「9901」と同じだが、モディファイドラストの採用でより上品な印象に。また「9901」のソールが二枚革のダブルソールなのに対し、スマートで返りのいいシングルソールになっている。23万4300円。
9901

「990」の末尾に1を付け足したものは、コードバンでも黒のコードバンを採用したモデル。ブルックス ブラザーズの最高級ライン、ブラックフリースを手掛けていたあのトム・ブラウン氏も愛用。オールデンは品番によって、素材やカラーが変わるのだ。23万6500円。
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インディ教授の冒険に欠かせぬ大事な相棒

トゥルーバランスラストにネオコルクソールを合わせたブーツ。ハリソン・フォードがまだ大工をしていた頃から愛用していたといわれ、『インディ・ジョーンズ』劇中でもそのまま着用したことで知られるデザイン。ストームウェルト仕様で、存在感ある佇まい。18万5900円。
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往年のサービスシューズをベースにした一足
往時の軍靴を基にした本作は、クロムエクセルレザー × ミリタリーラストという何ともオトコマエな一足。グッドイヤー社のスポーツソール「スーパークッションソール」を採用しているのもポイントで、硬派なルックスに反してコンフォートな履き心地を楽しめる。

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日本のリクエストで生まれた通称タンカーブーツ

日本の輸入代理店を務めるラコタの血脇氏が、40年代の士官靴を手に米国側に大人のブーツを作りたいと直談判。工場裏の倉庫から探し当てたラストを基に誕生した。迫力あるモカ縫いが施された無骨な見た目に反し、クレープソールの履き心地は柔らか。25万3000円。

※価格表記のないものは2026年7月1日現在販売していない商品です。
※表示価格は税込み
[ビギン2026年9月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。
